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スウェーデンEricssonは2018年3月19日、この日に発足したカナダ5G技術研究イノベーション推進機構「ENCQOR(Evolution of Networked Services through a Corridor in Québec and Ontario for Research and Innovation)」に支援企業として参加することを発表した(ニュースリリース)。ENCQORには、カナダ政府とケベック州、オンタリオ州が4億カナダドルを投資。地域の企業、産業、行政機関、研究所、学術機関が協力して、今後5年間で、画期的な5G製品、サービスの研究、開発、商品化を目指す。支援企業としては、Ericssonのほか、米Ciena、フランスThales、米IBM 、カナダCGIの合計5社が参加する。
ENCQORのWebサイトも立ち上がっている(ENCQORのサイト)。その活動内容は次のように紹介されている。
開発支援:支援企業5社の協力を基に、地元企業や研究所、学術機関に、研究調査、開発に必要なインフラや技術を提供。「ENCQOR 5G iPaaS testbed」を公開し、5G製品、サービスの開発、試験、検証実施を支援するほか、必要な資金融資なども行う。
5G最新技術情報提供:デジタルイノベーション拠点として、5G最新技術やインフラに自由にアクセスできるサイトを提供。新製品やサービスの商用前開発、テスト、デモなどにおけるアイディア共有や連携などが可能な情報提供の場を提供する。
人材開発:オンタリオやケベックの学生や新卒人材に、各種業界で5G関連技術や製品、サービス開発に携わる機会を提供する。