519/519
第505話 それっぽい会議
―――ケルヴィン邸・食堂
夢から目覚めた俺は、直ぐさまに屋敷へと帰還した。ツバキ様から転移門使用の許可を得て、ついでに妾も行く! などと言われなどもして、共に屋敷へと帰還したのだ。そして、食堂にて皆を招集する。夢の中でクロメルと約束した、決戦の日取りについて話す為に。
しかし、しかしだ―――
「美味い、美味過ぎる……! エフィル、また腕を上げたな!」
「お褒めに預かり光栄です、ツバキ様」
「グスタフ様、いい加減に戻って来てください! 一体いつまで国を留守にするおつもりですか!?」
「ええい、その為のビクトールであろうが! 貴様、こんなところにまで押しかけて来おって!」
「ねえねえ、刹那~。あーんさせてよ~。あ~ん」
「「「………」」」
「ちょっと、誤解を招く真似は止めてくださいよ! ほら、刀哉達も目が点になってるし!」
「そうだそうだ! その代わり、おじさんが犠牲になろう! ほらフーちゃん、思う存分あーんして良いよ!」
「……あれはあれで、1つの愛の形なのかしらねん。どう思う、セラちゃん?」
「私ね、これまでを通じて1つ学んだ事があるの。それはね…… 愛は、種族の垣根を越える! 私とケルヴィンが結ばれたんだもの。詰まり性別の壁を越えたって、何ら不思議ではないのよ!」
「まあ! 何て事かしらんっ!」
「の、のうセラよ。種族やら性別やらのその話、ワシへダイレクトにダメージくるから、本気で止めてくれん?」
「あの、ジェラールさん。私なら、その、種族の壁しかありませんし、大丈夫ですよね……? キャッ、言っちゃった!」
「も、もう我慢の限界です…… メルフィーナ様の香り成分が、不足して、グフッ……!」
「コレットちゃん、しっかりして! ケルヴィンお兄ちゃんとリオンちゃんの間に、早く挟まれて!」
―――何か、すっごい纏まりがない……! 今現在行われている食堂内の会話の一部を吸い上げただけで、この濃さである。屋敷の食堂、かなり広い筈なのに、今日は長テーブルの椅子が足りないくらいにごった返しているし、何なのこれ?
大国の王族達はもちろんの事、古今東西の勇者と魔王が勢揃いし、世界最高峰の変態達まで集結している。いや、確かに俺が召集をかけはしたけどさ、こんな直ぐに集まるとは思ってもいなかったよ。精々がマイファミリーに話すつもりの心積もりだったのに、世界会合みたいな面子が揃っちゃったよ。これ、誰が取り仕切るの? え、俺?
「コホンコホン! 皆、今日集まってもらったのは他でもない。決戦の日取りがだな―――」
―――ザワザワガヤガヤ! と、俺が話そうにも一向に喧騒が止まる様子がない。当然だ、一癖も二癖も一転してバク宙するような奴らが、この一室に集まってしまったんだ。静かになったら逆に不気味である。
「ねえねえ、ケルにい」
「ん、どうした?」
もう半分ほど諦めて、服の裾を引っ張りながら俺を呼ぶリオンの声に集中する事にした。今日もリオンは可愛いなぁと、この場の熱気が収まるまで現実逃避開始。うん、それが良い。とても癒される。
「前から思っていたんだけどさ、食堂にあるこの長テーブルって、漫画でよくある敵組織の会議シーンで出てきそうだよね?」
「え? あ、あー…… まあ、確かにありがちかも?」
バトル系の漫画やらアニメやら映画である、敵側の幹部が一堂に会するシーンの事かな? 如何にもな会議室や集会場に集まって、思わせぶりな台詞を各々が言いながら、読者に対する紹介を兼ねてやるやつ。んでもって、必ずといっていいほど、こんなテーブル囲んでるの。
「……まさか、やってみたいとか?」
「遊び、ここだけのちょっとした遊びでさ! 皆まだ盛り上がってるみたいだし、気分だけでも一度味わってみたくて……」
どうやらリオンは、以前からそういうのをやってみたかったようだ。これだけの実力者、加えて濃い面子が揃うのは稀な事。これを良い機会だと見て、提案したって感じかな。その気持ちは分からなくもないけど、流石にこの歳でそういうのは―――
「駄目、かな……?」
「―――皆、集まったようだな。これより、定例会議を始める」
やるしかないでしょ。妹にそんな顔をされたら、それはもうやるしかないでしょ。
「やけに急な召集だったね。何かあったの?」
当然だけど、リオンはノリノリだ。テーブルに両肘を付いて、キャラの1人はやっていそうな姿勢を作っている。
「今は何かと多忙な時期。用件は早く済ませてほしい」
俺とリオンの会話に割って入ってきたのは、意外にも雅だった。こいつはさっきまで、刹那達のやり取りを唖然としながら見ていた筈。なのに自然な流れで入ってきているし、トレードマークである魔女帽を深く斜めにして被るその仕草は一体…… 刀哉と奈々が、今度はこっちを見て目を点にしてるぞ。
「ふふっ…… ケルヴィン、その話は本当なの? これから面白くなりそうね」
何かセラまでもが乗っかってきた。なぜか手にワイングラスを持って、これ見よがしに傾けている。セラの戦闘服はどちらかというと悪役らしい軍服デザインだし、実にそれっぽい。うわ、ちょっと格好良いと思っちゃったじゃないか……! でも、ちょっと待ってくれ。俺、まだ本題に触れてないのに、何が面白くなりそうなの? あとそのグラスの中身、ブドウジュースだよね? 間違ってもワインじゃないよね?
「酷いじゃない、お姉様。世話役のビクトールが倒されたというのに、面白いだなんて」
「ふん、ビクトールがやられたか…… 奴は悪魔四天王の中でも、最も小煩い姑のような男よ」
セラがごっこ遊びに入ったからか、今度はベルが、そしてセラベルが仲間入りして、次は義父さんが会話に参加し始めた。本場の悪魔なだけあって慣れているのか、それっぽい雰囲気が凄い。で、何で君らまでグラスを掲げているのよ? バアル家は酒が弱い癖に、そういう取り決めでもあるのか? ベルの持つカクテルグラスなんて、シュワシュワの炭酸水にチェリーまで添えてある。 ……おい、ただの炭酸水なんだよな!? 信じて良いんだよな!?
「………」
ちなみにビクトールは、空気を読んで口を挟まなくなった。完全に空気と化してベルが言い出した設定を頑なに守ろうとしている。手には色紙があり、そこには『ブドウジュースと炭酸水です』という達筆な文字が記されていて――― ああ、できる部下で苦労人って、正にビクトールの事を言うんだろうな……
「ご主人様、一度落ち着きましょう。紅茶をどうぞ」
「あ、ああ、そうだな。ありがとう、皆にも振舞ってくれ」
それからもこの流れは伝染に伝染を重ね、遂には全員参加型の芝居のような様相を呈する事に。ひょんなところから通じた、全員の意思疎通。折角なので、俺はこれを利用させてもらう事にした。
「―――という訳だ。来週末に東大陸、西大陸、北大陸の中心海域にて、あの白き方舟との決戦を行う」
「フォッフォッフォッ、腕が鳴るのう」
「くくっ、輸送に関しては妾らトラージ航空艦隊に任せてもらおうぞ。船に乗ったら最後、帰る保証のない片道切符ではあるがな」
「いいえ、きっと大丈夫です。我らには神の加護があるのですから、最早それは定められた運命。神に仕える巫女として、私が保証致します」
「何を言っているんだい、コレット? その神様みたいな奴と戦おうとしているんだよ。論理的におかしいと、フーちゃんは思うのだよ。こう、データが足りないし、運命なんて気にせず殺っちゃえば良いんだよ! へへっ!」
「あらん、神様に不満を持ってるのん? ならぁ、私が新たな女神に立候補しようかしらん?」
持ち前の地位や性格を活かす者がいれば、キャラを作り過ぎて崩壊しかかっている奴もいる。しかしながら、元ネタが会議形式という恩恵もあって、肝心の議題については滞りなく周知する事ができた。結果的にリオンに感謝感謝だ。あと、正直なところ俺自身も少し楽しくなってきている。コミュニケーションの一環だと考えれば、こういった手法もありなのかもしれない。
「ふふっ。楽しいね、リオンちゃん」
「あ、シュトラちゃん! さっきは迫真の演技だったよ。クールな女幹部の姿が垣間見えたもん!」
「えへへ、何だかお城での会議を思い出しちゃって」
「うん、お城? どういう事?」
「秘密だよ~」
「ええっ、教えてよ~」
こうしてバラバラだった俺達の心は繋がり、一致団結して決戦へと臨む事となった。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全309部分)
- 33849 user
-
最終掲載日:2018/03/24 18:00
再召喚された勇者は一般人として生きていく?
異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。
だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全412部分)
- 21821 user
-
最終掲載日:2018/03/18 11:00
マギクラフト・マイスター
世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1833部分)
- 21496 user
-
最終掲載日:2018/03/26 12:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全141部分)
- 23760 user
-
最終掲載日:2018/03/19 02:18
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全118部分)
- 23477 user
-
最終掲載日:2018/03/05 08:32
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全221部分)
- 24112 user
-
最終掲載日:2017/11/30 20:07
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全398部分)
- 27194 user
-
最終掲載日:2018/03/26 12:00
異世界はスマートフォンとともに。
神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全465部分)
- 21234 user
-
最終掲載日:2018/03/23 19:39
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 25453 user
-
最終掲載日:2018/01/07 20:00
境界迷宮と異界の魔術師
主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1423部分)
- 25109 user
-
最終掲載日:2018/03/26 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全409部分)
- 29943 user
-
最終掲載日:2018/03/19 23:13
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全824部分)
- 25362 user
-
最終掲載日:2017/12/24 00:00
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全537部分)
- 24246 user
-
最終掲載日:2018/02/03 23:34
盾の勇者の成り上がり
盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全871部分)
- 20443 user
-
最終掲載日:2018/03/22 10:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。
そうして導き出された//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全187部分)
- 24184 user
-
最終掲載日:2018/03/16 00:34
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部分)
- 27247 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全128部分)
- 27991 user
-
最終掲載日:2018/03/14 16:38
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた
◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全194部分)
- 21048 user
-
最終掲載日:2018/02/24 21:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~
書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!
魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする
だが、創造の魔王プロケルは絶望では//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全222部分)
- 23695 user
-
最終掲載日:2018/03/23 19:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )
◆カドカワBOOKSより、書籍版13巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! 現在アニメ版が放送中です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願いします!】】】
//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全572部分)
- 33153 user
-
最終掲載日:2018/03/25 18:00
LV999の村人
この世界には、レベルという概念が存在する。
モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。
また、誰もがモンス//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 21596 user
-
最終掲載日:2018/02/26 00:08
奪う者 奪われる者
佐藤 優(サトウ ユウ)12歳
義父に日々、虐待される毎日、ある日
借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。
死んだはずなのに気付くとそこは異世界。
これは異//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全243部分)
- 21871 user
-
最終掲載日:2018/03/26 18:00
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部分)
- 27386 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全180部分)
- 25880 user
-
最終掲載日:2018/03/17 16:22
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部分)
- 24814 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1682部分)
- 28065 user
-
最終掲載日:2018/03/26 18:00