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レジェンド 作者:神無月 紅

秋に向けて

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1679話

「……安いわね」

 串に刺して塩を振って焼いた魚を食べながら、ビストルは呟く。
 若干不満そうなのは、マリーナから聞いた、海賊達を奴隷として売った値段が予想していたよりも安かったからだろう。
 だが、そんなビストルに対してマリーナは特に記した様子もなく、そう? と小首を傾げる。
 そんなマリーナの姿は、焚き火に光に照らされて男であれば間違いなく目を奪われるだけの妖艶さを持っていたが……身体は男でも心は女……いや、乙女のビストルには効果がない。

「当然よ。ここが田舎だから、ギルムより安くなるのは分かるわ。けど……幾ら何でも安すぎるわよ!」
「でも、奴隷商人は取引相手がレイだと、異名持ちの高ランク冒険者だって知ってるのよ? なのに、足下を見るような真似をすると思う?」
「それは……」
「それに、私が交渉した時には警備兵もいたのよ? そんな場所で不正な行為が出来ると思う?」

 続けて言われたその言葉に、ビストルは反論する言葉を持たない。
 内心では自分も一緒に行けばよかったと思うも、魚を出来るだけ多く釣ることを目的にレイ達についてきたのだから、それを放棄するなどという真似は出来なかった。

「ガランカはかなり田舎にあるみたいだし、多分その辺りも値段に含まれてるんでしょうね。それに、レイは気にしてないんでしょ?」

 視線を向けられたレイは、当然と頷く。

「マリーナが交渉してその値段だったんだ。それで文句を言うようなつもりはないよ」
「本当にいいの?」

 商人のビストルにしてみれば、話を聞いた限りではかなりの安値で買い叩かれた……と、そういう認識を持っている。
 だが、普段であれば絶対にそれを許しそうにないレイがあっさりとそう認めたことにより、ビストルは出鼻を挫かれたような感想すら覚えていた。

「ああ、それで構わない。そもそも、今回の海賊の件は海賊達を奴隷として売ったのを抜きにしても、大きな利益しかないんだし」

 そう告げるレイの言葉に、ビストルは少し……いや、かなり呆れの籠もった視線を向ける。
 ビストルにしてみれば、儲けられるところで儲けないというのは、有り得ないという認識だった。
 ただ、レイにしてみれば、海賊が隠していた財宝を全て――あくまでも白状させた分だけだが――奪うことが出来たし、海賊のお頭が持っていた、煙幕を生み出す使い捨てのマジックアイテムも大漁に入手出来た。

(それに……船を手に入れられたのは大きい)

 何度となく修繕を繰り返し跡のある、かなり古い船。
 だが、ギルムという海が近くにない場所で船についての勉強をするという意味では、古い船で壊しても問題ないと思えるからこそ今回入手した船は十分だった。
 もしこれで海賊達が使っていたのが新しい船だった場合、新しすぎて迂闊に触ることが出来ないだろう。
 そういう意味で、やはり古い船を手に入れることが出来たというのは、非常にありがたいことなのは間違いなかった。

「はぁ……本当にお人好しね」

 レイが得た利益が具体的にどれくらいなのか、分からないからだろう。ビストルは、これ以上何を言っても無意味だと言いたげに首を振ると、再び魚の塩焼きを食べ始める。

「それで、レイ。明日はどうするのだ?」

 ビストルとの話が終わったと判断したのか、エレーナがレイに向かってそう尋ねる。
 だが、尋ねられたレイは不思議そうに問い返す。

「どうするってのは? 魚を獲るつもりだけど、それ以外に何かあるか?」
「そうか。てっきり、あの村にまた行くのかと思ったのだがな」
「夕方くらいには一度行ってこようと思ってる。魚とかを買い取るつもりだし」

 今日も漁から戻ってきた村人達から魚は買い取ったが、その量はそこまで多い訳ではない。
 村にしてみれば、海賊をどう対処すればいいのかと悩んでいたのだから当然だろう。
 そこにレイがやってきて、その日のうちに……どころか数時間も経たずに海賊を倒し、それを見てからもう安全だろうと漁に向かったのだ。
 実質的には二時間あるかどうかといったくらいの時間しか漁はしておらず、それで獲れる魚の漁もそこまで多い訳ではない。
 だが、明日はそれこそ朝から一日中漁をして、それで獲った魚はレイに買って貰う。
 ……これはガランカの村人にとっても、今のうちに可能な限り魚を欲しているレイにとっても有益な取引だった。
 もっとも、時間の流れの存在しないミスティリングがなければ、どれだけ大漁に魚を買っても腐らせるだけだっただろうが。

「ふむ、なるほど。では、明日は私達は向こうに行かなくても構わないのか?」
「別に何か用事がなければ、それでもいいと思うぞ。俺だって、魚を買ったらすぐに戻ってくるつもりだし」

 そうして会話をしながら食事を終え……そうして食事が終わると、後は寝るまで自由時間となる。
 レイはヴィヘラと軽く戦闘訓練を行い、ビストルは今日獲った魚を干物にするべく調理を始め、ビューネはデザート代わりに森の中に果実を採りに行き、マリーナは精霊魔法を使って周囲の警戒をし、セトとイエロは二匹で遊ぶ。
 そんな中、対のオーブを使ってアーラと話していたエレーナは、不意にレイに声を掛ける。

「レイ、ちょっと来て欲しいのだが!?」

 その言葉に、レイはヴィヘラの振るう拳の一撃を後方に跳躍して回避し、構えていたデスサイズと黄昏の槍を下ろす。
 そんなレイを見て、ヴィヘラも追撃をするような真似はせず、模擬戦――客観的には本気の戦いにしか見えないが――は終わりを告げる。

「ちょっと、エレーナ。いきなり何なのよ。まだ戦い初めてからそんなに経ってないのよ?」

 不満そうに告げるヴィヘラだったが、実際には既に模擬戦が始まってから十分近くは経っていた。
 普通であれば、模擬戦という名の全力運動を十分近くも続ければ、息も絶え絶えになってもおかしくはない。
 特にその模擬戦の相手がレイやヴィヘラといったような、規格外の強さを持っている者であれば、その疲労はより大きくなる筈だった。
 だが……レイとヴィヘラは、全く息を乱した様子はない。
 それこそ、数秒前に模擬戦を始めたと言われてもおかしくない程に、体力的な余裕を残していたのだ。
 もっとも、だからこそ模擬戦を途中で止められたヴィヘラは不満を露わにしていたのだが。
 食欲、睡眠欲、性欲……それ以外に、戦闘欲と呼ぶべきものをもっているヴィヘラにとって、レイとの模擬戦というのは至高の快楽とも呼ぶべき行為だ。
 結局のところは模擬戦で、命を懸けた戦いではない以上は本当の……心の底からの快楽を味わうといったことは出来ないのだが。
 それでも、レイとの戦いはその辺の雑魚と命懸けで戦うよりは圧倒的な快楽をヴィヘラにもたらしてくれた。
 だからこそ、それを不意に遮ったエレーナに不満の表情を浮かべて抗議したのだ。
 エレーナもそんなヴィヘラの性格……いや、この場合は性癖と呼ぶべきか。ともあれ、それを知っているので、申し訳なさそうに頭を下げる。

「すまない。だが、ダスカー殿からの呼び出しだ」
「……そう」

 不満を抱いていたヴィヘラだったが、ダスカーからの呼び出しだと言われれば、それ以上駄々をこねることは出来ない。
 仕方がないわね、残念そうにしながらも、模擬戦は一時中断と態度で示す。
 月明かりと焚き火の明かりのみがそんなヴィヘラの姿を映し出すが、ヴィヘラが娼婦や踊り子といった服装であることもあいまって、かなり幻想的な光景となっていた。
 そんな光景に少しだけ目を奪われたレイだったが、すぐにダスカーが呼んでいるということを思い出してエレーナの方に向かう。

「で? エレーナはアーラと話してたんじゃなかったのか?」
「そうだ。だが、話の中で海賊の件が話題に上がってな。それを聞いたアーラが、急に少し待っていて欲しいとダスカー殿を呼びにいって……ダスカー殿がレイを出して欲しいと言ってきた」
「……船の件か?」

 もしかして、自分が手に入れた船を売って欲しいと言うのかとも思ったが、元々レイはそのつもりだった以上、そこまで急がなくてもいいのでは? と考える。
 そうして対のオーブの前に座ると、エレーナの言った通り、そこにはダスカーの姿があった。

『すまんな、レイ。急に呼び出して』
「いえ、それは構いませんがけど。どうしたんですか? 海賊の使っていた船ならきちんとこっちで確保してますけど」
『いや、その件ではない。……勿論、その海賊船に関しては、地上船を作る上で参考にさせて貰うので、しっかりと買わせて貰うつもりだ。ただ、今回レイを呼んだのは、お前が捕らえた海賊について話を聞きたかったからだ』
「海賊の?」

 完全に予想外のことを口に出され、レイは首を傾げる。
 そんなレイの様子に、ダスカーは素直に頷く。

『そうだ。エレーナ殿から聞いた話では、捕らえられた者達は海賊ではあっても非道な行い……そう、例えば女を強引に連れていくといった真似はしていないらしいと聞いたが?』
「ええ、それは間違いありません。少なくても、アジトに捕らえられた女といった者達はいませんでした」

 もしかしたら、別の場所に女を隠しているという可能性もないではなかったが、レイが接した海賊達……そして海賊を率いている男の性格を考えれば、そういうことをするようには思えなかった。

(何だろうな。まだお頭の地位を引き継いだばかりだからか、そういう甘さ? 的な奴があったのは間違いない。別に女嫌いって訳じゃないのは、ヴィヘに目を奪われていたから、明らかだったし)

 船でガランカに移動している途中、セトに乗ってやってきたヴィヘラ。
 史上希に見る美女と呼ぶに相応しい美貌と、男の性欲を直撃するような薄衣の服。
 それを見た頭目の男は、デスサイズの刃が首に突きつけられ、それこそ少しでもレイが手元を狂えば……もしこうは男が下手に動けば、あっさりと首が切断されてもおかしくなかったにも関わらず、その姿に見惚れたのだ。
 ……自分の命を懸けてでもヴィヘラに魅入った男の根性を褒めるべきか、それとも命の危機であるにも関わらず男の視線を奪ったヴィヘラの美貌に感心すべきか。
 ともあれ、男が女に興味がないという可能性は非常に低かった。

『なら、丁度いい。レイからの提案だから言うまでもないだろうが、ギルムは増築工事が終わったら……いや、一段落したらか。地上船の研究と製造の施設を作る』

 それは、今更の話題。
 ダスカーが口にしたように、地上船の件について提案したのはレイなのだから。

「……もしかして、あの海賊達を船乗りの練習用に引き取ると、そういうことですか?」
『そうだ。勿論、普通の船乗りでも講師役は出来るだろう。だが、奴隷の首輪が嵌まっているというのは、講師役としては最適だ。嘘を言ったり、危害を加えたえりといった真似は出来ないしな』
「いや、けど……いいんですか? 非道な真似をしてなかったとはいえ、元海賊ですよ? それに海に浮かぶ船と地上船だと、当然色々と違うところが出てくると思いますけど」
『それは分かっている。だが、地上船と普通の船も結局のところは同じ船だ。全く同じとは言わないが、似ている場所は多くある筈』

 そう告げるダスカーの言葉には、レイも納得する。
 ギルムには、近くに川も海もない。
 いや、正確には山を流れているような川の類はあるのだが、船で移動出来るような大河と呼ぶべき川はない、と表現するのが正しいか。
 ギルムに集まってくる冒険者の中には、船についての知識がある者はいるだろう。
 だが、ギルムとしてはその手の知識がない。
 もしくはあっても非常に拙かったり時代遅れのものだったりする。
 そういう意味では、奴隷として逆らったり出来ないようになった海賊達を船を操る上での講師にするというのは、レイにも納得出来た。

(まぁ、海や川がない以上、実際に船を動かすような真似は出来ないだろうけど。もしくは、どこか海のある場所まで移動して実習をするとか? ……その辺は俺が考えるべきことじゃないか)

 結局ギルムの運営に関わることで、レイが何かを決めることは出来ない。
 出来るのは、ダスカーに意見を言うことだけであって、それを実際に決めるのはダスカーだけだ。

「分かりました。では、奴隷商にその奴隷をギルムに送るように言えばいいですか?」
『うむ。その際の金額はこちらで支払う。奴隷の代金についても、平均以上は支払うと言っておいてくれ』

 そう言い、それからは現在のギルムについての話となる。
 秋になりつつあり、夏のような暑さがなくなって仕事をしやすくなり、効率が上がったことにダスカーは喜び、レイもまたそのことに喜ぶ。

(ギルムに向かってるスーラ達のところにも、そろそろ行く必要があるか)

 そんな風に思いながら、晩夏の夏はすぎていくのだった。

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