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番外656 新しい生活の為に
「おお、これは……」
「綺麗……」
感嘆の声を上げて見惚れるレドゲニオス達。オズグリーヴもこれは知らなかったのか、顎に手をやって感心したような表情をしていた。
転移の光が収まると、そこは塔の上だ。
魔物素材の査定と買い取りも済ませてフォレスタニアに向かうと、丁度夕暮れ時であった。再現されたものではあるが湖畔が夕焼けで染まっていて……湖面に夕日が映るその風景には何とも風情がある。
陸上や湖底の街並みにも明かりが灯り始めており、それもまた味があるというか。
「旦那様。奥様方も。ご無事で何よりです」
「やあ、テオ君。おかえり」
「ああ、ただいま。この通り、隠れ里に住んでいる人達も連れてきた」
セシリアやゲオルグ達、フォレストバード、それにアルバートを始めとした工房の面々も迎えに来てくれていて、俺達の姿を認めると笑顔で挨拶をしてくる。
アンバーも一緒に迎えに来たらしい。コルリスと顔を合わせるとお互いの肩のあたりに軽くぽんぽんと触れたりした後、魔力を変化させて鼻をひくつかせ、何やらコミュニケーションを取っていたりする。
「アンバーからは怪我がなくて良かった、コルリスからは元気そうで良かったって」
ステファニアはそれを見てにこにこしながら五感リンクで翻訳してくれた。なるほどな。コルリスとアンバーは割と良好な関係という印象があるな。
「お城で使用人の皆さんを取り纏めて下さっているセシリアさんです」
「よろしくお願いします」
といった具合に、グレイス達からもセシリア達の事を紹介してくれる。
レドゲニオス達は迎えに来てくれたみんなから挨拶と自己紹介を受けて、ややぎこちないながらも挨拶を返していた。
子供達はコルリスとアンバーが気になっているようにも見えるが。ああ。一人抱きつきに行ったな。そんな様子にシャルロッテもにこにこと楽しそうだ。
「留守中に何か問題は?」
フォレスタニアを空けたのはほんの数日だったから、セシリア達の表情を見れば問題ないという事は分かるが。
「特に大きな問題は起こりませんでした。日常通り、という印象ですね」
「アンバーも中庭で日向ぼっこしたりして、大人しくしていましたよ」
と、セシリアと一緒にフォレストバードのモニカが楽しそうな笑顔で教えてくれる。
モグラが日向ぼっこというのも中々不思議な話ではあるが……まあ何事もなく平和であったなら何よりだ。
報告のやり取りもそこそこに、浮石に乗り込む。垂直に昇降する足場に子供達は目を輝かせ、大人達も喜びと驚きが半々という印象だ。隠れ里の住民達は、反応が素直なのでこちらとしても歓待し甲斐があるというか。
浮石を降りた所に用意されていた馬車に分乗してみんなで移動する。幌馬車から幌を取ったような、大人数で乗れる仕様だ。
街の様子に見惚れていたり、設備を説明したりするとリアクションが大きくて中々に楽しい。
「この神殿は――盟主やヴァルロスの鎮魂を目的としたものです」
「私やフォルセト様が預かっている場所でもありますね」
フォルセトとシャルロッテがそう説明すると、オズグリーヴ達の表情が真剣なものとなる。……そうだな。隠れ里の住民としては気になる場所だろう。
「少し立ち寄っていきますか」
「そうですな。あの方達も挨拶をせねばなりますまい」
俺の提案にオズグリーヴが頷く。みんなで一旦馬車から降りて、鎮魂の神殿の内部に立ち寄る。巫女が一時的に不在でもゲオルグ達がきちんと警備してくれているので神殿内部は平和なものだ。
清掃等はフォルセトやシャルロッテが生活魔法を使ってやってくれる他、家臣団の皆や迷宮村の面々も魔道具を使って行っているので手入れも行き届いている。
だがまあ……鎮魂の神殿に携わる仕事というのも、これから彼らがフォレスタニアで過ごす上での選択肢としては十分に考えられるものかもしれない。そういう意味では元魔人であり、鎮魂の神殿の目的に対して理解のある者、というのは適任だ。
勿論人によって向き不向きもあると思うので、それぞれの希望や適性に沿って、という方針は変わらないが。
祭壇に向かい、俺達もオズグリーヴ達と共に盟主やヴァルロス達に黙祷を捧げる。今回の一件では――解呪にも力を貸してもらったからな。
目を閉じて交わした約束を思い出す。それを……守っていきたいと思う。
そんな思いを込めてみんなで祈りを捧げると、周囲の魔力も増大しているように感じられた。
暫くそうしていたが、やがて一人また一人と、顔を上げていく。
「では、また馬車で移動しましょうか」
俺も頃合いを見計らってそう言うとオズグリーヴ達も頷いた。
「手間をかけさせてしまいましたな」
「いえ。僕も今回の一件では力を貸してもらいましたから」
そんなやり取りをしながら再び馬車で移動し、幻影劇場や運動公園も、生活基盤ができたら改めて招待すると約束をしておく。
城へ続く橋については馬車で渡っているので動く歩道を使っていないが、フォレスタニアで生活する以上は活用する機会もあるだろうから、今の内に触れておこう。
馬車から降りて隣の動く歩道に乗り、並走しながら説明する。
「乗った者の魔力を少し消費する事で、こうして足を乗せておくだけで前に進む事ができるようになっているんだ。……ただ、あくまでもここは通り道だからね。遊戯や運動目的では使わないように通達してる。興味があれば運動公園で試してみると良いよ。運動公園は体力と魔力を遊びながら鍛える施設だからね」
そんな風に説明すると、子供達は期待の込もった眼差しでこくこくと頷いていた。うむ。
フォレスタニア城に到着し、中庭等を案内しながら迎賓館へと向かう。やはり中庭や迎賓館のレイアウトや装飾に目を奪われている様子だった。
感動して貰えている様子だが……隠れ里出身の面々は、客と違うところがある。これからフォレスタニアを基盤に暮らす事になるわけで、生まれ育った環境とは色々違うからな。その辺も考慮に入れて様子を見つつ、ケアが必要ならその都度行うといった感じで対応していきたいところだ。馴染めないのなら迷宮に潜る事で隠れ里に近い生活を用意する事もできると思うし。
「今日の所は迎賓館の客室で一泊してもらって……明日からは城の本棟で部屋を割り当てる事になるかな」
基本的には領民であり家臣団としての扱いになる。まず人里の暮らしについて慣れてもらい、その後の仕事は、本人の適正と希望次第といったところか。
得意な事、興味のある事、したい事が一致するとは限らないが、個々人に応じて細やかに対応したいところで、あまり急ぐ必要もない。
そうした考えを説明すると、オズグリーヴは頷く。
「里の者達については……里の存続であるとか、里に万一の事が起きた場合。人と接触した場合の偽装も考えていたので、読み書きや計算等の基本的なところは問題ありませんぞ。常識的な部分は――知識として知っているだけなので実践では齟齬が出るかも知れませんが」
魔物素材の衣服を身に纏っているという事もあり、外部での情報収集は旅人や冒険者を装う事が多かったそうだ。魔人達は加齢で見た目が変わらないという事もあり、何年か置きに情報収集担当を変えたりと、色々と隠れ里が露見しないように工夫を凝らしていたらしい。
オズグリーヴ自身がハルバロニス出身というのも、教育周りに力を入れる理由になっていたのかも知れない。想定していた形とは違うのだろうが、里から離れる事になり、今まさにそれが役に立とうとしているわけだから、オズグリーヴの見識には間違いがなかったという事なのだろう。
勿論、こちらとしても対応しやすい。基本的な部分としての知識があるのなら、後は実際の所を見てもらうだけでも違って来るだろうからな。
「私とシトリアも、色々教えてもらった」
「うん。だから大丈夫」
カルセドネとシトリアが大丈夫、というように太鼓判を押してくれる。マクスウェルやアルクス、ヴィアムス、アピラシアといった魔法生物組もうんうんと頷くのであった。
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