2012/08/24(Fri)
美青年
今日の若者観察の対象はすぐに決まった。残念ながら私がロッカールームに入った時には、彼はすでに風呂に入った後のようだった。今風の元気な若者だが、水泳でもしているのか、見事な身体だ。
無駄な肉をまとわない彼の身体のあらゆる場所が、一仕草するたびに艶かしく動いた。腕、肩、背中、脇、肋骨のあたり、腹筋、胸、ふともも、ふくらはぎ。。。複雑に絡み合う組織は、お互いに繋がり合い、伸縮を繰り返して彼の綺麗な身体を形成する。唯一、首から下がった装飾品が、それらの動きにつられながら不規則な動きをする。真剣な眼差しで鏡に写った髪を整えている。髪先を何度もつまんでいる。
友達が彼を呼んだ。鏡の自分を見つめたまま軽い返事をし、顔を左右に振って最後のチェックをしているようだ。全裸の彼は手元に置いていた下着を掴み、それを片足首にくぐらせた。一瞬だがフトモモの間から覗く彼の大切な物。決して大振りではないが、熟成した大人のモノを下げていた。首から下げた飾りと同じように不規則に揺れながら。
少しよろめきながら、友達と会話しながら彼は下着を履いた。
大人の色と形になったソレを窮屈な場所へと押し込んだ。
【ビキニ痕くっきり美青年】