【保存版】転職面接で聞かれる30のこと&面接時の基本マナーの徹底まとめ

転職面接が決定したが、何を聞かれるのか・何を話せばいいのか心配で仕方ない、という人は多いと思う。

なかには初めての転職面接だという人もいるだろう。

あなたは、

  • 転職面接でよく聞かれる質問が知りたい
  • 転職でよく聞かれる質問の事例と、その答え方が知りたい

と思ってはいないだろうか。

また転職面接の答え方については色々な本で紹介されているものの、そのまま引用してしまっては「他の応募者と同じ答え」になってしまう可能性がある。

あなたの背景や経歴に合わせて、うまくカスタマイズすることが重要だ。

この記事は3~4分で読めてしまう内容だが、最後まで読んでもらえれば、理想的な面接回答ができるようになるだろう。

ぜひ転職面接攻略に活かしてほしい。

まず知りたいことは転職面接で何が聞かれるのかだと思うので、転職面接で聞かれる4つの項目から説明していこう。

転職面接で聞かれる4項目の最重要質問と答え方

転職面接で聞かれる最重要質問は下記4項目である。

  1. 前職(現職)について
  2. 退職・転職を決意した理由について
  3. 志望理由について
  4. 将来の目標について

具体的な質問例や、回答のポイントをお伝えしていきたい。

前職(現職)について

転職者は即戦力として考えられているため、前職で何をしてしていたか、その能力を当社で活かすことができるか判断したいために質問される。

Q.職歴を教えてください。

A.(自分の職歴を伝えるだけでなく、転職先でその職歴を活かせることをアピールする。)

具体的な回答例:

前職では、システムエンジニアとして働いていました。

オフィスソフトは一通り問題なく使えます。

システムの全体像を理解するのは得意なため、それを活かしてWebディレクターとしてエンジニアとクリエイターの懸け橋となれるような存在になります。

Q.仕事の上であなたなりに工夫したことは何ですか。

A.(ひとつの仕事をこれだけやり抜いた実績を語る。)

具体的な回答例:

新人のころ、本当に右も左も分かりませんでした。

同期も同じだったようで、対策を練ろうと会議を行ないました。

結果として、新人で共有する疑問解決ファイルを作成することにしました。

疑問があればファイルに書き込み、解決案が分かればファイルに記入します。

どんなに小さなことでもよいので同期の誰かの助けになるように解決案やアドバイスを記載します。

それを行ない始めたのは私たちで工夫できたことだと思います。

Q.前職で苦労したことや失敗したことはありますか。その後どうしましたか。

A.(苦労や失敗について聞かれた場合は、改善のプロセスとあわせて説明する。)

具体的な回答例:

失敗したことはあります。

チームの共有フォルダにあるファイルを誤って削除してしまったことです。

先輩が復元してくれて助けてもらいましたが、

それ以降、共有フォルダのファイルを触るときは慎重に作業して、ローカルに落としてから作業するようになりました。

その後、同じミスはしなくなりました。

退職・転職を決意した理由について

理由がなければ退職しない。

面接官としては長く活躍してくれる人材を探している。

簡単なことでは辞めないということを確かめるために、その人の価値観を知るために質問をする。

Q.なぜ転職するのですか。

A.(前職への不満ではなく、キャリアアップ目的と伝える。)

具体的な回答例:

前職では残業時間が月に100時間越えが3ヶ月続き、

このままこのスタイルで働き続けるのか疑問に思ったことがきっかけとしてあります。

また、業務内容が合っていないと感じ始めていたので、

前職の経験を活かしつつキャリアアップしたいために御社を志望しました。

Q.どうして今の会社をやめるのですか。

A.(やりたいことへの前向きな退職であることをアピールする。)

具体的な回答例:

前職で残業が月100時間3ヶ月続き、このままのスタイルで働き続けるのか疑問に思ったのがきっかけです。

また大学の同期と話していると色々な仕事があることを知り、他の世界に興味を持ちました。

どうせならやりたい仕事をしたいので、退職を決意しました。

なかでも御社でWebディレクターをやりたいと考え、志望しました。

志望した理由について

面接官としても志望が弱い応募者より、志望度が強い応募者に入社して欲しい。

試しに受けた面接ではなくきちんと入社への想いがあるか、判断している。

Q.当社を志望した理由は何ですか。

A.(前職との関連性を話す。)

具体的な回答例:

私はITの発信力に魅力を感じており、ITに携わりたいと思っていました。

そこで前職ではシステムエンジニアとしてシステムの全体像を理解して、今度は御社でWebディレクターとして活躍したいと考えています。

魅力的なWebを顧客に提供して、商品の売り上げ向上、顧客の認知向上などのサポートをしたいと思っています。

システムの全体像を理解するのは得意です。

エンジニアやクリエイターとのコミュニケーションを大切にして御社で働きたいと思いました。

Q.当社でどんな仕事がしたいですか。

A.(応募企業だけではなく、その業界といった広い視野をもつ)

具体的な回答例:

エンジニアの気持ちクリエイターの気持ちを理解してプロジェクトを円滑に進められるようなWebディレクターになりたいです。顧客の期待を超えるシステムの改善案を出せるぐらい顧客のことをしっかり理解しつつ、仕事がしたいです。

将来の目標について

将来どのような人材になってくれるか知りたい。

目指していることが当社で実現できるか、ギャップがないか知りたい。

Q.あなたのキャリアプランを聞かせてください。

A.(応募企業でキャリアを積んだうえでの最終目標を語る。)

具体的な回答例:

最初は、サブとして働くことになりますが、独り立ちして信頼されるWebディレクターになりたいです。

顧客からもエンジニアからもクリエイターからも信頼されるWebディレクターになります。

Q.将来の夢は何ですか。

A.(夢の実現に向けた努力をアピールする。)

具体的な回答例:

将来の夢は一流のWebディレクターになることです。

Webに関する本を読んで知識を身につけています。

また、コミュニケーション能力を高めるように意識しています。

将来の夢は実現させます。

主にこの4項目が聞かれる。

質問としてはよくあるものなので、答えを用意しておくと良い。

筆者も転職経験者で15社ほど転職面接を行なったが、上記質問が頻出していた。

これ以外の質問はあまりなかった印象である。

これを覚えておけばまず大丈夫、という重要な質問をピックアップした。

他にも必ず聞かれることがある。

それは自己紹介だ。

必ず押さえておきたい良い自己紹介のポイントを紹介する。

自己紹介をしてください

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:挨拶とコミュニケションのきっかけづくりになっている。論理性がある聞き取りやすい口調でプレゼンできているかチェックされている。
  • 答え方の事例:
    [氏名]私は○○○○と申します。
    [職務経歴書の概要]3年間、○○会社で主にマーケティング業務に従事していました。
    [業務上注力した点とその成果]特にSNSマーケティングに注力して、取り組んだ結果、新人賞を受賞しました。
    [業務を通じて培ったスキル・ノウハウ]SNSマーケティングの業務を通して、新しいことに挑戦することを学びました。
    [そのスキルを活かして今後挑戦したいこと]これまでの経験を活かして御社でもSNSマーケティング取り組み、チームに貢献します。よろしくお願いいたします。
  • ありきたりにならない答え方ポイント:新人賞や月間賞など表彰された経験があればアピールしよう。なかなか表彰されることではないので、大きなアピールになる。
    そういう経験がなければ、上司や先輩に褒められたことを紹介しよう。小さなことでも構わない。仕事が丁寧だとか、チームに貢献していると褒められた経験があればアピールしよう。また、同期の中でチームリーダーに選ばれたなどという誇らしいエビソードがあれば入れるのと好ましい。

他にも必須で聞かれることがある。

それは、自己PRである。

自己紹介と自己PRを混合しないようにしよう。

自己紹介は自分の概要を紹介することで、自己PRは自分の強みを紹介することだ。

それでは、自己PRについてみていこう。

自己PRをしてください

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:能力や意欲のアピール
  • 答え方の事例:
    [具体的な実績(強み)]さらなるレベルアップのためカラーコーディネーターの資格を取得しました。
    [なぜ企業に応募するのか]御社のサービスのファンでして、これまでの経験を活かしつつ
    [どうやって貢献していけるか]御社が手がける大規模なプロジェクトや新たなサービスを通してWebディレクターとして、さらにキャリアアップします。
  • ありきたりにならない答え方ポイント:
    具体的な実績(強み)、なぜ企業に応募するのか、どうやって貢献していけるかの3つのいずれかに重点をおく。
    自己PRの次は強み・弱みの質問について知っておくべきだ。なぜなら、強み・弱みについてもよく質問されることだからだ。特に弱みの効果的な回答方法があるので伝えよう。素直にダメなところを話してはいけない。弱みをアピール材料にしよう。

あなたの強み・弱みを教えてください

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:応募者の性格や特徴を知ろうとしている。
  • 答え方の事例:
    [具体的な強み]私の強みは、人一倍好奇心があることです。知らないことはとことん調べます。例えば、地域活性化に興味をもって地元の地域活性化団体を調べました。やりたいことはすぐに行動します。そこで、その地域活性化団体に加入しまして、さまざまな経験をしました。この好奇心と行動力で私は成長してきました。
    [具体的な弱み]私の弱みは人見知りをするところです。私はすぐに人と親しくなるのは苦手ですが、時間をかけて人と深い信頼関係を築くことが得意です。地域活性化のメンバーともはじめは会話が弾みませんでした。しかし、任された仕事をこなしていくうちに信頼を勝ち取り、ある企画のリーダーを任されるようになりました。御社でも時間をかけて信頼関係を築いて、成果へとつなげます。
  • ありきたりにならない答え方ポイント:
    面接官が「え?それどういう団体なの?何をしているの?」と思わず聞きたくなるような話のネタを話しておく。面接官にとって気になる存在になる。
    具体的には、以下のような例になるだろう。
    ・世界一周旅行をしてきた
    ・学生団体に所属していた
    ・インターンに参加していた
    ・変わった、あるいは、成績を残している部活やサークルに所属していた
    ・学業で良い成績を残した

転職する理由は何ですか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:入社後すぐに辞めてしまわないか。会社や周囲のせいにする他責思考が強くないか。
  • 答え方の事例:
    [前職で実現できなかったこと]若手からバリバリ活躍して働きたいと思っていましたが、それができなかったからです。前職はとても年功序列の風土が強かったです。若手が成果を上げても認められないことや若手にチャンスが与えられないことがありました。
    [御社でできること(志望動機)]成果を正当に評価する実力主義の御社に入社したいと思いました。
  • ありきたりにならない答え方ポイント:
    転職理由を言いつつ、志望動機を述べるようにする。
    具体的には、以下のような例になる。
    ・古いやり方を改善して良くしようとしないことに抵抗を感じて、先進的な御社を志望しました。
    ・残業の100時間越えが3ヶ月続き、労働環境が整っている御社を志望しました。
    ・上司からの圧力が強く、風通しの良い御社を志望しました。

わが社を志望した理由を教えてください

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:会社への志望度を知りたい。会社に何を求めているのか知りたい。
  • 答え方の事例:
    [印象に残るフレーズ]私は家電オタクです。
    [実際の商品に触れて、購入している]以前から、時間さえあれば家電量販店に足を運び、他社製品と比較したりしていました。
    [御社を褒める]すると、御社の技術力の高さに気づきました。
    [志望動機]そこで、御社のエンジニアとして一流の技術を身につけたいと思い、志望しました。
  • ありきたりにならない答え方ポイント:
    スーパーやデパートならお店に行ってみて店の雰囲気を確かめて、接客態度を確認する。どう感じたか述べて、「お店の雰囲気が好きで私もこのメンバーの一員になりたいと思い、志望しました」と言うと具体的である。
    メーカーだったら実際の商品を見て、購入して使用してみる。商品の良い点を述べて、「御社の技術力の高さに感銘を受けて志望しました」と言うと具体的である、ユーザーの立場になれる業界ならば、店舗に行く、商品を買うという消費者行動をとるとよい。そして、気づいたサービスや商品の良さを魅力に感じたと志望動機で述べる。
    また、おすすめするのが志望する会社のインターンシップに参加することである。インターンシップに参加すると社風や業務内容がわかる。「御社のインターンシップに参加したのですが、社風も業務内容も魅力的でぜひ入社したいと思いました。」というと説得力がある。選考があるインターンシップもあるが、誰でも参加できる1日インターンシップも多くある。社員座談会が用意されていることが多いので、そのときに聞いた社員の言葉を活用すると具体性がでる、

しばしば転職面接で聞かれる質問について書いてきたが、転職活動で聞かれる質問は3つのカテゴリーに分けられる。

そのことに気づけば、それほど変わった質問はされないことに気づくだろう。

転職面接で聞かれる質問・3つのカテゴリー

転職面接で聞かれる質問は、以下の5つが代表例である。

  1. なぜ当社に応募したのですか。
  2. なぜ○○(職種)をやってみたいと思ったのですか。
  3. 当社のことは知っていますか。
  4. 当社でどんな仕事をしていきたいですか。
  5. 最後に何か質問はありますか。

なぜ面接官がこの5つの質問をするのかと言うと、下記3つのカテゴリー質問をしたいからである。

これらは、面接官が知りたいことを問う3つのカテゴリー質問である。

  1. 経歴:前職での経歴を教えてください。
  2. 転職理由:転職理由は何ですか。
  3. 志望動機:御社を志望した理由は何ですか。

上記3つでは聞ききれなかったことを質問として聞かれる。

経歴・転職理由・志望動機の質問は応募者の基本的な情報を知りたいために聞かれる。

ただし、それだけだと応募者の詳しい思考や嗜好を知れないために、追加で質問をする。

それでは、上記3つでは聞ききれなかった面接でよく聞かれる質問について紹介していく。

経歴・転職理由・志望動機だけでは、人柄や能力を見抜くことは難しい。

そこで、さまざまな質問も加えて問われるのだ。

この質問での応答も重要なので、ぜひ参考にして欲しい。

面接冒頭でよく聞かれる質問

面接の冒頭で軽いコミュニケーションをとるようにして、応募者の人柄を知っていく。

一緒に働きたいメンバーか確かめられている。

学生時代に打ち込んだことは何ですか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:その人の特徴を知りたい。
  • 回答のポイント:打ち込んだときに課題をどう解決したか、改善したか述べるとアピールになる。課題を克服するときにどう分析したか、ということを話すとよい。チームコミュニケーションをどうとっていたか、チームノートを作成したとか、ミーティングを行なっていたとか、工夫の状況を伝える。

転職の軸は何ですか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:転職に対する考え方を知りたい。
  • 具体的な回答例:私の志望軸は1番が業務内容、2番がどんな人と働けるか、3番がワークライフバランスです。仕事を楽しむためにも業務内容は重要だと考えております。また、私は上司や先輩に憧れて認められるように頑張る傾向があります。そのためどのような人と働けるかは私にとって大切です。ワークライフバランスも大切にしています。
  • 回答のポイント:正直に答えたらよい。重要なのが転職の軸のその理由づけである。上記の回答例でいうと「私は上司や先輩に憧れて認められるように頑張る傾向があるから、どんな人と働けるか重要視している」と言う理由づけをしている。

あなたの趣味は何ですか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:人柄を知りたい。
  • 具体的な回答例:趣味は一眼レフカメラとスキューバダイビング、ハイキング、ブログ、フットサルです。
  • 回答のポイント:趣味は、正直に答えたら良い。もし元気なイメージを与えたければ、アクティブな趣味を述べるとよい。ただし、読書と答えたら、「最近どんな本読んだ?」と聞かれるので答えられるようにしておく。映画鑑賞も同様である。趣味で合否が決まることはないが、面接にて話が盛り上がるタイミングである。

経歴に関する質問

挫折・失敗経験を教えてください。

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:挫折・失敗をどう乗り越えたか知りたい。
  • 具体的な回答:新人研修で出遅れたという挫折経験があります。前職はシステムエンジニアだったのですが、プロブラミング経験者の同期に差をつけられてしまいました。そこで自宅でも学習して、朝はやく出勤するようにしました。不器用な分、努力して補い、新人研修についていきました。
  • 回答ポイント:どのようにして挫折や失敗を乗り越えたか答えたらよい。挫折や失敗については素直に認めたらよい。挫折や失敗をしたことのない人はいない。大切なのでは、どうフォローしたかというところである。また、再発防止策を述べる必要がある。毎日学習した、読書で知識を補った、誤ってファイルを削除してしまったことがあるのならバックアップをとる癖をつけたなどがあげられる。

なぜ前職ではこの職種を選んだのですか?

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:異なる職種に転職する際に聞かれるが、どのような考えの変化があったか知りたい。
  • 具体的な回答:今考えると浅はかな憧れでシステムエンジニアという職種を選びました。正直プログラムングのセンスはあまりないと思います。ただし、今でもITの力で世界に良い効果を与えられる人間になりたいという想いはあります。したがって、Webディレクターとして活躍するために御社を選びました。前職の経験を活かしつつ、Webの世界にてチームで活躍できる人間になりたいと思います。
  • 回答ポイント:あまり前職のネガティブなことは言わないようにする。「ITの力で世界に良い効果を与えられる人間になりたい」というような自分がもつ理想のイメージを答え、前職では、実現できないと感じたため転職を考えたというようにつなげるとよい。さいごに「前職の経験を活かして」という言葉を入れるとよい。

前職の方が大きな会社だと思いますが。

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:当社を選ぶ理由が知りたい。
  • 具体的な回答:会社規模は気にしておりません。転職における志望軸は、業務内容、どういう人と働けるか、ワークライフバランスです。
  • 回答ポイント:会社規模は気にしていないときっぱりと言う。そのうえで、何を重要視しているか回答する。ここで転職における志望軸を述べると説得力が増す。

転職理由に関する質問

転職を考えたきっかけは何ですか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:応募者のNGポイントを知りたい。当社にも当てはまるポイントならば不採用となる可能性が高い。
  • 具体的な回答:前職での残業時間は100時間越えが3ヶ月続いたからです。これからもずっとこの働き方をするのかと考えたら、将来を想像できずに退職に至りました。
  • 回答ポイント:長時間残業だったという理由が最も言いやすい。業務内容が合わなかったでもいいが、またすぐに辞めないかと思われないように具体的に述べる。「これからもずっとこの働き方をするのかと考えたら、将来を想像できずに」という言葉は使いやすい。

ここは譲れないというポイントはありますか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:転職において、仕事において、大切にしていることを知りたい。
  • 具体的な回答:業務内容と一緒に働く人がどんな人かは大切にしているポイントです。仕事を楽しみたいので、希望に合った業務内容であること、また上司や先輩の影響を受けやすいので尊敬できる方々と一緒に働きたいと考えています。
  • 回答ポイント:転職活動における軸と揃えた回答をする。そのほうが、面接官もどのような人物か、どのような考え方をしているか把握しやすい。面接官は応募者がどのような価値観をもっているか、どのような思考をしているか、理解して会社に合うか、会社で活躍できるか判断している。転職面接では一貫性を持たせることが大切である。

前職での不満はありましたか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:応募者のNGポイントを知りつつ、他責化しすぎていないかチェックしている。
  • 具体的な回答:特にありませんでした。残業が多かったですが、自分の実力不足のため作業効率が悪くて残業時間が長くなってしまいました。
  • 回答ポイント:特にないと回答するのが無難だろう。前職におけるネガティブな発言はあまり好ましくない。「それならなぜ辞めたのか」と聞かれたら、自分の実力不足のために作業効率が悪く残業が多かったことなどを伝える。しかし、そのおかげで入社してまもないころから作業効率について意識するようになり、良い効果もあったと伝えると好印象である。

初心者はとまどいがちなネガティブ質問

あなたは当社に向いていないと思うのですが。

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:答えにくい質問をして対応力をみている。
  • 具体的な回答:なぜそのように思われるのでしょうか。私は御社に魅力を感じていて、貢献できると思い、御社に向いていないとは思いません。
  • 回答ポイント:逆質問でなぜその質問をしたのか、その要因を探る。例えば、「元気があまり感じられないので、当社で頑張れるか不安である。」と言われたら、「そんなことありません。趣味はバスケットボールで小学生のことから続けてきました。体力・元気には自信があります。今は面接で緊張しているため大人しく見えてしまったのかもしれませんが、ガッツではだれにも負けません。」ということを面接官の目をまっすぐみてはっきりした声で答えるようにする。

希望しない部署に配属されたらどうしますか?

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:どれだけ「やりたいこと」が明確になっているかチェックしている。対応力を見ている。
  • 具体的な回答:もちろんそこでも一所懸命働きます。希望する部署はありますが、その前に御社に魅力を感じているため私にとっては問題ありません。
  • 回答ポイント:本音で答えたらいいとも思う。具体的な回答例では、希望部署よりも入社することに重きを置いたが、本当に希望部署しか嫌ならば正直に回答したらよい。その結果、不採用になっても仕方ない。希望部署にそれほどのこだわりがあるのならば、「希望部署に異動できるように常にチャンスをうかがいます。」と答えるのもよいだろう。

他社に応募したらいいのではないですか?

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:好きな経営者を聞かれたとき、応募している会社以外の社長名を出した場合に聞かれることがある。対応力を見ている。
  • 具体的な回答:事実、他社にも応募していますが、御社が第一志望です。好きな経営者は別にいますが、働くこととは別に考えています。御社の技術力に魅力を感じています。御社が第一志望です。
  • 回答ポイント:「御社が第一志望です」ということを強調する。志望動機と同じことを繰り返し述べたらよい。志望動機は、「他社にはない御社だけの魅力を強く感じています。例えば、選考を進めているのですが、選考結果をメールではなく丁寧に電話で伝えてくださっています。その際に、フィードバックや私という人物にどのようなイメージを持ったか丁寧に話してくださいました。その丁寧さが顧客へのサービスの丁寧さ・誠実さにつながっているのだと思います。」というような回答の仕方もある。

異業種・異職種の面接で聞かれる質問

新しいこと業務に慣れることはできますか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:異業種・胃職種への覚悟があるか見ている。 ・
  • 具体的な回答:不器用ですが、好奇心は旺盛で新しいことは好きなので慣れることはできます。さまざまな新しいことにチャレンジしたいと思っています。新しいことへのチャレンジの覚悟はできています。
  • 回答ポイント:異業種や胃職種への覚悟があることを示す。好奇心旺盛で新しいことにチャレンジすることが好きだということを伝える。最初は不慣れかもしれないが、早く慣れるように工夫して一日でも早く戦力になれるようになることを伝える。

なぜ異業種(異職種)を希望されているのですか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:応募した理由を深堀して聞きたい。
  • 具体的な回答:前職はシステムエンジニアだったのですが、プログラミングがどうしても苦手で克服できず、思い切って異職種にチャレンジすることにしました。しかし、ITの発信力という力を信じていてWebディレクターを希望させていただきました。異なる業界と職種になりますが、前職の経験を活かして活躍したいと思います。
  • 回答ポイント:正直に前職は業務内容が合わなかったことやうまくいかなかった理由を話す。しかし、「前職の経験を活かして」という言葉を使って、御社でもうまく馴染めることをアピールする。

前職での経験は活かせそうですか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:即戦力として活躍できるのか確認したい。
  • 具体的な回答:はい、活かせると思います。前職でシステムのことを学んできました。Webディレクターはエンジニアとクリエイターをまとめる役割だと認識しています。エンジニアの気持ちに寄り添ったWebディレクターになれると思います。
  • 回答ポイント:前職のどこが活かせるか具体的に説明するとよい。例えば、具体的な回答でいうと、システム全体のからくりを理解することは得意だと伝える。前職がシステムエンジニアだったからこそ、エンジニアの気持ちも理解できることをアピールする。そこは大きなアピールポイントになる。前職の経験を活かすことはできるので具体例をあげて説明する。

第二新卒の面接で聞かれる質問

なぜはやく前職を辞めたのですか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この質問をする理由:前職を辞めた理由を知りたい。忍耐力がないのか確認したい。
  • 具体的な回答:正直なところ、会社研究がしっかりできていなくて入社後ギャップがあったからです。私は、ITコンサルタントを目指していたのですが、毎日する業務はプログラミングでした。プログラミングの楽しさを感じられず、業務内容が合っていないと考えていたため、若くて柔軟なうちに転職しようと思いました。
  • 回答ポイント:会社研究がきちんとできていなかった非を認める。しかし、そのうえで、ポジティブな転職であることをアピールする。早く辞めたことを後悔していないというような雰囲気を出す。

やりがいを感じられない仕事があったとき、どうしますか?

  • 難易度:★★★★★
  • この質問をする理由:新卒で仕事を辞めた人は思っていたのとちがっていた、やりがいを感じられなかったからという理由が多いから。
  • 具体的な回答:やりがいを見つけようとします。どんな仕事でも必要な業務です。どんな仕事もないと困る仕事で、だれかの役に立っています。そのことを意識して、やりがいを見つけてモチベーションをあげます。
  • 回答ポイント:やりがいを見つけてモチベーション高く仕事をすることをアピールする。どんな仕事も必要な仕事なので、目的をもって、取り組んでいくことを伝える。自分でやりがいを見つけてモチベーションを上げることができることをアピールする。具体例として、部活やサークルをしていたのならば、筋トレ自体は楽しいことではないが、バスケットボールでいうと正確なシュートを打つために、しっかりしたディフェンスをするために必要なことなので頑張れたことを伝える。

仕事で失敗したことはありますか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この質問をする理由:第二新卒者が素直に失敗を認め、それを活かせる人間であるかを見ている。
  • 具体的な回答:失敗したことはあります。1時間かけて作成したファイルの保存を忘れてしまい、データが消えてしまいました。その結果、先輩から依頼されていた時間に遅れてしまいました。こまめに保存をするという当たり前のことをきちんするという重要さを学びました。
  • 回答ポイント:素直に失敗を認めたうえで、改善していることをアピールする。失敗した後の改善法方法を述べる。反省していることを伝える。

答えにくい質問のなかには「何か質問はありますか。」というものがある。

うまく活用すればアピール材料にもなるが、面接にて聞きたいことを純粋に聞いてもいい。

ただし、給料のことなどはまだ聞く段階ではない。

その点は留意しておきたい。

何か質問はありますか?の答え方

社風はどのような雰囲気ですか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この答え方をする理由:業務の内容が分からなくても答えられる内容で、応募者にとって重要なことである。

具体的に○○という業務イメージをもっているのですが、あっていますでしょうか?

  • 難易度:★★★☆☆
  • この答え方をする理由:仕事に対するやる気のアピールをする。業務内容のギャップをなくす。

この資格を持っているのですが、業務で活かせそうですか?

  • 難易度:★★★★☆
  • この答え方をする理由:具体的な経験や資格を出して御社に役立てたいというアピールをする。

これまで転職の質問の受け答えについて説明してきたが、質問の答えだけではない。

マイナス点を防ぐ面接の基本マナーは知っておくべきである。

質問の答え方だけじゃない!マイナス点を防ぐ面接の基本マナー

基本的マナーはできていると自信がある方もいらっしゃるかもしれないが、思わぬところに落とし穴がある。

なぜなら、マナー違反があっても指摘されることはなく、落とされるだけだからだ。

あとで、なぜ不採用だったのか?と疑問に思うことがあったら、マナー違反があったからかもしれない。

面接時の基本マナー

それでは具体的に面接開始から面接終了後までのマナーについて説明する。

詳細に書いてあるので、これを読めば一通りのマナーは把握できるだろう。

マナー違反でマイナス評価を受けるのは残念な話だ。

しっかりマナーを身につけよう。

面接開始

  • 会社の入り口でコートを脱ぎ、スマホの電源を切る。
  • 受付担当の案内係にも丁寧に対応する。

入室(面接官が先に部屋にいる場合)

  • 3回ノックして「どうぞ」と言われてから「失礼します」と挨拶する。
  • 「お座りください」と促されてから、足元に荷物を置いて椅子に座る。

入室(先に部屋に入って面接官を待つ場合)

  • 「こちらにお掛けになってお待ちください」と言われたら、指示された席に座る。
  • 「お掛けになってお待ちください」と言われたら、下座の席に座る。
  • 面接官が入室したら、すぐに立ち上がって挨拶をする。

面接中

  • はきはきした声で回答する。
  • もし椅子にひじ掛けがあっても使わない。

これは筆者の恥ずかしい過去なのだが、

40~50代の男性4名が面接官であった。

熱心に話をしているうちについついひじ掛けを使ってしまっていたらしい。

筆者本人は無意識なのだが「偉そうな態度にみえてしまう」と面接後のフィードバックにて指摘を受けた。

椅子にしっかり座り、背筋を伸ばして座るのが一番好印象を与えるだろう。

面接終了後

  • 面接が終わったら、立ち上がって「ありがとうございました」とお礼する。
  • 先方がエレベーターまで見送ってくれた場合は、お礼を述べてお辞儀をする。
  • コートは会社を出て先方が見えなくなってから着る。

ここまで面接時のマナーについて説明してきたが、面接のタブー行為をやってしまっただけで一発不合格ということがあるのも転職面接の怖いところだ。

大量失点になる可能性が高い面接のタブー行為を説明していこう。

また面接前後の基本マナーは以下の記事でもご紹介しているので、参考にしてほしい。

大量失点になるかも?面接のタブー行為

転職には、知らず知らずマイナス評価になってしまう面接のタブー行為が存在する。

それだけは避けたいので次の説明を読んでおいてほしい。

面接開始前のタブー行為

  • 遅刻する。
  • 到着が早過ぎる。
  • 服装がルーズで清潔感がない。

到着時間に関しては面接時間の10~15分前が望ましいとされている。

服装に関しては、事前にトイレに行って最終チェックをするとよい。

面接開始5秒のタブー行為

  • 顔が面接官を向いていない。
  • あいさつができていない。
  • 声が小さい。

緊張するかもしれないが、面接官の顔を見て話そう。

どうしても見られない場合は面接官のネクタイを見るとよい。

あいさつは大きな声で元気良くしよう。

第一印象はとても大切です。

面接開始10秒のタブー行為

  • きつい香水をつけてきている
  • ニンニクの臭いがする。
  • タメ口で話す。

香水はつけない方が無難である。

面接前に臭いのきつい食事をすることも避けましょう。

どれだけ盛り上がってもタメ語は当然禁止である。

面接開始30秒のタブー行為

  • 表情に変化がない
  • 他責な言い方をする
  • なぜか挙動不審

表情豊かに話した方が好ましい。

また、前職のことなどで他責化することは避けよう。

緊張するかもしれないが、落ち着いてゆっくり話そう。

面接開始3分のタブー行為

  • 言葉使いが荒い
  • 話し方に癖がある
  • 人の話を聞かない

普段から言葉遣いが乱暴だと言われる方は気をつけたほうがいい。

家族や友人に聞いてみて、話し方の癖がないか確認しておくとよい。

話すことに一生懸命になってしまって、面接官の質問を遮ってまで話してしまう方がたまにいる。

それは好ましくない。

コミュニケーションは言葉のキャッチボールである。

どれだけ良い雰囲気で、良いことを言ってもこれらタブー行為は絶対にしてはいけない。

公共交通機関の関係で遅刻しそうになったら、あらかじめ電話で連絡をしておこう。

そして、面接開始時に「公共交通機関の関係で遅れてしまいました、大変申し訳ございません。」と謝罪しよう。

筆者も転職エージョントから誤った住所を伝えられ、面接に10分ほど遅れたことがある。

しかし、事前に連絡を入れ、面接冒頭に謝罪すると問題なく面接が行われ、その時の選考もクリアできた。

フォローできるタブー行為もあるが、事前に確認しておけばこの問題は起きなかった。

タブー行為は、しないように気をつけよう。

それでは、最後にまとめとして重要ポイントのおさらいをする。

まとめ

自己紹介と自己PRを混合しないようにしよう

  • 自己紹介は自分の概要を紹介すること。
  • 自己PRは自分の強みを紹介することです。

転職面接で聞かれる質問は、以下の5つが代表例である

  1. なぜ当社に応募したのですか。
  2. なぜ○○(職種)をやってみたいと思ったのですか。
  3. 当社のことは知っていますか。
  4. 当社でどんな仕事をしていきたいですか。
  5. 最後に何か質問はありますか。

下記は、面接官が知りたいことを問う質問である。

  • 経歴
  • 転職理由
  • 志望動機

上記3つでは聞ききれなかったことを質問として聞かれる。

面接の基本マナー

  • 身だしなみは清潔感を意識する。
  • 面接時間の10~15分前に到着する。
  • 面接官に届く声で挨拶をする。
  • 表情は豊かに目を見て笑顔で話す。
  • 話上手だけではなく聞き上手にもなる。

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