父親が外商にもう一着スーツを注文したとか言ってきたが、良いスーツだけではダメなのだ。
顔がよくて、物分りが良くて、なんでも言うことを聞いてくれそうで、コミュニケーション力があって、労働運動とか面倒なことを考えない人間ではないとダメだ。
大手は厳しいだろうと思っていたから、マニアックな会社を狙って受ける。
そして、一次面接で落とされる。
実際の顔を見て気持ち悪いと思ったのだろうか。あまりにも体が貧相で無能そうだと思ったのか。
受け答えはマシなようにはしているとは我ながら思っている。
一部ではあるだろうが、安倍政権のお陰で就活の状況が良くなっていると考える人もいるようだ。
そのため、「就活まで安倍政権が続いて欲しい」とか「安倍を叩く人は就活生が苦しむけどいいの?」とか良くわからないツイートを見たりする。
自分には全く実感がないので、別に安倍様には内閣総辞職してもらっていい。
よく言われていることだろうが、業種別では大手や事務職は物凄い人気があるのだろう。
所詮は、皆が就きたがらない「介護」やらと言ったものが人手不足でしかない。
もちろん、自分も就きたくないし、そんなものに就くくらいなら働かないほうがいい。
家で相場でも張っているほうがまだマシだ。
大本営が勇ましいことを言っているなかで、自分の周りは焼け野原だ。
大学院に逃げるというのも考えている。
教授に「僕を雇いたいと思えますか?」とか聞きながら留年なり色々と相談するのも手だろう。