作品のご応募は終了いたしました。
ロービジョン・ブラインド川柳コンクールの作品応募は2018年1月31日をもって終了致しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
選考結果は2018年3月末に、当ホームページにて発表致します。
コンクールについて
このコンクールは「目に障がいがある方」が日々感じていらっしゃる日常の出来事を川柳で表現することで、当事者の方だけでなく社会全体で共感出来ることを目的としております。
普段から思っていてもなかなか言えないことを川柳で表現することで、自分と周囲の相互理解を深めるきっかけにしてもらいたい。また、川柳にユーモアのエッセンスを加えることで、自分の気持ちも前向きにしてもらえれば、という思いを込めています。
視覚障害に因んだテーマを、それぞれの視点で川柳にしてご応募ください。
入選作品ご紹介
全国から寄せられました1,970句の中から、厳選なる審査の上選ばれた栄えある入選作品100句を、24句ずつ週替わりで発表させていただきます。
第一弾の更新期間は3月1日から7日までです。
各部門のタブをクリックすると、その下に入選作品が表示されます。
字幕読む
母に「通訳
うまいわねぇ!」
外国語によるテレビ中継の時、母に日本語字幕を読んでもらいました。
お名前:浜野瑠美
持つべきか
持たざるべきか
白い杖
杖を持つことには、障害の受容という抵抗があります。ロービジョンの頃を思い出し・・・。
お名前:重田雅敏
上達の
コツは点字の
エロ本だ
一生懸命指を動かして点字をマスターしている風景が目に浮かびます。
お名前:北斗六星
杖振るも
モーゼのごとく
人割れず
横断歩道を渡るとき、白杖をもっていても、こちらが避けないといけない時も、よくあります。
お名前:シンシン
声美人
会って話せば
ただの人
電話での声のイメージと会って話した時のイメージが違う。
お名前:長谷川伸介
探し物
ここよと返事
してほしい
出かける前に探し物をしててここにいるよと返事して欲しい時がある
お名前:シクラメンの香り
特売品
教えて欲しいが
恥ずかしい
せっかくお店の人が助けてくださるのに特売品ばかり探していただくのはとっても心苦しい。
お名前:アラレちゃん
白杖と
一人三脚
道を行く
外出するときは、白杖の先に神経を集中して歩いています。
お名前:坂部直子
白杖は
黄門さまの
印籠ね
白杖を持つことにはかなり抵抗がありました。それが一度持ってみると驚きです。怒鳴っていた周囲の人たちが親切にしてくださるようになったのです。
お名前:荒尾富士雄
白内障
手術で見えた
顔のシミ
白内障の手術を受け、よく見えるようになったら、顔のシミがやけによく見えお手入れを始めた。
お名前:大菅志保
伴走の
ロープ目になり
風になる
伴走してもらうと、昔一人で走ったり歩いたりしたみたいで、とても嬉しいのです。
お名前:ノコノコ
付いたかな
旅行帰りの
シャツに紅
ついているのかいないのか大変不安です。
お名前:北斗六星
服と背が
似ている人に
着いて行き
妻と町中を歩いていた。横断歩道で立ち止まった。横にいた背格好の似ている人と横断歩道を渡ろうとした。妻が呼び止めた。別の彼女がよかったのかな、と。
お名前:元谷義治
本当に
大切なのは
心の眼
視力が出にくい祖父の世話を祖母がしていた。祖父が祖母に対して感謝していたことを、客観的に見て感じたこと。
お名前:らはじか
目で味わう
京懐石を
手で食らう
(グルメな指さん)箸では全体像がつかみきれずつい手が出ます。ぐちゃぐちゃにして御免なさい!
お名前:仙波ワン吉