徹子の部屋 沢村一樹[字] 2018.03.23

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この時期に獲れるホタルイカは、「春の風物詩」となっています。
競り落とされたものが、塩ゆでされると鮮やかな赤色に。
このあと京阪神や金沢などに出荷され、日本海の春の味が食卓に並びます。
(黒柳)まあ可愛い。
今日のお客様の子供の頃のお写真です。
お母様と一緒に。
どなたでしょう。
そうです。
俳優の沢村一樹さんです。
まあ随分背が伸びたんですね。
どうぞお入りください。
はい。
50歳になってますます魅力的に…。
大変お忙しい方ですが時間ができるとすぐ鹿児島にお戻りになってあることをなさるそうです。
だんだん伺っていきます。
今日お父様のことなどもお伺いさせていただきます。
ようこそおいでくださいました。
よろしくお願いします。
まあ今ちょっと拝見したら背が高くて格好いいと思ったら百八十何センチ?184です。
すごい。
ねえ。
最近でもちょっと縮んだかもしれないですね。
そうなんですって?奥様そう仰るんだって?かみさんが去年1センチ伸びたんですよ。
何歳?奥さんって。
45になったばっかりなんですけど44歳の時に。
伸びた?1センチ?はい。
であなたは縮んだの?僕はたぶんちょっと縮んでて「あれ?ちっちゃくなった?」って言われたんで。
奥様に?そうなの?でもまあそんなにちっちゃくなったとは思いませんけどまあお背が高いわね。
184センチ?はい。
それであなたの家の子供がまた3人いらっしゃるのね?はいそうです。
それで3人いらっしゃるんですよ息子さんばっかり。
男ばっかりですね。
長男が187センチ?はい。
大きいでしょ?立つと。
あっすごい。
真ん中が沢村さんなんです。
そうです。
左側が次男。
本当に足長いねみんなね。
これでも2年前の写真なので実際は…。
もっと大きい?はい。
次男は僕と同じかもしかするとちょっと大きいかもしれないぐらいです。
三男は小さいからねまだね。
でも三男もだいぶ大きくなりました。
でも小学校1年生?はい。
随分大きいと思わない?この時はまだ幼稚園ですね。
あっそう。
そうかそうか。
はい。
みんな背がどんどんどんどん伸びていいわね。
でもあなた絶対反抗期なんかないようにもし「クソババア」なんてあなたの奥様のことを言ったらもう許さないって言い聞かせて育てたって。
それはもう僕がというよりもかみさんが。
クソババアという言葉を使ったらもうその瞬間勘当です。
本当?おたくはね。
はい。
みんなそれ守ってるの?守ってますね。
脅しじゃなく本気で言ってるので。
そうか。
でもこの頃本当に子供って言うんだってねクソババアなんてお母さんのことを。
ああそう…。
家ではあり得ないですね。
ねえおたくはね。
それは良かったわね。
そういうことを許さないっていうふうに教えておいたほうがいいわよね。
それ一個だけなんですよ。
それ一個だけ言い聞かせてて子供の頃から。
そうするとやっぱりちゃんと守りますね。
そうですよね。
でも子供の頃なんですけどお父様がほとんど家にいらっしゃらないような方だったんでお母様がとても一生懸命働いてあなたを育ててくだすったんでお母様に反抗するとかお母様になんかするなんていう気は全然なかったんですって?えーとそうですね。
僕自身は反抗期って言われるようなものはなかったです。
反抗期っていうのは結構贅沢なご家庭で起こるものだっていうふうに…。
そういうふうに言われてた?はい。
反抗期を起こす余裕もなかったぐらいだったので。
そうなの?じゃあね。
なんかお母様が口癖があって…お母様の口癖。
「貧しいながらも楽しい我が家」っていうのをそれをずっと言ってました。
だからそういうお家だったので…。
でもお母様明るい方だねこうやって見てるとね。
そうですね。
明るい人じゃないとこの色のシャツは着られないですよね。
そりゃそうでしょうね。
すごい奇麗な色ですもんね。
お母様りつ子さん。
あなたの妹さんを抱いてらして。
あなたちょっとしけた顔してるけどでもまあ可愛いわね。
まぶしかったんですねきっと。
まぶしかったんでしょう。
でも可愛い。
ねえ。
ちょっとみやぞんに似てません?この写真。
そう?フフフフ…。
子供の時って顔どんどん変わるんでしょうね。
でもお母様グーの形に手をしたらもうすごく怖いのでどんなご反抗もしなかったんですって?えーとはい。
本気で怒った時はグーの真ん中をちょっとこう盛り上げてこれでガッて。
「私はもうちっちゃい時からこれでケンカ買ってきたんだ」っていう…。
お母様が?すごいわね。
「これはすごいんだよ」っていうのをずっと言われて。
ちょっとなんか悪さするとハアーってやられるともうピッてなる。
いい子だわね。
それじゃあ全然反抗なさらないで?全然ではなかったですけどその反抗期っていうものはなかったです。
なかったのねやっぱりね。
特にお父様がちょっとあれだとするとお母様が一生懸命働いてらした…。
これ仲いいのね。
そうですね。
可愛いねこうやって見るとね。
ちょっとガールフレンドみたいに見えなくはないっていう感じもしますけど。
たぶんこれは久しぶりに…。
今はもうしょっちゅう帰るんですけど当時は僕もそんなにお金もないし久しぶりに鹿児島帰った時の写真です。
そうなの?今よりもあなたちょっと老けてるっていうかさなんかさ。
なんかねなんていうの?そうですね…。
今のほうがパッとしてるわねずっと。
ねえ。
今のほうがパッとしてます。
ありがとうございます。
若々しい。
ハンサムで。
でもお父様には反抗してらしたって?おやじと会う機会がそんなになかったので僕は。
ちょうど物心ついて反抗期って言われる時にはもう両親離婚しておやじ家にいなかったので。
そうだったの?家にいたらもしかすると反抗期があったかもしれない…。
でもお父様ハンサムな方なんですよねこうやって拝見すると。
どうなんでしょうね…。
お母様と。
お父様ハンサムじゃない。
2人とも大きいですね。
ねえ大きいよね本当。
お母様も大きいんだ。
そう。
それじゃあ離婚なすったの?そうですね。
この時はすごいお坊ちゃまみたいな服着させられてますけど。
あなた?あれ。
七五三か何かの写真なのかな。
そうかもしれない。
だからやっぱりいいお洋服ねあなたに着せようとお母様思ってらしたんじゃないかしらね。
そうかもしれないですね。
うちのおやじが割とぼんぼんだったらしいんですよね。
なるほど。
だからそういうふうになっちゃったのもなんかそういうことからお家の育ち方…。
かもしれないです。
かもしれないからなんとも言えないわよね…。
贅沢がちょっと身についちゃってたのかもしれないですね。
どんなお父様でした?僕の中では…僕個人的にはなんの恨みもなくて僕にとってはそんなに悪いおやじではなかったんですけど…。
何歳の時に離婚なすったって?えーと中学に上がる時です。
じゃあ割と小さい時だわね。
はい。
小学校3年ぐらいからはもう母は僕が中学に上がるまでは我慢するっていうことだったらしいんですけど。
そうなの?はい。
でも家で僕に…僕ら子供に対してはそんなにきつい父親ではなかったんですけどやっぱり夫婦の…。
何があったのか僕もよくわからなかったので仲はあんまりいいほうではなかったです。
そうなの?で結局離婚っていうことになってお父様お家を出ていっておしまいになったんでお母様は働くことになって。
はい。
随分お母様一生懸命働いてくださったんですってね。
そうですね。
働いてましたね。
でも…どうなんだろうな?ただいつもお金がないっていう印象はありました家に。
そう?だから「貧しいながらも楽しい家族」とお母様仰ってたっていうんだから。
父親が作った借金を母親が返済したりしてたので。
それは大変だわね。
普通の主婦でね借金返すなんていうことはできないぐらい大変でしょそれは。
大変だったらしいです。
内職とかねなんかいっぱいやらないと。
はい。
そうなの?でもあなたは親孝行な子でそういう時将来僕が働いてなんとかしてあげようなんて思った?そうですね。
あの…まあ芸能の仕事だったりこういう世界に行けっていうのは母親の希望は強くありました。
そうなの?えー。
いずれそっちを目指したほうがいいんだろうなっていうのは物心ついた時にはもうそういうふうに言い聞かされてるところはありました。
鹿児島で?あっそう。
何歳の時東京いらっしゃったの?あなた。
二十歳になったもうその1週間後ぐらいです。
そう?じゃあ高校を出て?高校を出て1年バイトして。
上京するお金も自分で作って出てきたので。
大変。
大変…。
でも東京出てきた時18万しか僕持ってなかったんですよ。
全部で?はい。
部屋も決まってないのに。
18万ぐらいあれば…当時の僕にとっては大金だったのでなんとかなるだろうと思ったら18万じゃ部屋も借りられないんですよね。
ちょっと部屋借りられない。
で友人のところに転がり込んでちょっとお世話になったりしましたけど。
そうなの?でも何かしようっていう…こういうふうに何かをやろうっていうその目的はあったんですか?役者をやりたいなっていうのはもうずっと子供の頃からあったんですよね。
色んなことがあって高校卒業の頃お父様が亡くなったって?はい。
19の時ですね。
19の時?そうか。
お葬式っていうかお通夜あるけど…連絡来てるけど行ってきなさいって言われたんですけど…行く気にならなかったですね。
あっそう…。
はい。
なんとなくその…自分も合わせる顔もないし母親に対する気遣いみたいなのも半分ありました。
そりゃそうですよね。
他の方と結婚してたかなんかしたの?その時。
いえ全然。
おやじもずっと生涯独身でしたけどそのあとは。
生涯独身だったの?お父様。
表向きはですよ。
ハハハッ。
まあね。
ガールフレンドはいたかもしれませんけど。
でもまあお一人でいらっしゃって。
はい。
そう。
じゃあ割と早くお父様亡くなっちゃったんだ?そうですね。
まあ変な言い方ですけど今思うと介護もしなくていいし本当言い方は良くないかもしれないですけどすごく…なんだろう?僕らにとっては肩の荷がちょっと下りたというか。
子孝行の?子孝行だったのかなっていう気はします今思えば。
何歳だったの?お父様その時。
若いんですよ。
57です。
えー本当に?えーそう。
でもその時お葬式になんかいらっしゃらなかったんですって?あなた。
はい。
その分それの後悔もあって何年か前に墓をちょっと建て直して。
どこに?鹿児島に。
ああそうなの?はい。
元々墓地はあったんですけどそこがもうだいぶ荒れていてでいつか奇麗にしたいなと思ってたんですけどもちょっとちょうどいい機会があったので友人たちにちょっと手伝ってもらって。
えー。
あっそう。
そうするとお父様の命日とかそういう時には鹿児島にお帰りになって?えーと命日はできるだけ帰るようにしてるんですけどどうしても春のドラマ入ったりすると帰れないのでその前に帰ったりあとは休み…ちょっと空くと鹿児島に帰るようにしてます。
鹿児島帰っちゃう?まあ今飛行機だとねすぐですもんね。
そうですね。
まあ墓参りに行くっていう大義名分を得てゴルフやったり…。
ゴルフ?鹿児島の友人に会いに行ったりしてるんですけど。
でも鹿児島の友人が…。
僕はちょっと迷ったんですね。
東京に全部墓を…墓ごと持ってきて東京で供養してあげたほうが僕らもよく墓参りにも行けるしと思ったら鹿児島の友人の一人が「それをすると鹿児島を捨てることになるから墓は絶対自分が生きてる間は鹿児島に作れ」って言われて。
でも彼に言われたとおりにやって良かったなと思います。
やっぱり鹿児島と今もつながっていられるのはそのお墓があるっていうのが大きいと思うので。
そうですよね。
それでお墓へ帰るとそれがお父様の命日じゃなくてもお墓のところへ行けばやっぱりね磨いたりするんですって?ピカピカに。
はい。
僕は大体墓参りは2時間から3時間かけて。
本当に?はい。
鹿児島火山灰が降るんで荒れるんですよ。
うん。
積もってるの?はい。
もう本当に何カ月…2カ月3カ月に1回しか帰れないので帰った時はたっぷり時間かけて掃除するようにしてます。
なんかお掃除道具っていうのにもこだわって持ってらっしゃるんですって?そういうもの。
はい。
傷つけないようにっていうのとあとは「雑巾で墓石を拭くのは失礼じゃないか」って妹に言われて。
フフフフ…。
そこ…墓石だけは新しい新品のタオルで毎回拭くようにして。
あっそうか。
新しいのでね。
周りは他の雑巾みたいのでしますけど。
なるほどなるほど。
それは途中でお父様に対しての気持ちがちょっと変わったっていうこともあります?そうですね。
元々僕そんなに憎んでたわけじゃないので。
ただ母親の体もあるし母親の味方を僕はしたほうがいいなと思っていたので。
まあそうですね。
それももう年を取って母親もそんなにおやじのこと言わなくなったし僕自身は恨みないんで。
あっそう。
そろそろもう…。
あとは自分にやっぱり家族ができたっていうのは大きいですね。
そうね。
自分の息子が自分に対してどうするだろうとかっていうこと考えたらね。
はい。
子供たちに墓参りをしてる姿っていうのを見せたいなっていうのがあって。
で連れていったの?鹿児島に子供たち。
はい。
時間が合う時に連れていってます。
そうですか。
で一生懸命拭いたりなんかして子供たちにもそこのところ手伝わせたりなんかして?はい。
そうですか。
でもお父様きっとお喜びになるでしょうね。
そうですね。
まあ父親だけじゃなくてご先祖様みんなが喜んでくれるといいなと思ってるんですけど。
そうですか。
坊ちゃんが…次男の坊ちゃん?はい。
携帯事件っていうのがあって。
はい。
どうしたの?それ。
あんまり口うるさく言いたくないんです。
父親はあんまりうるさくないほうがいいと思うんですけど。
あまりにも携帯触ってるので1回取り上げたんです。
うん。
で30分でいいから1回家で教科書を開けるっていうことをやってみろっていうぐらい教科書を開けないんですよ。
家でなんにもやらないんで。
「明日理科でも社会でも保健体育でもなんでもいいから…自分の得意な科目でいいから30分教科書を開けてどういう勉強をするのかっていうのをプレゼンテーションしろ」。
「プレゼンが良かったら携帯返してやるからそれまで預かっておく」って言って取り上げたんですけど次の日何も言ってこないんですよね。
あれ?なんにも言ってこない。
携帯いらないのかなってかみさんに「昨日こうこうこういうふうにあったんだけど何も言ってこないんだけどなんか聞いてる?」って言ったら「あっそういえばなんか言ってたな」。
「“勉強するくらいなら携帯はいらない”って」。
ハハッ!すごいね。
すごくありません?それ。
すごいなと思いました。
よく言ったなと思って。
もう負けですよね僕の。
そうね。
それだけ見てる携帯がいらないっていうぐらいしたくないんだからね勉強を。
「勉強するぐらいなら携帯いらない」って言い放ったんですよ。
どうした?それで。
返しました。
もういいやと思って。
それから勉強しろっていうのももう言わなくなりましたし。
そう。
その子は何年生の子?今中学2年です。
去年中学1年の時に言ったんですけど。
そう。
まあ中学にやっと入ったんだからその子にしてみるとひと息つきたい時だったかもしれない。
わからないけど。
でも成績普通なんですよ。
良くもないしそんなに悪くもないし。
そんな悪くないならいいんじゃないの?どこかでやってるんでしょうね。
きっとそうだと思いますよ。
見えないところで。
不思議ですけど。
そういう子はきっとあなたの見えてるところでは絶対勉強してないんでしょうきっとね。
でもテスト前はやってます必死で。
あっそう。
はい。
最近やるようになりました。
可愛い可愛い。
そうなんですか。
偉い。
でもなんか子供たちには「自分の運命の中で生きろ」って…。
そんな難しいと思いますけど「自分の運命の中で生きろ」って言ってらっしゃるんですって?あなた。
はい。
大変。
僕はある占師さんに「子供の時苦労されたでしょ?」って言われて。
「でも子供の時の苦労は親が背負ってる運命の中にいるから苦労してるので自分のせいじゃないから」って言われたんですよね。
えーすごい。
なので僕はもう親の運命の中から外れてるので今は仕事もおかげさまで楽しくやらせていただいたりっていうのは自分の運命の中にいるからだよっていうことを言われて。
えー。
それは子供たちにも言ってます。
「今は僕の運命の中にいるからこんな感じだけど自分の運命っていうのはまた自分で変わってくるから…勉強しなくてもいいけど楽しく生きていけよ」って。
その時はその時でお前の身に降りかかってくることだからっていうことですよね。
へえーそうですか。
でも去年はあれでしたよね野際さんが亡くなって…。
私も親友だったんでものすごく思うと悲しいんですけど。
『DOCTORS』っていうので一緒に出てらしたんですってね。
はいそうですね。
野際さんお通夜も本当に身内の方だけでやられたので。
そうそう。
遺言だったらしいんですけど。
でもどうしてもお線香を上げたいっていう話をしていたらちょうど娘さんの樹里さんがご自宅にいらしてくださいっていうことだったのでお邪魔して。
そう…。
結構長い時間…。
たぶんお忙しかったんでしょうけど1時間半か2時間ぐらいお邪魔して。
そうなの?でもねあの人いい人だったから野際さんって。
野際さんが時々僕の話を家でされてたらしいんですね。
えーどんなこと?あなた随分一緒だったのね。
はい。
僕は何かあると「野際さんが一番好きです」っていう話は…色んなところでしてたんですけど。
その時野際さんがよく家の中で僕の話をしてくださってて「何言ってたんですか?」って言うと「沢村君は私のことをたぶん好きだと思う」って仰ってたらしいです。
面白いねあの人言うことが。
はい。
一応…一応というか樹里さんにはそのとおりでございますっていう話はしたんですけど。
そう。
そう言ってたって?はい。
もうそのひと言が聞けただけでも本当嬉しかったなと思って。
良かったですよそれ聞けてね。
でも本当にそういう感じだったの?野際さんのことは。
はい。
僕旅番組行く時も「どなたと行きたいですか?」って言われた時に野際さんをちょっと逆指名させていただきまして。
そうですよね。
『旅の香り』の時?これです。
はい。
どこいらしたの?これ。
これ新潟に一緒に行ったんですけど楽しかったですね。
「何を一緒にやりたいですか?」ってスタッフの方に聞かれて「温泉に一緒に入りたいです」って。
いいわね。
私見たわよそれ確か。
本当ですか?そしたら快く受けてくださって。
でも本当に同じ温泉の中入ってたわね。
はい。
一緒にお風呂に入らせていただきました。
私おおすごいなと思って。
野際さん大胆と思って。
はい。
あの辺のなんていうか気さくさというか…。
そうね。
あんまりこだわらないところが本当に現場でも勉強になりました。
そう…。
そうなの?えー。
ただちょっと後悔してることがあるんですって?そうなんですよ。
去年『やすらぎの郷』を…。
野際さん?野際さんが撮っていらして。
僕ちょうど隣のスタジオで別の局ですけど連ドラを撮っててちょっと挨拶行こうと思って挨拶に行ったらメンバーがすごかったんですよね。
石坂さんだったり浅丘ルリ子さん…。
浅丘ルリ子さん。
八千草さん。
もうすごい方たちが…。
有馬稲子さん。
そう。
これはどなたに最初に挨拶すればいいんだろうと思って。
そうか。
尻込みしてしまって遠くから野際さん姿だけはちょっと拝見させてもらったんですけど。
『DOCTORS』でご一緒するだろうって思っていたので。
なるほど。
その時でじゃあいいのかなと思って挨拶しないままもうそれがお目にかかった最後の…。
そうだったの?喜ぶのにねあなたが…。
やっぱり声かけておけば良かったなと思って。
そういう時ってね…。
はい。
まさかでも…。
そんなに早くね。
はい。
僕野際さん90まで生きると思ってたんですよね。
私もそう思ってました。
本当に…あんなに早くね。
すごいお元気な方だったので。
お元気でした。
ねえ。
でも面白い人だったね本当にね。
はい。
すごく楽しい方でした。
大好きだった私もね。
野際さんからなんか習ったことって…学んだことってあります?いやあこれといって…。
こういうふうにしたらいいわよとかって仰る方じゃないじゃないですか。
そうそうそうそう。
でももう本当に現場での姿を見てですね。
あとはセリフを自由自在にこう…「これは伝わりにくい」。
「ちょっと変えちゃおう」って言ってパッて変えたりっていうのも…。
そうそうそう。
なんだろう?すごく楽しそうに仕事をやられてる姿はもう何年も拝見してたので。
一緒にね共演してらっしゃるとねそうだと思いますよね。
すごくこう肩の力が抜けていい意味でこだわりがないというかこういうふうにしなきゃいけないものなのっていうことがなかったじゃないですか。
そうそうそうそう。
格好いいなと思ってました。
そうですよね。
本当。
素敵な人でしたよね?はい。
本当に素敵な方でした。
ねえ。
残念…。
ちょっとコマーシャルいきます。
そうそう。
すごく面白そうな…。
今週二夜連続でアガサ・クリスティのドラマ2作品を?はい。
土曜日と日曜日にやります。
そうですってね。
それであなたとそれから天海祐希さんと両方一緒に出てるっていう感じですよね。
片っぽはあなたが主演片っぽは天海さんなんだけど。
第一夜は『パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜』
(天乃瞳子)「女の人の首を絞めてたのね?」「死体があるとすればこの辺りね」
続く第二夜は『大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜』
(綵まど香)「こういうの脅迫状っていうんでしょ?」
(神ノ小路凛)「うっ!」
(神ノ小路公記)「死んでる?」
(相国寺竜也)「明らかな計画殺人です」あなたが主役のほうは『大女優殺人事件』っていうのそう?はいそうです。
これ去年もやらせていただきましてその時…ちょっと風変わりな刑事なんですけれども。
そうなの?はい。
同じ役でまた今年もやらせていただきます。
アガサ・クリスティさんの原作は何年経っても色あせないですね。
本当すごいですよねあの方はね。
大体どんな話です?これは。
えーと犯人はですね…。
犯人は言わないで。
大女優というか往年の大女優。
本当に…。
原作は少し前の話になるんですけれどもハリウッドの大女優さんが原作では…。
今回あの…黒木瞳さんが。
おお。
もう演技のこと以外考えてないっていうぐらいのすごい女優さんを演じてらして。
ええ。
あと津川雅彦さんだったり古谷一行さんだとかすごいもう…。
面白いですね。
はい。
ベテランの役者さんたち…。
なかなかサスペンスではこれだけの俳優さんをお目にかかれることっていうのは少ないと思うんですけど現場も素晴らしかったです豪華で。
本当?良かったね。
はい。
楽しみね。
まあ今週だそうですので。
二夜連続で楽しみです。
はい。
大体あなた沢村一樹っていうのは「いっき」が正しいので「かずき」って言ってる人がいるけどそれは違うんですね。
「いっき」が正しいんだって?そうです。
「いっき」ですね。
なんだけど本当は野村まんたろうっていう人なんだって?あなた。
いや本当は野村耕蔵なんです本名は。
あっ野村耕蔵なの?はい。
でも「1週間以内に芸名を決めないと野村まんたろうで決まります」っていう…。
言われたの?事務所に言われて。
野村まんたろう悪くないんですけどちょっと考えさせてくださいって…。
でも野村耕蔵っていうのが本当の名前なの?本名は野村耕蔵っていいます。
面白かったね。
はい。
「“耕蔵”ちょっと…“耕蔵”なんとかならないか」って事務所に言われて。
そうだね。
やっぱりちょっとね。
やっぱりそれは沢村一樹っていうのは全然いいもんね。
ありがとうございます。
自分で考えたの?それ。
はい。
画数を全部調べて。
そうすると最後1文字しか入らなくなって「乙」にするか「一」にするかっていう選択肢しかなかったんですよ。
「乙樹」?「乙樹」はちょっとと思って「一樹」にしました。
で「一」に…。
でも良かったですよねちょうどね。
そうですね。
僕自身は気に入ってますけど。
私もとてもいい名前だと思いますよね。
「まんたろう」も悪くなかったなと今となっては思うんですけどね。
まあ本名の野村耕蔵も悪くはないと思いますけど。
そうですね。
年取ってくると…。
あなたの場合は沢村一樹だから。
はい。
そうか。
どうも色々ありがとうございました。
お父様の話とか良かったです。
ありがとうございます。
(拍手)「あなたの燃える手で」2018/03/23(金) 12:00〜12:30
ABCテレビ1
徹子の部屋 沢村一樹[字]

〜50歳…亡父への“後悔”と母への“感謝”〜沢村一樹さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
50歳になり、ますます魅力的な俳優・沢村一樹さんが登場。
◇番組内容
現在、高校生・中学生・小学生の3人の息子がいるが反抗期がほとんど無いという沢村家。理由は小さい頃からある事を言い聞かせて育てたからだというが…その教育法とは?沢村さん自身は子供の頃に両親が離婚。母親が一人で苦労して育ててくれたため反抗期は無かったという。一方、父親とは疎遠に。今日は19歳の時に他界した父への思いを語る。また、昨年亡くなった野際陽子さんとの思い出を振り返り、在りし日の野際さんを偲ぶ。
◇おしらせ
☆アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル
3/24(土)よる9時〜『パディントン発4時50分〜寝台特急殺人事件〜』
≪出演≫天海祐希、草笛光子、前田敦子、石黒賢、勝村政信、橋爪功、西田敏行
3/25(日)よる9時〜『大女優殺人事件〜鏡は横にひび割れて〜』
≪出演≫沢村一樹、財前直見、荒川良々、川口春奈、津川雅彦、古谷一行、黒木瞳
◇番組HP
【アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル 番組HP】
 http://www.tv-asahi.co.jp/agathachristie/

【徹子の部屋 番組HP】
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

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