昨年、私は学校を卒業した後、半年間ほど塾講師のアルバイトをして、そのあとSIer企業に就職した。
就職してからは二ヶ月外部の研修を受けて、現在は本社で簡単な仕事をしている。
そんな私が就職してから思ったことを淡々と書きたいと思う。(これを読んだ人は「4ヶ月で何がわかるんだ!」というかもしれないが)
ほとんどの人はIT未経験(そもそも、時期的にも中途採用の人向けの研修だったから当然といえば当然)。中には少しだけRubyなどを触ったことがある人もいた。
先輩社員の話を聞く限り、自分が思っていた以上に業界で使われている技術は普通(SIerだけもかもしれない)。
「ReactでDockerがパージでコクーン」なんてことはなかった。
snsなどで見かけるイケイケ技術大好きな学生が見たらウンザリしそう。
私自身、元々流行りものに乗っかるタイプでは無かったのでこの辺は気にならなかった。
ただ、周りの話を聞くと未だにgitすら導入していない現場があるらしいので、それだけは勘弁してほしいと思った。
これが今のところつらい部分。
やっている仕事が思っていた以上に退屈。
ここ二ヶ月、ほとんどエクセルのシートを眺めている。たまにソースコードを見るときもあったが、ほとんどエクセル。
『宇宙よりも遠い場所』というアニメで登場人物が「これは清掃、これは工場、工場...」と自分がやったバイト名をボソボソ呟きながら、一万円札を給料袋から取り出して床に並べているシーンがあったが、
アレを私がやったら「エクセル、エクセル、エクセル....」といった感じになるだろう。
このことを先輩に話したら、「俺も半年ぐらいエクセル触ってた」と言われた。マジかよ。正気かよ。
入社して4ヶ月、既に心が『『虚無』』になりつつある。
いや、虚無というより『空』という方が正しいかもしれない。徐々に心が空っぽになっているのを感じる。伽藍銅。
空の境界という作品に登場する人物が「伽藍堂だということは、いくらでも詰め込めるということだろ?この幸せ者め、、、」と言っていたが、私の場合は空になった心に淀んだ何かが詰まっている気がする。
これから先が視えない。
ここ二年ぐらい、自分の先について悩んでいる。
専攻が情報系だったこともあり、とりあえず就職先に今の業界を選んだがしっくりこない。
自分でもっとプログラミングなどのスキルを磨いて転職するという気も起きない
4年ぐらい前までは趣味でアプリケーション開発をするぐらいには熱があったが、今はもう無い。
薄々、気づいていたが私にはITに関する熱意がもう無いのかもしれない。
かといって、他にできることも無い。
帰ってきてくれ俺の熱意。
とりあえず色々書き出した。
文章を書くのって疲れるんだなぁ。。。
そういえば、この間IT業界志望の友達に相談されたけど、いい受け答えできなかったなぁ。。。
この間、久しぶりにバイト先の生徒に会ったらさ
「先生、あまり楽しくなさそうだね。もっと楽しそうにしなよ!」
と言われた。
子供は何も知らないんだな。僕もちょっと前まではあんな感じだったのかもしれない。
生徒の言葉にどう答えていいから分からなかったので、とりあえず
「お前もいつか、俺に追いつく日が来るぞ。」
と言っといた。(このあと生徒に笑われた)
SIerにはなれたが、エンジニア職じゃなかったんだろうな