黄金比を知っているか。
「比率なんだ。一対〇・六一八〇三四。古代ギリシャ人たちはそれを黄金分割とか黄金長方形と呼んでいた。
(略)
「それは宇宙に遍在しているんだ。ミクロ宇宙からマクロ宇宙まで。それは神様の名前のひとつと呼ばれている。」ヴァリスより
楽しそうだ。そう感じたので、黄金比が図れる定規をつくろうと思った。Fusion360を起動しよう。
こんなラインで、
ぼこっと押しだす。
部品をもう一個つけたす。
あとは3Dプリンターでつくるだけ。先の記事で造形物が浮き上がってしまうという不具合がでたが、ソフトの設定で「底辺」とかいうのにチェックをいれたらいいかんじになった。ラフトとはちがって、造形物の周囲何ミリかだけ第1層を盛り上げてくれる。
そい。
そい。
golden ratio scaler... #3dprinting #3dprint
そぉぉい。
Y字になってる部品が動き、ちょうど四角で囲まれたところが黄金比になる。やったぁ。しかしながら、私は黄金比を測って何をしようとしているのか。わからない。人生はわからないことだらけだ。わかりすぎる人生というのも考えものなので、これくらいの難易度があったほうがクリアしがいがあるというもの。きっと私は良さを求めていたんだ。しっくりとかなるほどとか理不尽さを跡形もなく消し去ってしまうような、感情を震わせたい。
やってみて修正する、そのペースを早めることが大切だ。それが成功するとか失敗するとかはどうでもいいことなのだ。打率をあげようと思わず、バッターボックスに立つ回数を増やしてみよう。そうやっていけばいい気がする。知らんけど。
何が言いたいかというと黄金比は楽しい。
黄金比:自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話 (アルケミスト双書)
- 作者: スコット・オルセン,藤田優里子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2009/11/13
- メディア: 単行本
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