ANAホールディングス株式会社が株主優待の内容を一部変更すると、2018年3月22日に発表した。
ANAホールディングスの株主優待は、毎年3月末と9月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数に応じて、国内営業路線片道1区間を割引運賃で利用できる『株主優待番号案内書』を年2回贈呈。ほか、100株以上の全株主に、自社グループ施設優待券のセット1冊を年2回贈呈」というもの。
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今後も優待品に変わりはないが、「株主優待番号案内書」によって優待運賃で搭乗できるチケットの発売期間や、価格などが変更になる。今回の変更は2018年10月28日搭乗分から、国内線の運賃制度が変更されることに伴うもの。このため、変更の適用も2018年10月28日搭乗分(2018年8月28日発売分)からとなる。
なお、変更の内容は以下のとおり。
【発売期間の変更】
従来、優待運賃のチケットは搭乗日の2カ月前からしか購入できなかったが、2018年9月3日発売分より、搭乗日の355日前から購入できる。
【優待運賃の価格の変更】
従来、優待運賃の価格は片道運賃の50%割引だったが、2018年10月28日搭乗分から片道運賃が廃止され、「ANA FLEX 運賃」(空席連動型運賃)が導入されるのに伴い、「ANA FLEX 運賃」の最安値である「FLEX-D 運賃」の50%割引となる。
【優待運賃の発売座席数について】
国内線運賃制度の変更に伴い、満席が想定される便においては、予約が取りづらくなる場合がある。
【プレミアムクラスにおける優待運賃の利用について】
プレミアムクラスへのアップグレード料金が2018年4月1日搭乗分より変更に(現行は一律 9000円だが、受付のタイミングと路線によって異なる料金設定となる)。これに伴い、プレミアムクラスにおける優待運賃利用時のルールが、以下のようになる。
◆プレミアム株主優待割引運賃およびプレミアム小児株主優待割引運賃は、これまで路線別に運賃額を設定していたが、普通席の優待運賃に所定のアップグレード料金を加算した運賃額に変更。
◆これまでアップグレードポイントによる優待運賃のプレミアムクラスへのアップグレードは、当日空港のみで実施していたが、搭乗2日前からANAのウェブサイトなどで事前予約が可能になる。
ANAホールディングスの株主優待制度の詳細
ANAホールディングスの株主優待制度の詳細 | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末・ 9月末 |
100株以上 | ◆株主優待番号案内書1枚(×年2回) (※以下100株ごとに1枚増) ◆自社グループ優待券1冊(×年2回) (内容は以下のとおり) (1)IHG・ANA・ホテルズグループジャパン (「インターコンチネンタル」「ANAクラウンプラザ ホテル」「ホリデイ・イン」・「ANAホテル」) 宿泊(ベストフレキシブル料金の室料のみ20%割引) 6枚、飲食(10%割引)5枚、婚礼(10%割引)1枚、 会議・一般宴会(15%割引)3枚 (2)「ANAハローツアー」(海外ツアー) 「ANAスカイホリデー」(国内ツアー) 「ANA大人のゆとり旅」(海外ツアー) 「ANAワンダーアース」(海外ツアー) 7%割引券各2枚 (3)空港売店(「ANA FESTA」他)10%割引券5枚 (4)自社指定商品の優待価格販売 (5)ゴルフ場(「武蔵の杜カントリークラブ」) ビジター料金割引券4枚 (6)ゴルフ場(「早来カントリー倶楽部」) ビジター料金割引券3枚 |
400株以上 | ◆株主優待番号案内書4枚(×年2回) (※以下200株ごとに1枚増) ◆自社グループ優待券1冊(×年2回) |
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1000株以上 | ◆株主優待番号案内書7枚(×年2回) (※以下400株ごとに1枚増) ◆自社グループ優待券1冊(×年2回) |
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10万株以上 | ◆株主優待番号案内書254枚(×年2回) (※以下800株ごとに1枚増) ◆自社グループ優待券1冊(×年2回) |
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備考 | ※3月末時点の株主に贈呈されるグループ優待券の有効期限は同年6月~11月末。 9月末時点の株主に贈呈されるグループ優待券の有効期限は12月~翌年5月末。 ※ホテルの優待は一部対象除外ホテルあり。 |
ANAホールディングスが発表した今回の株主優待の変更は、2018年10月28日搭乗分からの運賃制度の変更に伴うもの。今回の変更により、早期からの予約で株主優待が利用可能になる一方で、繁忙期にはこれまで以上にチケットを予約しづらくなることが予想される。また、「空席連動型運賃」の導入によって株主優待による割引金額も不透明になったことで、今回の変更を「株主優待の改悪」と受け止めている投資家も多いようだ。
なお、ANAホールディングスは国内航空会社首位。2018年3月期(通期)の連結業績予想は、すべて前期比で売上高9.0%増、営業利益9.9%増、経常利益は6.9%増、当期純利益は33.6%増と堅調。
■ANAホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
空運業 | 9202 | 東証1部 | 3月末・9月末 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
4056円 | 100株 | 40万5600円 | 1.48% |
※株価などのデータは2018年3月23日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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【桐谷さんがライブスター証券をおすすめする理由】 2011年に知人が講師を務める「初心者セミナー」に参加するために口座を開設したライブスター証券だが、ちょうど2カ月間手数料無料キャンペーンを実施していたため、「2カ月間、必死で売買しました」(桐谷さん)。手数料無料キャンペーンを実施していなくても手数料はネット証券でも最安レベルなので、現在も利用している。桐谷さんが利用しているのは一約定ごとの手数料コースで、10万円まで86円(税込)、20万円までで104円(税込)と「手数料が安いので使っています」(桐谷さん) |
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240円 (一日定額制の場合) |
400円 (一日定額制の場合) |
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【桐谷さんが岩井コスモ証券をおすすめする理由】 桐谷さんが「手数料が安い」ことから、2000年頃から利用していた岩井コスモ証券。その後ワケあって他社へ株券を移管する際、スピーディーな対応をしてくれたことに恩義を感じて、現在に至るまで取引を続けている。桐谷さんが利用しているのは一日定額(アクティブコース)。10万円まで86円(税込)、20万円までだと172円(税込)となり、「10万円超20万円以下では松井証券より安くなるので、投資金額が安い株は岩井コスモ証券で売買する」(桐谷さん)。少額取引が多い個人投資家にはおすすめだ。 |
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◆東海東京証券(女性に特におすすめ!) | |||
1500円 | 1500円 | 1725円 | |
【桐谷さんが「女性」に東海東京証券をおすすめする理由】 桐谷さんが「特に初心者の女性投資家におすすめ」というのが東海東京証券。「乙女のお財布」という女性投資家向け特設サイトがあり、「オススメ優待銘柄」「中長期・値上がり期待銘柄」などのジャンル別でおすすめの銘柄を教えてくれるので、初心者には銘柄選びの手助けになる。また、女性専用の電話サポートも用意されているほか、女性限定セミナー、イベントも。ただし、手厚いサポートの分、手数料は高め。 |
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【2018年3月時点・最新情報】
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株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 | 口座開設 | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
◆楽天証券 | |||
90円 | 250円 | 250円 | |
【楽天証券のメリット】 手数料コースの中に「超割コース」があり、貸株、投資信託の残高、信用取引の残高などに応じて、手数料が段階的に10%・20%・30%と割引になる。取引残高の大きな人ならお得度アップ。取引からニュース、投資情報、入出金などに使えるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名だ。たとえば、「日経テレコン」では日経新聞の記事も読める。また、国内外の多彩な商品揃えも特長。投資信託が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、さらに金の積立投資もできるので長期的な分散投資にも便利。投資に役立つメールサービス「マーケットアロー」や毎日読める投資レポート&コラムは、投資の知力アップにおすすめだ。 |
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300円 (一日定額制の場合) |
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10万円 | 30万円 | 50万円 | |
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*1 松井証券の手数料は一日定額制の場合 ※手数料は各社とも税抜 |