2018.03.10
患者さまの個人情報の流出について
平成30年3月10日
医療法人財団慈光会
堀切中央病院
理事長 澤田 京子
病院長 鈴木 正行
この度、当法人が管理する個人情報記載書類のうち少なくとも19枚が、その廃棄を委託した業務委託会社による廃棄物処理施設への運搬途中、何らかの事由により道路上に散逸し、個人情報が流出する事態が生じました(上記19枚については回収済みです)。
関係者の皆さまにご迷惑をおかけし、また、地域の皆さまにご心配をおかけすることになりましたことを心よりお詫び申し上げます。
第1 概要
1 個人情報記載書類の流出を確認した日 平成30年3月2日
2 回収した書類及び個人情報の内容
(いずれの書類においても、患者さまの住所及び電話番号は記載されておりません)
(1)居宅サービス・地域密着型サービス介護給付費明細書 16名さま分
漢字氏名、カナ氏名、生年月日、性別、
介護保険被保険者番号、要介護状態区分、
介護給付費明細等
(2)当院受付票 16名さま分
患者番号、漢字氏名、カナ氏名、
生年月日(年齢)、性別、診療科等
(3)介護保険審査増減単位数通知書 1名さま分
カナ氏名、被保険者番号、サービス項目コード等
(4)診療報酬明細書 1名さま分
漢字氏名、生年月日、性別、傷病名、
公費受給者番号等
(5)点検レセプト 1名さま分
患者番号、漢字氏名、生年月日(年齢)、
性別、健康保険被保険者記号番号、傷病名、
検査及び処方内容等
第2 経過
1 平成30年3月2日午後0時35分頃、業務委託会社が当院に到着し、廃棄対象となった個人情報記載書類を当院より収集しました。
同日午後2時50分頃及び午後2時55分頃、当法人は、同一区かつ同一町(以下「本件同一地域」といいます。)内の2つの事業者さまより、それぞれ、当院の連絡先が記載された個人情報記載書類を拾得した旨の通報を受けました(同書類合計2枚は回収済みです)。
同日午後3時00分頃、当法人より業務委託会社に連絡し、同社が収集した個人情報記載書類が何らかの事由により道路上に散逸している可能性があること等を説明し、事実確認を要請しました。業務委託会社からは、個人情報記載書類を収集した運搬車の経路を辿り、同社社員が当院を来訪する旨の回答を受けました。
同日午後4時45分頃、本件同一地域内の別の事業者さまより、当院の連絡先が記載された個人情報記載書類を拾得した旨の通報を受けました(同書類1枚は回収済みです)。
同日午後4時50分頃、業務委託会社社員が当院に到着し、本件同一地域内において、当院より収集した個人情報記載書類のうち12枚が道路上に散逸していたことを確認し、これらを回収したことの報告を受けました。
同日午後5時15分頃から日没後の午後6時15分頃まで、当法人職員及び業務委託会社社員が本件同一地域内の捜索に従事し、新たに、個人情報記載書類4枚を道路上より回収しました。
2 3月3日、当法人職員及び業務委託会社社員が改めて本件同一地域内を捜索しましたが、個人情報記載書類の発見には至りませんでした。
3 3月9日現在、個人情報記載書類発見に関する通報は上記合計3件にとどまっており、本件同一地域外からの通報は受けておりません。
また、個人情報の拡散や不正利用等の二次被害は確認されておりません。
第3 対応
1 当法人は、個人情報記載書類の流出確認後、直ちに関係者を招集して緊急対策会議を開催し、個人情報保護委員会及び東京都福祉保健局に報告を行いました。
また、回収した19枚の個人情報記載書類の対象となった患者さま(のべ35名さま)へ、個別にお詫びを行い経緯をご説明するため、謝罪文を送付いたしました。
2 当法人は、引き続き、両行政庁の指導のもと、弁護士とも協議の上、適切に対応して参ります。
また、お知らせすべき新たな情報が判明した場合には、随時、ご報告いたします。
第4 再発防止に向けた取り組み
1 業務委託会社に対し、当法人との契約における契約内容の遵守を徹底するよう指導します。
2 個人情報の管理体制を再点検し、再発防止を講ずるとともに、当法人で業務等の活動を行うすべての者に対して個人情報の適正な管理の徹底を図るよう改めて周知、注意喚起を行います。
3 研修等を通じて、個人情報の適切な取扱いについて法令遵守徹底を行います。
第5 本件に関するお問い合わせ先
堀切中央病院 医事課
電話 03-3602-3135(担当:柳田)