2018年3月22日 13:54
iPhone Xの採用から始まった、前面カメラとスピーカーを迂回するかたちの“ノッチディスプレイ”だが、中国メーカーからOPPOが3月19日に発表した「R15」に続き、HuaweiやVIVOからも搭載モデルが発表となった。
Huaweiは5.8型の「nova 3e」を投入。解像度は2,280×1,080ドットの19:9型で、画素密度は432ppi、NTSCカバー率96%を謳う。また、2,400万画素の前面カメラと1,600万画素+200万画素のデュアル背面カメラも特徴。
SoCはCortex-A53(2.36GHz)×4+Cortex-A53(1.7GHz)×4構成のKirin 659。メモリは4GB、ストレージは64GBまたは128GB。OSはAndroid 8.0をベースとしたEMUI 8.0を採用。このほか、IEEE 802.11a/n無線LAN、Bluetooth 4.2、USB Type-Cを備える。
本体サイズは71.2×148.6×7.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約145g。中国での価格は1,999元(約33,400円)から。
VIVOの「Y85」は6.26型のノッチ付きディスプレイを採用。解像度は2,280×1,080ドットとなっている。顔認証によるロック解除「Face Wake」をサポート。前面カメラはAI美顔セルフィーをサポートした1,600万画素、背面カメラは1,300万画素+200万画素のデュアルレンズ。
SoCはSnapdragon 450(Cortex-A53×8)、メモリは4GB、ストレージは64GB、OSはAndroid 8.1。このほか、Wi-FiやBluetooth 5.0、USB 2.0を備える。
本体サイズは75.03×154.81×7.89mm(同)。中国での価格は1,998元(約33,400円)から。
ミドルレンジ~エントリーモデルも続々登場
このほか、3月20日には多数のメーカーからミドルレンジモデルが投入されている。
Meizuは「E3」を投入。特徴は標準でLPDDR4Xメモリを6GB備えている点で、Qualcomm 636(Kyro 260 1.8GHz×4+同1.6GHz×4、Adreno 509 GPU)の性能を十分に引き出すという。
ストレージは64GBまたは128GB、液晶は2,160×1,080ドット表示対応の5.99型インセル液晶。コントラスト比1,500:1、450cd/平方mの輝度が謳われている。
背面カメラはメインにソニーIMX362センサーを採用。絞りF1.9の大口径や1.4μmの受光素子面積、デュアルPDによるAFに対応。サブセンサーはソニーIMX350で、メインに対して2.5倍ズームとなっている。こちらは2,000万画素で、5,168×3,872ドットの撮影が可能。
本体サイズは75×156.8×7.6mm(同)、重量は160g。中国での価格は1,799元(約30,100円)から。
Lenovoの「S5」は、2,160×1,080ドット表示対応の5.7型IPS液晶を備えたモデル。SoCにはSnapdragon 625(Cortex-A53、最大2GHz、Adreno 506 GPU)、メモリは3GBまたは4GB、ストレージは32GBまたは64GB。OSは、Android 8.0をベースとしたZUI 3.7を採用する。
背面カメラはデュアル1,300万画素で、いずれもF2.2のレンズを採用。前面カメラは1,600万画素+F2.2レンズとなる。このほか、IEEE 802.11a/n無線LAN、Bluetooth 4.2+LEをサポート。USB Type-Cの採用も特徴。本体サイズは73.5×154×7.8mm(同)、重量は約155g。
Xiaomi(小米)の「紅米Note 5」は1,099元(約18,400円)からのエントリーモデル。Meizu E3の対抗となるモデルで、Snapdragon 636の採用は共通。メモリは3GBスタートだが、6GBモデルも用意される。
ストレージは32GBまたは64GB、液晶は2,160×1,080ドット表示対応の5.99型、NTSCカバー率84%、コントラスト比1,000:1、450cd/平方mの輝度が謳われている。
背面カメラは1,200万画素+500万画素/F1.9のデュアルカメラ、前面カメラは1,300万画素。顔認証によるロック解除をサポートする。このほか、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0に対応。本体サイズは75.4×158.6×8.05mm(同)、重量は181g。