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アメリカ合衆国

米音楽業界の売上、ストリーミングサービスの成長によって増加傾向 4

ストーリー by hylom
成長に必要なのはコピーコントロールではなかった 部門より

全米レコード協会(RIAA)が2017年の音楽業界収益についての統計情報を公開した(PDFGIGAZINE)。これによると、2017年の音楽総売上は87億ドル。2015年は67億ドル、2016年は75億ドルだったので、右肩上がりの成長ということになる。

RIAAによると、SpotifyやAmazon、Tidal、Apple Music、Pandoraといった定額制音楽配信サービス(音楽ストリーミングサービス)の利用者拡大がこの成長の大きな要因だという。実際、音楽ストリーミングサービスからの収益は2014年が18億ドル、2015年が23億ドル、2016年が40億ドル、2017年が57億ドルと増加傾向にある。ちなみに2017年の米国の音楽業界の収益のうち65%は音楽ストリーミングサービスによるもので、CDなど物理媒体での販売(17%)やデジタルダウンロード(15%)を大きく上回っている。

音楽ストリーミングサービスが成長する一方で、曲/アルバム単位で購入するダウンロード配信売上は年々低下している。また、CDの売上も低下し続けているが、一方でアナログレコードの売上は増加傾向にあるそうだ。

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  • by Anonymous Coward on 2018年03月26日 17時52分 (#3382652)

    これだけ売れても、ピークであった1999年の半分以下。
    空しい…。

    また
    >成長に必要なのはコピーコントロールではなかった 部門

    とあるが、ストリーミングは完全にDRMによってコピーできなくすることで実現されているので、まったく逆だわな。
    AppleがDRMをなくした音楽配信を始めてから全体としては市場は右肩下がりだった。それが、ピークに比べれば屁みたいなもんだとは言え、戻したのがDRMガッチガチに固めたストリーミング配信だとしたら、成長に必要だったのはコピーコントロールだったと言えてしまう。

    まぁ、このまま萎んでいくよりは、盛り返した方がいいに決まっているのでお祝いを申し上げたい。
    しかし、はっきり言って外から見れば大失敗こいて衰退した後、配信の主導権を売り渡すことでようやく反転した、という状況なので、なぜ上手くいったかと言うよりも、どうしてこうなってしまったのかを分析する話だと思われる。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      DRM云々というよりも、ながら視聴に対応してる方が支持された、ってことかなーとか思うね。
      所有よりも体験、というか。

      持ちたがりの時代が終わるとしたら、人類としては進歩かもな。

      ※物理的な資源に縛られない音楽配信の分野で先行してるだけで、カーシェアを典型として徐々に物の占有が時代遅れになるのかも。

      • by Anonymous Coward

        サブスクリプションモデルが人類の進歩って何の冗談

    • by Anonymous Coward

      定額サービスが原動力とあるように、結局は「需要が違法視聴に食われていた」ことは間違いないね

      「買わない奴はどのみち買わない」
      「タダで宣伝してやってるのだからむしろ貢献している」
      みたいな事を言って犯罪肯定していた人たちを黙らせることが出来るのは有難い

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