1.はじめに
演劇センターFは、市原幹也氏が枝光本町商店街アイアンシアターの芸術監督を更迭されたあとの横浜進出を支えた組織であり、市原幹也氏が芸術監督を務めてきた。
メンバーは、市原幹也氏、多田淳之介氏、野村政之氏、藤原ちから氏、横井貴子氏 の5人で、活動拠点は横浜。活動時期は2014年からで設立からの2、3年は活発な活動を行ってきた。
市原幹也氏のセクハラについて、演劇センターFにはまったく責任がないとはいえないはずだが、演劇センターFは、組織としてもそれぞれの所属メンバー個人としても見解の表明などが不十分であり、不誠実な対応しかなされていない。
市原幹也氏以外の所属メンバーで個人として見解を示したのは野村政之氏だけであり、他のメンバーである 多田淳之介氏、藤原ちから氏、横井貴子氏 は何の見解も示していない。
組織としては、セクハラの告発から3週間近く経ってからようやく市原幹也氏の見解が出されて、同時に演劇センターFのWEBが市原幹也氏の見解だけを残してあとは閉じられた。そのために過去の情報が見られなくなって、いまでは演劇センターFのメンバーが誰だったのかさえ確認できなくなっている。
野村政之氏の見解は「今回のセクハラ問題から(2017.12.27)」と「演劇センターFの対応(2018.1.6)」に示されている。「演劇センターFの対応」で演劇センターFの活動の一端を垣間見ることができる。
野村政之氏の「今回のセクハラ問題から」については、けんちん・F氏が「今そこにいる、一万人の市原幹也」で問題点を指摘して議論となった。その議論に巻き込まれてわたしも、けんちん・F氏とともに理不尽なバッシングを受けることになった。 その経緯をここにまとめておく。
2.これまでの経緯
大きな流れとしては、次のような経緯である。
市原幹也氏のセクハラについて、演劇センターFの野村政之氏の「今回のセクハラ問題から」 https://note.mu/nomuramss/n/ncf6decc718eb に対して けんちん・F氏がmixi日記「今そこにいる、一万人の市原幹也」 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964416782&owner_id=1846031 で批判した。 その批判に対して野村政之氏が「けんちん・F氏の作り話」https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 で反論し、それに対して けんちん・F氏が「演劇センターFの解散と市原幹也の雲隠れ」 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65957394.html で再反論を行った。 関連の投稿を時系列に並べるとつぎのようになる。
・2017.12.27に薙野信喜が「市原幹也氏のセクハラについて(3/4)」を書いた。 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65945523.html ・ 2017.12.28に野村政之氏が「今回のセクハラ問題から」を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/ncf6decc718eb ・2017.12.29に野村政之氏が「今回のセクハラ問題から」に追記を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/ncf6decc718eb ・2017.12.31にけんちん・F氏が「今そこにいる、一万人の市原幹也」を書いた。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964416782&owner_id=1846031 ・ 2018.1.4に野村政之氏が「けんちん・F氏の作り話」を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 ・2018.1.5に薙野信喜が「市原幹也氏のセクハラについて:“演劇センターF”の不誠実な対応」を書いた。 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65953618.html ・2018.1.6に野村政之氏が「演劇センターFの対応」を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/n75410ccc74e4 ・2018.1.6に野村政之氏が「けんちん・F氏の作り話」に「1/6追記」を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 ・2018.1.6に薙野信喜が「市原幹也氏のセクハラについて:野村政之氏からの非難について」を書いた。 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65955436.html ・2018.1.6or7に“演劇センターF”のWEBサイトが、市原幹也氏のあいさつ文のみを残して閉じられた。 http://tcf-project.net ・2018.1.7に野村政之氏が「けんちん・F氏の作り話」に「1/7追記」を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 ・2018.1.7に薙野信喜が「市原幹也氏のセクハラについて:“演劇センターF”の不誠実な対応(続) 」を書いた。 ・2018.1.8に薙野信喜が「市原幹也氏のセクハラについて:「けんちん・F氏の作り話 1/7追記」対応」を書いた。 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65957394.html ・2018.1.9にけんちん・F氏が「演劇センターFの解散と市原幹也の雲隠れ」を書いた。 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65957394.html ・2018.1.9に野村政之氏が「けんちん・F氏の作り話」に「1/9追記」を書いた。 https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 ・2018.1.19にけんちん・F氏が「不透明さを増す市原幹也と、藤原ちから、野村政之らの卑劣な印象操作」を書いた。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964756079&owner_id=1846031 ・2018.1.19に薙野信喜が「市原幹也氏のセクハラについて:“演劇センターF”の不誠実な対応(続々)」(本稿)を書いた。 3.組織としての対応 演劇センターFのWEBサイトが、市原幹也氏の次のあいさつ文のみを残して2018.1.6or7に閉鎖された。 http://tcf-project.net
*** 演劇センターFは、2013年に私の呼びかけによって立ち上がり、2014年を中心に活動していました。 現在まで当WEBサイトで当時の活動を詳細にアーカイヴしていましたが、2015年以降、演劇センターFとしては実質的な活動はしていませんでした。 この度、私の活動休止に伴い、演劇センターFのWEBを閉じることにしました。
今まで私たちの活動にご参加いただいた皆様、また遠くから応援していただいた皆様、多くのお力添えをいただいたにもかかわらず、ご期待を裏切ってしまい本当に申し訳ありません。
現在、Fメンバーだけでなく、私に関係した個人・団体等の皆さんにも多くのご迷惑をおかけしていることを認識しています。
告発者の方の心情に最大限に配慮し、関係者の方々の名誉や信用への被害も鑑みた上で、現在の状況や判明している事実をできる限り開示して対応していく所存です。 今まで本当にありがとうございました。
市原幹也
*** あいさつ文からは、演劇センターFを組織として終了するのかどうかまでは触れていない。
このWEBサイトの実質的な閉鎖で、演劇センターFのことが何も見えなくなった。 これ以外には組織としての動きはない。
4.野村政之氏の見解の問題 (1)野村政之氏「今回のセクハラ問題から」へのけんちん・F氏の批判
野村政之氏の「今回のセクハラ問題から」 https://note.mu/nomuramss/n/ncf6decc718eb に対して けんちん・F氏が「今そこにいる、一万人の市原幹也」 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964416782&owner_id=1846031 で批判した。
ここはまず、双方の見解を読んでいただくしかない。
(2)けんちん・F氏の批判「今そこにいる、一万人の市原幹也」への野村政之氏の反論 けんちん・F氏「今そこにいる、一万人の市原幹也」 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964416782&owner_id=1846
031 に対して野村政之氏が「けんちん・F氏の作り話」https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 で反論した。
「けんちん・F氏の作り話」で野村政之氏は突然にわたし(薙野)の名前を出して、本来勝手に公表することではないそれまでのやりとりとわたしが出したメールのことを以下のようにリークした。
*** 「今そこにいる、一万人の市原幹也」 http://open.mixi.jp/user/1846031/diary/1964416782 筆者が誰なのかよくわからなかったので、薙野氏に返信したところ、「けんちん・F」という福岡の観客だそうです。私は面識ない方だと思います。 https://twitter.com/kenchin_ff
一読して話にならない内容だと思いました。また世の中休業中で、私は実家の正月行事で忙しかったので、その時は「会った時にでも、薙野氏からけんちん・F氏に私がどういう人間か伝えておいてほしい」とお願いするにとどめました。 年が明けてから、2日にTwitterをみていたら、どうやら薙野氏を含む何人の方がこのリンクをRTしており、けんちん・F氏もこれを広げようとしておられるようでした。
他の演劇センターFのメンバー一部にも、薙野氏から、大晦日に似たような内容のメッセージを送っていることもわかりました。 どうやらview数もそれなりに増えているようなので、対処が必要か・・ということで、これを書くことにしました。
*** わたしは関係がないのにいかにも関係があるように野村政之氏から書かれたが、これは、野村政之氏がわたしに依頼してきたけんちん・F氏の説得をわたしが拒否したからだ。
(3).野村政之氏とわたし(薙野)のやりとり
わたしも黙っているわけにはいかずに、「市原幹也氏のセクハラについて:“演劇センターF”の不誠実な対応」 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65953618.html を書いた。
そのなかで野村政之氏の「今回のセクハラ問題から」と「けんちん・F氏の作り話」の問題点を指摘した。そして、次のように結んだ。
*** “演劇センターF”の市原幹也氏のセクハラに対する認識は非常に甘く、これまでの対応から見ても危機管理意識のなさが一目瞭然だ。 “演劇センターF”には市原幹也氏のセクハラを察知できるコミュニケーション能力もなかった、ということだから、それはそれで大きな問題だ。 *** これに対して野村政之氏が、「けんちん・F氏の作り話」に次のような「1/6追記」を追記した。
*** 1/6追記 薙野氏の応答( https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65953618.html )について 一観客として、主張を持ってブロガーの活動をしておられるのはとても良いことだと思っています。私はそういう方が増えたらいいなと常日頃から考えてます。 ですから、一観客であることを理由にして、社会的立場を脱しうるかのような言い方はしないで頂きたかったと思います。 私はこのブログで最初から「おもしろいからリツイートした」というような雑な態度に対して注意を促しています。 舞台の表現の問題ではありません。演劇にお金を払っているから認められるということとは別の、信用、名誉の毀損にかかわる部分です。 言論的な活動をされたいなら、都合よく観客であることを逃げ道にせず、発言するのでなければ誰のためにもなりません。 まずその構えを改めてから、この問題に対峙していただきたいと思います。 *** ここで野村政之氏が責めているのはわたしが書いた次の文言である。
*** 野村政之氏は演劇でお金をもらっている。わたしはただおもしろい舞台が観たいだけの1観客で、演劇にお金を払っている。けんちん・F氏も演劇にお金を払っている。 演劇でお金をもらっている人間が演劇にお金を払っている人間に食ってかかっている図は、あまりみっともいい物ではない。 *** 野村政之氏は本筋のところで反論できないから、こんな本筋ではないところで反論してくる。それも、プロはプロらしくしてド素人の観客なんかに食ってかかるな、というののどこがおかしいか、その説明を抜きにして勝手な解釈でわたしを貶めている。
これは、そうすることでわたしの見解全部を否定してしまおうという野村政之氏の策謀であり、わたしの見解を読みもしないでそういう策謀にまんまと引っかかってしまった野村政之氏のツイッターフォロアーがわたしをバッシングしてきた。
この、一部を否定して反論できない見解を全部否定しているように見せかけるというやり方は、野村政之氏とけんちん・F氏のやりとりのなかでも多用されることになる。 野村政之の上記の「1/6追記」に対して、わたしは「市原幹也氏のセクハラについて:野村政之氏からの非難について」 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65955436.html を書いた。 ここでわたしは野村政之の「けんちん・F氏の作り話」の問題点を指摘した。そして最後に次のように書いた。 *** 野村政之氏は2018.1.5に次のようにツイートしている。 “僕は学校の頃から、いかがわしい人や孤立してる人ともなるべくうまくやろうとしてきたので、今回もそうしてきたんですが、やっぱりそれなりにいかがわしい人たちなのかなと、評判が流れてきている。それでもなお罪を憎んで人を憎まずなんだが。” このツイートがわたしに向けられたものであることは、流れから見てすぐにわかる。こんな卑怯なことをよくぞやる。非常に悪質なツイートだが、野村政之氏に謝られた覚えはない。 野村政之氏が下劣な人間であることがわかったから、今後野村政之氏とのいっさいのやり取りを拒絶する。 *** これに対して野村政之氏は「けんちん・F氏の作り話」に次のような「1/7追記」を追記した。
*** 1/7追記 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65955436.html 薙野氏から更に応答があった。 けんちん・F氏の作り話のほうを信じるそうです。私は、市原氏と電話でも対面でも話していないことを再度記します。実際そうなのだから、憶測で言われてもどうしようもないです。市原氏とは距離を持って対応しています。 また、私は薙野氏を下劣とか最低という言葉で侮辱はしていませんし、ツイートにも書いたとおり、私は「罪を憎んで人を憎まず」です。
ウソ、フェイクニュースを平気でリツイート、自身のブログで広めておいて、「私の勝手だ」と開き直る。そんな方の記述を、多くの方が信用するとは思えません。 すこし落ち着いて、冷静にご自分を省みて、間違いを改めていただければ、私の方はwelcomeです。薙野氏のほうからやりとりを拒むということですが、私はいくらでも待ちます。 構えを改めてから、市原氏のこの問題への対処、および演劇界におけるセクハラ・パワハラの再発防止について意見していただきたいと思います。 *** 野村政之氏の当てこすりのツイートでこの人間に完全に愛想が尽きた。
さらに、けんちん・Fさんにまったく反論もできずに言葉尻だけを捉えて“ウソ、フェイクニュース”と言い張る姿勢に、野村政之氏には誠意がないどころか、自己保身のためならどんな手を使ってでも他人を攻撃してくる人間であることもわかった。 そんな野村政之氏がこの時期次のようにつぶやいている。
★野村政之 @nomuramss
正直おとといの夜はちょっと孤独だったが、昨日になって私を支持する、応援すると沢山の方が言ってくれるようになって、だいぶ落ち着きました。ありがとうございます。 まだまだやっていかないといけないことはたくさんあります。 9:22 - 2018年1月7日 ★野村政之 @nomuramss
野村政之さんが新川貴詩をリツイートしました ありがとうございますー。 新川貴詩 @shinkawa_takash 返信先: @nomuramssさん 文章、読みました。あまりに理不尽で、心中お察し申し上げます。ただ、そのような状況のもと、冷静さを断じて失わない野村さんの態度に感銘を覚えました。 9:49 - 2018年1月7日 そしてわたしは、「市原幹也氏のセクハラについて:“演劇センターF”の不誠実な対応(続) 」 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65956275.html 「市原幹也氏のセクハラについて:「けんちん・F氏の作り話 1/7追記」対応」 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65957394.html を書いた。 「市原幹也氏のセクハラについて:「けんちん・F氏の作り話 1/7追記」対応」にわたしは次のように書いた。
*** 今回の経緯を大雑把に言えば、「今そこにいる、一万人の市原幹也」の内容について、削除・謝罪するようにけんちん・F氏を説得してほしい、という野村政之氏からの依頼をわたしが引き受けなかったので、野村政之氏は「けんちん・F氏の作り話」を書いた。そのなかに本来なら関係のないわたしを巻き込んだ。「けんちん・F氏の作り話」で野村政之氏は、わたしが“演劇センターF”のメンバーにメールを送っていることなどをリークした。 野村政之氏からの依頼を断ってから、野村政之氏のわたしへの態度は一変したので、わたしも対応せざるを得なくなってブログ記事を連発することとなった。そういう経緯だ。 *** (4)けんちん・F氏「演劇センターFの解散と市原幹也の雲隠れ」と野村政之氏の反応
野村政之氏「けんちん・F氏の作り話」への反論としてけんちん・F氏が「演劇センターFの解散と市原幹也の雲隠れ」 https://blogs.yahoo.co.jp/naginon/65957394.html を書いた。
読めばわかるとおり、非常にていねいな内容で理路整然としている。 ところが野村政之氏はこれに正面から答えることをせずに、「けんちん・F氏の作り話」 https://note.mu/nomuramss/n/n37d71df645c1 に次のような「1/9追記」を書いた。
*** 1/9追記 http://open.mixi.jp/user/1846031/diary/1964600688 けんちん・F氏がウソを認め、ウソをついてもいいと主張。 私はこの記事で、事実を大事にすることの重要性を述べたつもりでした。 この方と議論することよりも、再発防止などの取り組みを具体的に進めていくのが大事だと思うので、あまり騒がないことにしようと思います。 今後、私の動きの結果がちょっとずつ出てくると思うので、それも含めて、私が誠実であるかどうか、一般読者の方にご判断いただければと思います。 *** 野村政之氏の「今回のセクハラ問題から」をいま一度読み返してみると、加害者の関係者としての立場という視点でしか書かれていない。市原幹也氏に「死ぬな」と念を送る前に考えることがあるだろうに、そこに思いが及ばない。市原幹也氏を支援したことについての若干の反省はあっても、ここ数年は距離を置いていたので知らないと責任回避の姿勢が目立つ。
野村政之氏のそういう姿勢をわたしもけんちん・F氏も問題にしているのだが、そこにまともに答えられないのは、野村政之氏が「今回のセクハラ問題から」に書いた基本的な姿勢に欠陥があったということだ。
野村政之氏の反論は自分の国語力のなさで読む者に誤解を与えておいて、その誤解を“ウソ”と主張するという極めて汚い、論法にもなっていない論法で相手を攻撃する。論理は完全に破綻していて、そのあともまともに反論できないから、揚げ足を取って屁理屈をこいて逃げ回っている。けんちん・F氏は「演劇センターFの解散と市原幹也の雲隠れ」でキッチリと説明している。野村政之氏もそれと同じくらいのボリュームでキチンと説明するのが筋だろう。 「再発防止などの取り組みを具体的に進めていく」というが、野村政之氏自身が関係している市原幹也氏のセクハラと誠実に向き合えもしないで、どんな取り組みを進めていくというのだろうか。
(市原幹也氏のセクハラについて:“演劇センターF”の不誠実な対応(続々)(1/2)に続く)
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