こんにちは、maru-shikakuです。
『リメンバー・ミー』は、もしもご先祖様に出会えたら?
という話です。家族愛がテーマです。
映像美に定評のあるピクサー制作。
同じピクサーの映画では昨日テレビ放送があったトイ・ストーリー3も、もしもおもちゃが動いたら?というもしもシリーズでしたね。
子どもとおもちゃの関係の変化に哀愁ただよう、いい話でした。
そのトイ・ストーリー3と同じスタッフが作ったリメンバー・ミーは、すでにアメリカでは超ヒットの中で日本上陸したとのことだったので、観てきました。
観た後、じ〜んと胸が熱くなって、帰宅後、ふと死んだじいちゃんばあちゃんを思い出しました。
思えば小さい頃は毎日家族揃って、賑やかだったなあ。
アメリカでは昨年に公開されていたこの映画。
日本ではこの時期に公開です。
なるほど、お彼岸の季節だからか。
この時期に観ることに意味があるんだなーと気づかされます。
あらすじ
舞台はメキシコ。
主人公ミゲルは歌とギターが大好き。でも、音楽のために家族を捨てたひいひいおじいさんのせいで、先祖代々音楽が嫌いな一家に生まれて窮屈。
こそこそと練習している中、ギターコンテストが開催されます。ミゲルがそれに出ようとしていることが家族にバレて、一本しかないギターを破壊されてしまいます。
なんとかギターを手に入れたい。そのために、大スターであり、ひいひいおじいちゃんかもしれないデラクルスの墓に祀られているギターを盗みそうとするミゲル。すると世界が変わって死者の国に!
元の世界に帰るには、ご先祖様に許しを貰わなくてはいけません。でも先祖はみんな音楽嫌いなので、ミゲルが音楽をやめなければ許しをもらえません。そこでミゲルは唯一の音楽好き、デラクルスを探しに行く旅へ出発します。
みどころ
『リメンバー・ミー』はいい歌ダナー!それに他の歌もイイ!
ところどころ挿入される『リメンバー・ミー』。
最初は曲調が古臭いなと思ってしまいましたが、聴くほどに耳に馴染んで、最後の最後にあの人が歌う際はかなり目に込み上げるものがあります。
この記事を書いていてやはりこの歌が頭の中でリピートする。
『リメンバー・ミー』があってこその映画です。
それに他の歌もいいですね。主人公ミゲルの歌う『ウン・ポコ・ロコ』が印象に残ります。
ぜひ吹き替えで観てください。
ミゲルの声優を担当する13歳の少年、石橋陽彩(ひいろ)君の声がすんごいイイ。
ちょっとこれを聴いてみてください。
藤木直人&石橋陽彩の歌が響き渡る!映画『リメンバー・ミー』本編シーン
声すごくないですか!?
劇場で聴くとより響くので、リメンバー・ミーは映画館で見た方がいいですよ。
映像美が半端ない
日本でいうお盆に当たる死者を弔う習慣がメキシコにあって、死者の日と呼ばれています。その死者の日が今作のモチーフになっています。
日本との違いは、とにかく死者の日はカラフルなんですねー。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/死者の日_(メキシコ)
このカラフルなイメージは作品のイメージになってます。
再びこの画像。
このマリーゴールドのじゅうたんがスクリーンいっぱいに広がります!
背景も綺麗ですよねー。
また、素晴らしいと思ったのがものの質感と正確な遠近感!
2Dでも手に取れそうなものの感じと空間の広がりは、アニメ史上一番じゃないのでしょうか。
欠点
中盤が間延びしているように感じる
クライマックスでその感じは吹っ飛ぶのですが、途中だれてくるかもしれません。
ただ、『リメンバー・ミー』に罪はありません。
アナと雪の女王 短編のせいです。
短編と言いつつ20分もあるアナ雪短編が最初にあって、『リメンバー・ミー』という順序の2本立て構成なのが謎ですねー。
『リメンバー・ミー』1本で全然よかった。
そこだけですか。欠点は。
以上、つたない説明になりましたが、すでに今年1番の傑作になるんじゃないかと思ってる『リメンバー・ミー』。
ネットの映画評ではどのサイトも満点に近いので、そう思っているのは私だけじゃないはず。
春の映画はこれに決まりです!