|
|
フードサークルの崩壊! 現代人よ、食を見直せ!! |
今日、アメリカでは成人の約60%が何らかのサプリメント(栄養補助食品)を毎日摂取しています。その大半がビタミン剤であり、臨床治療の場でも こうしたビタミン剤を投与し1部は病気の治療に、また病気にならない人間が本来持つ自然な治癒力を引き出すために効果を出しています。 元来 日本人は世界的に見ても、栄養バランスの取れた食生活を送っていました。したがって、50年前の食生活に戻すことができれば、このようなサプ リメントを摂取する必要はありません。また、大都市圏などの人、産業が集約されている場所ほど、環境問題や食生活の変遷が激しく、大気を汚 染するような産業がなく、緑と清流に囲まれた空気のきれいな環境に永年居住している人よりもビタミン・ミネラルなどの栄養素が非常に不足して います。 しかし、残念ながら戦後、欧米の食習慣が元来の日本の食態系(フードサークル)に深くクサビを打ち込んだため、日常の食事から摂取可能な栄 養素には限界がでてきました。このため、生きていくためにはビタミンやミネラルをサプリメントとして補うことが重要となってきたわけです。 いわゆる生活習慣病は、栄養は満たされていても、栄養素は不足している現代の食習慣が招いた副作用と言っても過言ではありません。 さらに、食材加工にも問題があります。それは、食物の精製加工が結果としてビタミン・ミネラルの減少を招いているということです。 例えば、玄米は発芽のために必要なデンプンと、そのデンプンを燃焼させるためのビタミン・ミネラルをバランス欲備えていますが、その玄米を精 製することはビタミンとミネラルを除去してしまうことになります。 また、植物や動物は自分ではミネラルを合成することはできません。したがって、鉄分が豊富に含まれることをうたって、八百屋の店頭に並べられ ているホレンソウやモロヘイヤも、大規模無機農法で必要以上に追肥され土壌からは鉄分などのミネラルを吸収できず、結果として鉄分など含ま れていない野菜が店先に並べられることになります。 |
|
|