この記事は日経 xTECH登録会員限定ですが、2018年3月24日15時まではどなたでもご覧いただけます。

 MMDLaboが運営するMMD研究所は2018年3月22日、MVNOサービス「OCNモバイルONE」における通信ネットワーク回線の取り組みについて、NTTコミュニケーションズの担当者による勉強会を開催した(写真1)。

写真1●「OCNモバイルONE」についての勉強会を開催
[画像のクリックで拡大表示]

「メイン回線が格安SIM」が10%超

 最初にMMDLaboの吉本浩司代表取締役が登壇し、3月12日に発表した「2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査」について解説した。

 格安SIMを継続利用している人は2台持ちを含めて15%、格安SIM自体の認知度は90%に上昇。メイン回線として格安SIMを利用するユーザーは初めて10%を超え、ここにY!mobile(ワイモバイル)のユーザーを加えると13.9%になるという(写真2)。

写真2●格安SIMをメインで使う人が10%超え
[画像のクリックで拡大表示]

 総務省の統計などでは格安SIMの伸びに鈍化がみられるとの指摘もある中で、「MMD研究所の調査はメイン回線を調査しており、鈍化しているのはサブ回線ではないか。メイン回線としての格安SIMは順調に伸びている」(吉本氏)との見方を示した。