ラノベに飽きた学生向け。とりあえず100冊。実は10年前に同様の趣旨のリストを公開したが、さすがに賞味期限が切れてるだろうということで改訂版を出すことにした。今回は直近50年ということで、1970年代以降の作品に絞っている(ただし、2冊だけ例外的に60年代の作品を入れている)。ジャンルや地域などバランスを重視して選んだので、全部読めば読書の幅が広がっていることだろう。これから海外文学を読もうと思っている人は是非参考にしてほしい。
- ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』【Amazon】
- イサベル・アジェンデ『精霊たちの家』【Amazon】
- チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『アメリカーナ』【Amazon】
- マーガレット・アトウッド『侍女の物語』【Amazon】
- カズオ・イシグロ『日の名残り』【Amazon】
- アーヴィン・ウェルシュ『マラボゥストーク』【Amazon】
- ミシェル・ウエルベック『素粒子』【Amazon】
- ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子』【Amazon】
- ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』【Amazon】
- スティーヴ・エリクソン『黒い時計の旅』【Amazon】
- ブレット・イーストン・エリス『アメリカン・サイコ』【Amazon】
- ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』【Amazon】
- アンジェラ・カーター『ワイズ・チルドレン』【Amazon】
- イスマイル・カダレ『誰がドルンチナを連れ戻したか』【Amazon】
- ヤスミナ・カドラ『テロル』【Amazon】
- ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』【Amazon】
- イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』【Amazon】
- ガブリエル・ガルシア=マルケス『愛その他の悪霊について』【Amazon】
- クレア・キーガン『青い野を歩く』【Amazon】
- J・M・クッツェー『マイケル・K』【Amazon】
- ギュンター・グラス『女ねずみ』【Amazon】
- アゴタ・クリストフ『悪童日記』【Amazon】
- ワシーリー・グロスマン『人生と運命』【Amazon】
- フィリップ・クローデル『ブロデックの報告書』【Amazon】
- ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』【Amazon】
- ピーター・ケアリー『ケリー・ギャングの真実の歴史』【Amazon】
- ヴィルヘルム・ゲナツィーノ『そんな日の雨傘に』【Amazon】
- ロラン・ゴデ『スコルタの太陽』【Amazon】
- フリオ・コルタサル『通りすがりの男』【Amazon】
- クロード・シモン『ファルサロスの戦い』【Amazon】
- パトリック・ジュースキント『香水』【Amazon】
- エドワード・P・ジョーンズ『地図になかった世界』【Amazon】
- W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』【Amazon】
- ハビエル・セルカス『サラミスの兵士たち』【Amazon】
- ウラジーミル・ソローキン『ロマン』【Amazon】
- マーク・Z・ダニエレブスキー『紙葉の家』【Amazon】
- アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは……』【Amazon】
- キャサリン・ダン『異形の愛』【Amazon】
- ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』【Amazon】
- キラン・デサイ『喪失の響き』【Amazon】
- ロディ・ドイル『ヴァン』【Amazon】
- ミシェル・トゥルニエ『魔王』【Amazon】
- オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』【Amazon】
- ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』【Amazon】
- ウィリアム・トレヴァー『アフター・レイン』【Amazon】
- V・S・ナイポール『暗い河』【Amazon】
- バオ・ニン『戦争の悲しみ』【Amazon】
- ジョン・バース『船乗りサムボディ最後の船旅』【Amazon】
- オルハン・パムク『わたしの名は赤』【Amazon】
- マリオ・バルガス=リョサ『世界終末戦争』【Amazon】
- リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』【Amazon】
- ジョン・バンヴィル『コペルニクス博士』【Amazon】
- ジュリアン・バーンズ『フロベールの鸚鵡』【Amazon】
- ローラン・ビネ『HHhH』【Amazon】
- エンリケ・ビラ=マタス『バートルビーと仲間たち』【Amazon】
- トマス・ピンチョン『重力の虹』【Amazon】
- ジョン・ファウルズ『マゴット』【Amazon】
- ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日』【Amazon】
- マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』【Amazon】
- カリンティ・フェレンツ『エペペ』【Amazon】
- カルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』【Amazon】
- マルカム・ブラドベリ『超哲学者マンソンジュ氏』【Amazon】
- ボフミル・フラバル『あまりにも騒がしい孤独』【Amazon】
- ジョナサン・フランゼン『コレクションズ』【Amazon】
- ニコルソン・ベイカー『中二階』【Amazon】
- トーマス・ベルンハルト『消去』【Amazon】
- ヴィクトル・ペレーヴィン『虫の生活』【Amazon】
- ロベルト・ボラーニョ『2666』【Amazon】
- イアン・マキューアン『贖罪』【Amazon】
- ジョン・マクガハン『湖畔』【Amazon】
- アリステア・マクラウド『冬の犬』【Amazon】
- コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』【Amazon】
- コラム・マッキャン『世界を回せ』【Amazon】
- ヤン・マーテル『パイの物語』【Amazon】
- ハビエル・マリアス『白い心臓』【Amazon】
- アリス・マンロー『イラクサ』【Amazon】
- デイヴィッド・ミッチェル『ナンバー9ドリーム』【Amazon】
- スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』【Amazon】
- トニ・モリスン『ビラヴド』【Amazon】
- バリー・ユアグロー『ひとりの男が飛行機から飛び降りる』【Amazon】
- ジェフリー・ユージェニデス『ミドルセックス』【Amazon】
- サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』【Amazon】
- ラッタウット・ラープチャルーンサップ『観光』【Amazon】
- アティーク・ラヒーミー『悲しみを聴く石』【Amazon】
- ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』【Amazon】
- ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』【Amazon】
- ウィン・リョウワーリン『インモラル・アンリアル』【Amazon】
- ドリス・レッシング『老首長の国』【Amazon】
- 李文烈『皇帝のために』【Amazon】
- チャン・ジョンイル『LIES/嘘』【Amazon】
- パク・ミンギュ『ピンポン』【Amazon】
- 呉明益『歩道橋の魔術師』【Amazon】
- 甘耀明『鬼殺し』【Amazon】
- 閻連科『愉楽』【Amazon】
- 遅子建『アルグン川の右岸』【Amazon】
- 鄭義『神樹』【Amazon】
- 金庸『鹿鼎記』【Amazon】
- 残雪『黄泥街』【Amazon】
- 莫言『白檀の刑』【Amazon】
- 余華『活きる』【Amazon】
出版社のシリーズものだったら、白水社のエクス・リブリスを片っ端から読んでいくのが良い。国書刊行会の文学の冒険シリーズもまだまだ現役だし、池澤夏樹編集の世界文学全集(河出書房新社)も必読。新潮クレスト・ブックスは当たり外れが大きいので厳選して読む必要がある。