当時のことを思い出したり、スカイプのログを見たりしていて気が付いたことがあります。
ここでゴロゴロウさんの批判をしたところで何も変わらないというのはわかっていますが、運営内の状況は誰も言ってこなかったことだと思ったので書きます。
以下に書いていることは先のブロマガと同じように、私がMMD杯運営にいた第12・13回頃の話です。それ以前、以降の話はわかりませんのでご了承ください。
まず、先のブロマガを書いているときに、運営内でMMD杯の問題についてちゃんとした議論をしたことがないということに気が付きました。なぜあれだけの人と時間があったのに議論されることがなかったのか考えてみました。
第一に、運営にはリーダーを決めないという建前があったのですが、実際のところ自分が運営になる前からゴロゴロウさんを中心に動いているというような空気があったように感じられたこと。
第二に、ゴロゴロウさんはMMD杯問題に関して、杯運営として反応せず無視するように言っていたこと。
一つ目に関してはいつ頃からこのようになっていたかはわかりませんが、ゴロゴロウさんは第5回から運営をしている方なので自然と周りがそう扱うようになっていたのかもしれません。実際私もそれに乗っかってしまいました。
二つ目に関しては、たびたび来る「MMD杯はこうするべきだ」というような案件が運営内で話題になった時、ゴロゴロウさんは無視するようにと言っていました。なぜ無視するのかについては、一度ゴロゴロウさんが自身の経験や第5回での炎上などの経験からと語っていました。確かに不用意に反応してしまった場合、MMD杯の進行を阻害する可能性があると思ったので、私も他の運営の人も運営にいる間は運営内外で話にしませんでした。
しかし、これはあくまで短期的な解決で長期的にみれば杯が終わった後にでも一度は話し合う機会があってもいいのではと思っていましたが、実際は一度もありませんでした。さらに言えば、ゴロゴロウさんが強く「MMD杯はこうするべきだ」という案件には反応しないようにと言っていたので、運営内でMMD杯の問題を出すのはタブーのように感じられました。おそらくこれは私だけでなく他の運営の人も感じていたのではないかと思います。
これは大変な問題です。しかし、当時自分が気づいたうえ、運営で話題として挙げたとしても相手にされなかったかもしれませんし、最悪追い出されたかもしれません。
運営内の空気は基本的には穏やかでした、というより穏やか過ぎでした。
実際のところ、スカイプの本運営のログは本運営とサポート運営を合わせて第12回で21589件、第13回で39775件となっており、この会話の7~8割くらいはMMD杯に関係のない雑談だったと思います。この雑談が出てくるような空気を作っていたのは主にゴロゴロウさんだったと思います(実際12・13回の運営内での発言数は一番多かったです)。自分よりも前からMMD杯にいる人や経験のある人たちがこの状況に疑問を抱いていなかったので、当時の自分は違和感に気づけなかったです。
まとめると、ゴロゴロウさんのリーダー感や経歴を前面に出されたことで、何も言えずに従わざるを得ない状況を作り出してしまった。
さらに、結局無視してくださいと言われてしまうので問題を出す気も奪ってしまった。
また雑談の多さからそのような話をさらに持ち込みづらいくしていた。
さらに、ゴロゴロウさんはMMD杯の問題に関して真剣に取り組もうとはしなかった。
という様々な要素が合わさった結果、運営内で私も含め誰も問題提起が可能な人がいなかったのではと考えました。
またこれでは、MMD杯を変えたいと思って運営に来た人もこの状況に流されてしまったり、問題提起をしたとしてもゴロゴロウさんが突き返してしまったかもしれません。実際自分が去った後の運営内ではこれが起きていたようです。
結局ゴロゴロウさんに責任を負わせることになっていますが、ゴロゴロウさんがいるのといないのでは運営内の状況は大きく変わっていたはずです。そのくらいゴロゴロウさんの影響は大きいものでした。
いままでは、先のブロマガの最後の様にMMDを変えたい人は運営になればいいと考えていましたが、当時のことを思い出すうちにこれだけでは済まないのではと考えるようになりました。これは様々な人の意見に触れたからかもしれません。
これを書いたとしても今のMMD杯が変わるのかどうかはゴロゴロウさん次第です。今の私たちにはできることはないと思います。
MMD杯が継続しても、終わるにしても、できればゴロゴロウさんからのひと言が欲しいです。
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>前ブロマガの3,4さんへ
「各ジャンルの対立」というよりは、「艦これとそれ以外のジャンルの対立」という話は運営内でも多少は出ていたと思います。しかし、上記のような状態でしたのでしっかりとした話し合いはなかったと思います。
「ジャンルによる固定層・票がある結果、埋もれやすい人やジャンルができてしまう」ということに関して、ゴロゴロウさんは私のブロマガに書きましたようになるべく多くの人に賞を出そうとしていたそうなので、運営賞でカバーしようとしていたのではないかと思います。私はそういう方針なのだと受け取りましたし、実際のところ、第12・13回MMD杯運営賞での艦これ作品の受賞は少ないです。
小夜さんが艦これのアフィブログへのリンクをA-Cupに貼り付けていたことに関しては、問題が大きくなる前の第12回閉会式後に一度「A-Cupに艦これまとめ速報のリンクがあるのですか?」という発言が運営内であったのですが、当時はそのまま流れてしまっています。
問題ではないかと小夜さん本人宛のツイートがあった14年7月27日0時頃に、小夜さんが重要そうには思えない感じに「炎上してるな~」と運営グループに書いています。またこの時ゴロゴロウさんが面白そうに反応して「そういうのは無視が一番ですよ」と書いています。(会話に貼られているツイッターのURLはアクセスできないので、実際にこのことについて書いていたのかは不明ですが、時間や会話に関わったユーザー名がURLに含まれていることからこのことについて書いていたのだと思います。)またこの会話の後、雑談が始まってしまい、その後言及されることはなかったです。
この会話は今になって気が付きました。しかし、ログインしていない間に100件近いログが溜まっていることが普通だったので、ログを確認するときに大会進行に関わる部分を見て、雑談はできるだけスルーしないと間に合いませんでした(実際第13回のログは本運営だけで27800件もあり、1日平均で150件もあります)。またこの話があたかも雑談の様に話されていたので、スルーしてしまったのかもしれません。
>6666AAPさんへ
返答していただきありがとうございます。
まず「誰でももらえるものであるならトロフィーの価値がなくなってしまう」というのは個人的な意見でした。トロフィーの価値は競争性の上に成り立っているのでは、またトロフィーをセルフサービスにしてもやはり問題は少ないのではという指摘に関して、確かにそう感じました。「自分はあくまで受賞者のためにトロフィーを作っていたので、受賞者以外に基本は渡ってほしくありません。」というのは個別配布という制度の上での話でした。もし、セルフサービスに変わったもしくは最初からその制度だった場合は話が変わると思います。6666AAPさんの発言が少々攻撃的だったので、そのように書いてしまいました。こちらは撤回させていただきます。ですが、「受賞者のためにトロフィーを作る」という気持ちは個別配布でもセルフ配布だとしても変わりません。
また「競争性について運営内外でほとんど話を聞かなかった」という部分も正確ではありませんでした。普通に考えればMMD杯の競争性があるのは当たり前ですし、実際自分以外にも競争性を理解して実力で賞を取ろうとする人がいたと思います。
しかし、運営内ではマイリス工作のことがあってなのか競争をする総合部門賞やテーマ部門賞ではなく選考委員賞や運営賞に力を入れていたと思います。いつ頃からこの方針になったのかはわかりません。確かにこれは6666AAPさんの言う、競い合うという本来のMMD杯から矛盾してしまっています。
運営賞の量に関しては公には出てなかったと思いますが、10数作品に1つ賞を出すということを目標に量を決めていていました。この目標に関してはゴロゴロウさんが決めていたと思います。
いままでは、MMDを変えたい人は運営になればいいと考えていましたが、正直なところこれだけでは済まないのではと思うようになりました。これに関しては上に書きましたので、そちらを見てください。
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前の記事2018-03-06 23:37:08自分がいた頃のMMD杯運営6コメ
私自身、今こうしてMMDの事で掲示板的なやり取りをするが
随分久しぶりな気がしています。
(実際はそんな事は無いはずなんですが。)
やろうと思えばツイッターやスカイプでいつでも話せるし、
内輪だとか閉じているだとか言われるこの界隈ですが
逆に今広くなりすぎてグループごとに散り散りになってしまったのかなと思います。
対話できているようで出来ていない、繋がっているようで繋がっていない、
だから前提の情報も考えも違うし違う事にも気付かない。
もっと対話があれば、対話が機能していれば
ソフトランディングできた問題だったのかもしれません。
実は私は8回か10回あたりの頃、
杯についてゴロゴロウさんとは対面で話しています。
詳しい時期は忘れました。何かの大規模オフだとは思うのですが。
その時の話題は工作問題についてのドワンゴへの働きかけを勧めるもの、
テーマ枠ではなく時間枠で争ってはどうか、みたいなルール案でした。
ブロマガに書いたようなものとはまた違うやつです。
ただ、見ての通り杯は変わりませんでした。
当時はゴロゴロウさん自身に確固としたプランがあるような印象だったので
私も強く食い下がるような事はしませんでした。
(彼が何を話したのかについては現状彼の不利にしかなりませんので伏せます。)
そんな経緯ですので、カツオ武士(P)さんや他の運営の人が
何か変えられる雰囲気じゃ無かったと感じていたのなら
正直、しっくり来る話ではあります。問題はあっても今ほどの状況では無かったですからね。
気にするな、とは絶対言いませんが必要以上に責任を感じる事は無いと思います。
内情を話していただきありがとうございます。
ある程度自分の予想していたとおりの内容だったとはいえ、第12回の時点で「ゴロゴロウとそのイエスマンたちの独裁体制」がすでに出来上がっていたという事実を当時を知る関係者から突きつけられると、何ともいえない気持ちになってしまいます。
「外の声など無視しろ、杯に問題などない」という言葉を真に受けるとかマインドコントロールされていたというわけではないでしょうが、杯を変えたい、いい物にしたいと思う人がスタッフになっても、これじゃあ何もできないですよね、少なくとも内部からは。
ジャンル同士の対立、それによる信者の誹謗中傷、工作員の暗躍、etc・・・
人によって、MMD杯衰退の理由に挙げる出来事は違うように思います。
しかし貴方の文章を読むと、やはり、杯の衰退は杯運営の腐敗が全ての起点である、という考えが自分の中で収束しました。
上述した多様な要因も、杯運営が腐敗せず、問題意識を持って機能していれば、未然に防ぐか、最小限の損害で防ぐことができた様に思えてならないからです。
当時、杯運営内部という立場だった貴方には、耳が痛いかも知れませんが・・・
兎にも角にも、「よくぞ話して下さった!」とただただ感謝しかありません。貴重な証言、本当にありがとうございました。
私は腐敗したと思われる時期に運営をしてました。
MMDから身を引き生活してますが正直残念に思います。
この際ですから過去の膿を全部出したほうがいいと思い名前を出しませんがコメント差し上げます。
あの人は変化を嫌います。
何かを変えようとするのなら過去の議事録を渡され読み漁り問題点を明確にし全運営メンバーを納得させるだけの対案を出せと言ってきます。読むだけで数日を要すのでハッキリ言って対案出す前に挫折する人の方が多いみたいです。
そして自分達の思惑通りに動かないと扱いが雑になります。
極めつけは杯の告知・進行動画の外注を言い出したのもあの人が中心とした古株メンバーらしいです。
理由は「楽をしたいから。」聞いた瞬間頭の中が「は?」と「えっ?」で埋め尽くされました。
告知動画の時期はハッキリ言ってそこまで忙しくありません。
開始前で忙しいと思えるのは「始動直後の説明・日程とタイトル・テーマ決め」と「選考委員の選定・相手方へのオファー・紹介動画の作成」の時期くらいです。
あとは雑談半分以上のskype会議が毎日開催され拘束されるだけです。
また、運営の間は投稿者として杯に参加しないと明言して運営に参加した人にも杯直前になったら「やっぱ動画作って参加しろ」と言います。その人は2.3日で予選動画を作って義理立てしてました。
そんな人がMMD杯のほとんどに絡んでます。
目の上のたんこぶが居なくなったからそうなったのか居座り続けたからそうなったのかは知りません。
あの人最大の失敗は自分で身を引かなかったこと。
自浄効果と後進育成をまともにしなかった事です。
自らを律する意味で参加回数に上限を設け後進に託すと言う事を微塵と考えず居座りました。
あの人が居るから運営を離れたメンバーも居たと聞いてますし今でも居るなら参加・協力しないって言う人は一定数居るでしょう。
ココまで大問題になった以上あの人に責任を取ってもらうか・あの人と心中するか・別イベントを作る。しかないと思います。
長文失礼いたしました。