連続テレビ小説 わろてんか(144)「さらば北村笑店」[解][字][デ] 2018.03.23

233月 - による admin - 0 - 未分類

(リリコ)遅いなぁ。
(トキ)大阪駅から歩いてるんやろか。
それにしてもかかり過ぎちゃうか。
(てん)リリコさん今日は京都の高座があるやろ。
けど藤一郎の顔見んと。
まだ大丈夫や。
間に合う。
(隼也)やっぱり僕その辺まで見てくるわ。
頼んだで。
うん。

(風太)おお隼也!・
(隼也)あっおおきにご苦労さまです。
帰ってきたでほら。
何してんの。
はよ!
(トキ)おてん様。
うん。
・「出かける時の忘れ物」・「ひょいとつかむハンカチのように」・「心の中にすべり込む」・「いちばんちいさな魔法」・「泣いたり笑ったり」・「今日も歩き出す」・「ありがとうと言いたいあなたのために」・「ごめんねと言えないあなたのために」・「パレードはまわり続けてる」
(風太)ただいま。
連れてきたで。
お帰り。
(つばき)ご無沙汰しております。
こちらこそ。
ほらご挨拶は?北村藤一郎です。
おばあちゃん。
僕がおらん間の面倒をお母ちゃんが見てくれはる事になった。
ホンマにありがとうございます。
中入り。
はい。
(トキ)さあどうぞ。
ご苦労さん。
うん。
こらわしは!おい。
よし。
おおきに。
そしたらごはんの支度するわ。
あの…私も手伝わせて下さい。
ああほなお願いしましょ。
はい。
よかったな。
入隊前に家族三人てんと会えて。
うん。
あとはお前がちゃんとてんと向き合うて思た事を話すだけや。
文句でも何でもええ。
はい。
ほな卵割ってもらえるか。
あの…。
ホンマに申し訳ありませんでした。
この家の敷居またげるような身ぃやないのはよう分かってます。
けど…。
そんな事言うてる場合とちゃいます。

(トキ)おてん様。
これお砂糖分けてもらいました。
ああ…。
そしたら何や甘いお菓子でも作ったって。
へえ。
ほんならつばきさんそっち終わったらちょっと手伝うて。
はい。

(飛鳥)藤一郎絵うまいな。
それ誰?お父ちゃん!
(飛鳥)これは?お母ちゃん!ほなこれは?おばあちゃん!へ?うちか?うん!へえ〜。
これ何の上に乗ってるん?通天閣!お父ちゃんがな「おばあちゃんは通天閣を買うた日本一のおばあちゃんや」て。
藤一郎おばあちゃんの事好き?うん!何で?偉いから!そうか。
おばあちゃんの事偉いから好きか。
そしたらおばあちゃんと「ん」がつく言葉ごっこしよか。
ん?お父ちゃんが元気に戻ってこれるよう運がつきますようにて。
まずはこれ。
「つうてんかく」。
「お母ちゃん」。
「お父ちゃん」。
んんん…。
「ごはん」。
「うんこ」!こら!もう〜すんません!ほらもうすんません。
ええんやええんや。
それこそ運がつくわ。
(つばき)藤一郎!
(藤一郎)ほな「べんきょう」。
ほんなら「やかん」。
「まんざい」。
「ち」…何でもない。
ハハハッ!北村笑店はどないなるんや?今までと何も変わりまへん。
残った寄席と慰問団でお客さんに笑い届けるだけや。
お母ちゃんは強いな。
そんな事ないわ。
みんながうちを強うしてくれるんや。
皆さんに助けてもろてなんとか立っていられるんや。
ああおおきに。
藤一郎は寝ましたか?はい。
おおきに。
おおきに。
お父ちゃんの跡継ぐ言うてたのに家出てってしもてホンマにすいませんでした。
こんなんみんなの前では言われへんけどうちも駆け落ちしたさかいなぁよう叱れへんのや。
そやけど困ったからいうて勘当された身ぃでのこのこ戻ってきて妻子の面倒見てほしいなんてホンマに情けない。
うちも勘当された身ぃで里に借金頼みに行ったなぁ。
偉そうな事言えまへん。
隼也。
はい。
わろてるか?家族三人わろて暮らしてますか?はい。
仲ようわろて暮らしてます。
はい。
つばきさん。
大変な事ぎょうさんあったやろ。
よう気張ったな。
隼也あんた家族ちゃんと養うてもう立派なお父ちゃんやな。
うち何やうれしいわ。
戦地ではつらい事もあるかもしれへん。
けどそれでもわろて生きるんや。
生きて必ず無事に帰ってきとくれやす。
はい。
はい。
うん。
(風太)おいおいニンジン踏むなよ。
入ってええ入ってええぞ。
入ってええぞ。
こっち来い。
写真機はなここや。
ええんか?そんな遠くでええんか?ホンマやな?お!あんた写真屋さんに任せたらええんやないの?アカン!大事な家族写真や。
おうおうおうおう何してんねや。
いえ私らは…。
え!?家族写真です。
つばきさんも藤一郎もはよ入りなさい。
うん!そやそや。
藤一郎ここや。
つばきさんも。
はい。
よっしゃ。
え〜これは大事な家族…。
あんたが一番邪魔やねん。
分かった分かった。
写る気か。
痛い痛い痛い痛い。
これは百年残る家族写真です。
百年て…。
笑え!笑顔や!うるさいな…。
(風太)笑顔や笑顔!え!ええか?ええんやな?いくぞ。
よっしゃ!ほなわろてんか!
(シャッター音)藤一郎留守にしてる間お母ちゃんとおばあちゃんの言う事よう聞くんやで。
うん。
「うん」やのうて…。
はい。
行ってくる。
ご武運お祈りします。
お国のためにしっかりな。
お気張りやす。
はい。
それでは皆さん行ってまいります。
北村隼也君の武運長久を祈ってバンザイ!
(一同)バンザイ!
(風太)バンザイ!
(一同)バンザイ!生字幕放送でお伝えします2018/03/23(金) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 わろてんか(144)「さらば北村笑店」[解][字][デ]

てん(葵わかな)は孫との初対面に感激し、隼也(成田凌)には無事戦地から戻ってくるよう念押しをして、それまでの間つばき(水上京香)たちを守ると約束した。

詳細情報
番組内容
てん(葵わかな)は孫の藤一郎(南岐左)との初対面が叶(かな)い感激するが、皆の手前平静を装う。隼也(成田凌)一家を迎えて久しぶりににぎやかな家で、てんはつばき(水上京香)と一緒に料理の腕を振るった。その夜隼也は、家を捨てつばきと駆け落ちしたことを謝罪して許しを乞うが、てんは自分も同じことを親にした身だと言って笑い返す。そして隼也が無事戦地から帰ってくるまで、つばきたちを守ると約束した。
出演者
【出演】葵わかな,濱田岳,広瀬アリス,徳永えり,成田凌,水上京香
原作・脚本
【作】吉田智子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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