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富山

「ホタル6月戻ってね」 射水・金山小児童が幼虫放流

ホタルの幼虫を放流する子どもたち=射水市浄土寺で

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 射水市金山小学校の児童が二十二日、同市浄土寺の「中パの森」近くの用水に、ホタルの幼虫を放流した。

 総合的な学習の時間で、「金山の宝ホタルにズームイン」と名付けた授業の一環。児童たちは昨年六月の観察会で用水からホタルを捕獲し、学校に持ち帰って産卵させた。卵がふ化したあとは、餌になる貝のカワニナをやるなどして育ててきた。

 放流には、これまで飼育してきた三年生と、来年育てる予定の二年生の約二十人が参加した。雨の中、児童たちはそれぞれ四匹ほどの幼虫とカワニナが入った紙コップを持って用水に並び、放流した。

 三年の宮林莉子さん(9つ)は「水替えなどが大変だったけど、ホタルをまた見たいから頑張った。六月に元気に戻ってきてほしい」と話した。 (小寺香菜子)

 

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