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バースト転送やTCP制御で体感速度を改善
技術的なトラフィック対策についても解説した。OCNでは容量超過時に200kbpsに速度制限されるが、その状態でも最初の150Kバイトは高速通信(バースト転送)できるようにしている(写真10)。「他社のバースト転送ではだいたい75Kバイトになっている。バースト転送の容量が大きいOCNは低速時でも評価が高い」(半田氏)と違いを挙げた(写真11)。
「TCP最適化」では、パケットの送信タイミングを送信することでパケットの破棄や再送を抑制する(写真12)。また、再送時でもWebサーバーより手前にあるトラフィックコントロール装置から送信することで、応答時間を短縮している。特に12時から13時のピーク時間帯、夜の混雑時間帯に大きな効果があるという(写真13)。