2016年06月11日

簿外資金とは(天皇の金塊説を唱える人間達の勘違い)

簿外資金

ロスチャイルド家が世界の陰謀論のマスターマインドであるという指摘は誤りであると思います。
しかしマスターマインド達の金庫番を役務としていた事に間違いはありません。
「ロスチャイルド家VSシオニスト」とされておりますが、これは比較する単位を間違っております。
シオニストとはコミュニストの一種に過ぎず、ナチスト、チェコ秘密警察主義者、アーリア民族至上主義者・・・等に並ぶニーチェ主義を踏襲する単位です。

コミュニストの中で、こちらに対抗する単位として作られたのがマルクス、レーニンに代表される共産主義者です。
これら背反する主義思想を世界に蔓延させ、対立、混沌、無政府状態を作り出し、民衆に「世界統一政府しか解決策はない。」と思わせ、千年王国の再来を目指すというのがコミュニストの至上命題です。

私はコミュニストではないので、これらのスローガンを語るのはおかしな話ですが、神聖ローマ帝国を崩壊させる目的でこの正に「陰謀」を企てた指示書が、密使の落雷事故による死亡で公的機関に明らかになった事件がありました。
この時点でのコミュニスト団体の固有名詞が「イルミナティー」です。前述のマルクス、レーニン、チェコ秘密警察・・・それぞれ別の名がある訳ですので、イルミナティーをコミュニスト活動の全体と語る事は間違いです。
しかし、これら様々な団体に「正反合による対立と混沌」を作りださせる指令と共に、莫大な資金を提供してきた集団があります。そこの金庫番がロスチャイルド家であった事は紛れもない事実です。

一例をあげるなら、イタリアにおいて国家統一の機運が高まった時期に、シシリー島の農民一揆をあおり、武装させ、独自通貨発行をさせた赤シャツ部隊もロスチャイルド家による物です。これらの民は後に米国に渡り、マフィアを形成しました。
しかし、このイタリアにおける行動もロスチャイルド独自の発想で行った物ではなく、巨額の「簿外資金」を有する特権階級からの命令による物です。
またこの時代には現代の様な国家と云う単位は明確ではなく、国際金融マーケットも現代の様にコンピューター管理された明確な数字も存在しませんでした。

つまり各国のGDPがいくらで、どの国の間でいくらの通貨が動いたかがはっきりしていなかった訳です。各有力者間の通貨換算単位が明確でない中で、金本位制による通貨体制が確立されていく訳です。

こうした時代の境目になるのが30年戦争で、終結後にヴェスト・ファーレン条約という国際条約が結ばれ、明確な国有領土の案分、国家、領主単位の規制が行われます。この条約規定に反し隠し持った資産、資金の移動は今でいうマネーロンダリングに当たる様になった訳です。

ところが国家単位以外に、こうした条約被認証単位を持った領主、またイタリア王家サヴォイの様に実質国王ではなくなったがタイトルだけは継承出来る権利者も存在します。元神聖ローマ帝国があったドイツの諸候には、特に多くの権利者がいます

つまり彼らは、どの国の帳簿にも載らぬ巨大資金を国際条約保護下で合法的に保有できるのです。これらの大きな資金と違法のマネーロンダリング資金を合わせて「簿外資金」と呼ぶ訳です

これら「簿外資金」は人知れず国際通貨の安定に使われる良い面と、コミュニスト活動等の支援、武器、麻薬、奴隷密売に使われる悪い面があります。これも又正反合です。つまり、どう使われるかは特権をもった権利者個人の資質次第という事です。

日本国にも、こうした権利を有したヤンゴトナキ方々がいらっしゃる訳で、東北の震災の様に国会で協議していては間に合わぬ事案に拠出されれば善の魂を見出す事も出来たのですが・・・
震災直後に「国難である、善処せよ。」と奉公衆に命を出された方もいらっしゃったのですが、他の派閥やら組織内のアーリア民族復興派と繋がる者達により済崩しにされた経緯があります。

この極東で彼らのユートピアを築いた派閥は日本に長く滞在したアーサー・ロスチャイルドの時代にも、百済由来の山口県派閥と組み日本国を戦争に導いた経緯もあり、マスターマインドではないが、コミュニストを作りだした側のディレクター・ジェネラルといった評価がロスチャイルド家には適当と考えます。
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3大騎士団の内、テンプル騎士団,聖ヨハネ騎士団は、参拝者護衛、貿易、保険、為替業務等により莫大な利益を上げ、国家とは別の裏国家的(超国家主義的)存在となり、莫大な国家帳簿外資金(簿外資金)を持ち得る存在となって行った訳です。この際の各地貿易拠点は、後のメーソンのロッジとして、超国家組織の交易拠点となりました。

テンプル騎士団側の簿外資金は、解散させられた後はいくつかのグループ、国に分散され、ポルトガルやスコットランドを経てロンバルディアを経由し、ロンドンのザ・シティーに集まった簿外資金ギリシアからドイツ騎士団側に奪われた簿外資金(オリンピックの裏資金も含む)カスティーリャ、アラゴン側に流れた簿外資金メディチを通って、ヴェルフ、ハノ―ファへと流れドイツ騎士団側に奪われた簿外資金・・・・様々なルートを辿りました

こうした中で現在のベルベットファシズムの裏資金として動いているのが、WW1後に国際機構側の凍結を免れ、彼らに残った簿外資金です。

しかし、これら簿外資金の多くの部分は国際経済安定と、治安維持を目的として供されているのが現況の世の中です。つまり簿外資金にも、善用される部分と悪用され続けている部分の2通りが存在しているのです。これらの国際的歴史事実を知れば「天皇の金塊説」を唱える人間達の勘違い、又は作為的洗脳も冷静に理解できる事でしょう。

単なる勘違いをしている人間も存在する原因は、善用の為に国際機構側から、日本国に歳入された簿外資金を、ベルベットファシズム側と結びついた一部の既得権益者が、創作を交えて伝えるからなのです。それが原因で、日本国への善用簿外資金歳入を差し止めてきた期間が、失われた20年の真の理由です。

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>女街のヴェルフ家の流れを汲むハノーヴァーの資金、ヴェルフ基金を普墺戦争の勝者ビスマルクのプロイセンが奪う。これが英国の乗っ取りを決定的にするのです。

『プロイセン政府はしたがって、これを国有財産とすることができず、宰相直轄の秘密管理団体を作り、宰相の指示にしたがい「秘密資金」として使用することとなった。』と在る様に、合法的な国家予算外資金が誕生した訳です。これを称して簿外資金と呼びます。簿外資金はヴェルフ基金に限定された物では無く、国際経済の安定、治安維持に供せられる善用の物も存在します。しかし歴史的経緯から、ベルベットファシストの資金源として機能している、悪用部分もあるのも事実です。
このヴェルフ基金の元を辿れば、メディチがヴェルフに援助し、ハノ-ヴァに受け継がれた資金である事が分かるでしょう。更に辿れば、3大騎士団の時代に様々な流れから集結した、超国家単位の金の流れである事が分かるでしょう。

合法的な超国家が、国際法規のこの時代に存在できるのかと疑問に思う方は、一例としてマルタ騎士団を、お調べになると良いでしょう。

マルタ騎士団とは、現在は国家ではないが、かつて領土を有していた経緯から「主権実体」として少なくない国々から承認されている。

正式名称:ロードス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会
首都:   領土を持たない(事務所はイタリア、ローマ・コンドッティ通り68)
人口:   11,000人(192位)総計(2007年)
通貨:   Scudo

マルタ騎士団は世界の約94か国と外交関係を持ち、在外公館を設置している。外交関係国はヨーロッパ38カ国、アフリカ35カ国、アメリカ29カ国、アジア・オセアニア18カ国である。いわゆるキリスト教文化圏の国々が多い。その中で主要国はフランス・ドイツ・英国・イタリア・ロシア・カナダがある。一方で、アメリカ合衆国・日本などは承認していない。また、国際連合では「オブザーバーとして参加するために招待を受ける実体(entity)あるいは国際組織」として扱っており、「加盟国」とも「非加盟国」とも異なる立場である。
2013/11/19
posted by r at 16:05| Comment(0) | 簿外資金
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