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長野憲法よく学んで考えて 長野で前川前次官が講演
長野市内の市民団体などは二十一日、「親・子・みんなで考える 勉強ってなに? 憲法ってなに?」と題する講演会を同市の県社会福祉総合センターで開き、前文部科学次官の前川喜平さん(63)が講演した。 憲法や教育などに関する勉強会を開いている市民団体などの有志が、前川さんに子どもたちにも分かる言葉で講演してもらいたいと打診し、前川さんが快諾した。 前川さんは勉強の仕方などについて「自分の頭で考えることが大事で、常に疑問を持っている必要がある。自分で考えることに関して自分に質問してみることも大事」と指摘した。 憲法に関しては「国を縛っておくのが憲法。国民をいじめたり、戦争にかりたてないようにしたりするもの」と強調。その上で、日本国憲法は「人類普遍の原理。共通に大事にしないといけない考え方だ」と訴えた。 憲法改正には「よく学んだ上で改正しないといけない」とも述べた。 裾花小六年の宮沢紬(つむぎ)さん(12)は「勉強と学問の違いなども説明してもらい、面白かった。憲法の話はちょっと難しかった」と感想を話した。 講演会には約四百五十人が参加。講演後のディスカッションでは、前川さんと小学生や大学生らが意見を交わした。 (高橋信) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報 |
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