この御仁、ご存知ですか?
肩を並べられる
唯一の存在だったんじゃないでしょうか。
日本ではあまり
メジャーではないかもしれませんね。
でもね、いいですよ。
四の五の言わず、聞くべきです。
まあ、あまり春には似合わない気もしますが。
まあ、例えばですね、
街が歓送迎会の酔客であふれ、
花冷えの風があなたをたたく。
そんな夜道にです。
人生の一期一会を噛みしめながら、
これとか聞いてみちゃ、どうです?
彼が、ユダヤ人であるうえで、
この朗々たる「ハレルヤ」とか、
味わい深いですよ。
まさに、言葉を超えた、
祈りの世界があるわけです。
このベスト盤は、とてもいいと思います。
ベスト・オブ・レナード・コーエン~エッセンシャル・コレクション
- アーティスト: レナード・コーエン
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- 発売日: 2010/10/27
- メディア: CD
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どうでしょ?
まだご理解いただけませんか。。
そうですね、この映画ご覧になられました?
ナチュラル・ボーン・キラーズ ディレクターズカット [Blu-ray]
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これは傑作ですね。
この映画の公開時、
日本語も英語も理解できない
女性と一緒に観に行ったのですが、
鑑賞後
「なんかこれすごい!」
と興奮しておりました。
言語を超えるのだなあ、
とその時思っていたのを、
よく覚えています。
そのエンディングで流れるのが、
レナード・コーエンのこちら。
途中で「ヒロシマ」についても
出てきますね。
聞き取れました?
上手いのか下手なのか、
よく分からない人ですが、
魅了されることは確実です。
彼はもともとはガチの「詩人」なんです。
ですので、言葉の選び方が美しく、
韻の踏み方に、とてつもない教養を感じるわけです。
カナダの人ですが、どうも相当アメリカ英語に
精通していたと思います。
デビューは意外と遅く、1967年。
あのドアーズと同期になります。
ジム・モリソンとは、友達になるか、
殴り合いになるかのどちらかでしょうけど。
そういえば、ドアーズと同じ匂いしますね。
レナード・コーエンのほうが、ジムより
10歳くらい上ですから、音楽的には
少し違う流れですけど、匂いは似てます。
これとか
ドアーズは、また別記事でやりますね。
私が十代で最も聴きこんだバンドなんです。
なんか、匂いがね。
音にそんなものがあればですが。
こんな春の夜は、
レナード・コーエンの、この曲とかどうでしょう。
ゆっくり、コニャックとか、
舐めるように飲みながら、
誰かに想いをはせる夜があっても、
いいんじゃないんでしょうか。
こういう静かな夜に。
(こういう世界をわかるには、時間がかかるもんですよ。そこでクリック!)