低金利のキャッシングを重視する人の死角
このページの最終更新日は2018年3月16日です
このページでは、低金利でキャッシングを利用したい人に、かしこい業者の選び方を紹介しています。
低金利で借りたいと思うのは当然のことなので、少しでも金利の低い業者を探すことになるのですが、中には0.1%の単位で金利の低い業者を血まなこになって探す人もいます。
そういう人に対して、「ちょっと、待って!」とぜにぞうが言いたいことを解説しているので、自分が該当していないか、ぜひチェックしてみてください!
低金利って、そもそもどのくらいおトクなの?
低金利がいいに決まっていますが、そもそも低金利だとどのくらいおトクなのか、
具体的なイメージってわきにくいですよね。
ということで、金利18%と15%でざっくり比較してみました。
「15%って別に低金利なんかじゃないじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、
はじめてのキャッシング契約で15%だったらおんの字と言えます。
借入金額 |
18.0%の30日間金利 |
15.0%の30日間金利 |
差額 |
5万円 |
750円 |
625円 |
125円 |
10万円 |
1479円 |
1232円 |
247円 |
20万円 |
2958円 |
2465円 |
493円 |
30万円 |
4438円 |
3698円 |
740円 |
50万円 |
7397円 |
6164円 |
1233円 |
70万円 |
10356円 |
8630円 |
1726円 |
90万円 |
13315円 |
11095円 |
2220円 |
1ヶ月借りた時の金利の比較なのですが、この差をどう感じるでしょうか?
「な~んだ、たかだか数百円の違いか~!大したことないじゃん!」
と思ったかもしれません。
この金額の差を大きいと感じるか、小さいと感じるかは、その人の価値観によるので、
それをどうこう言うことはしません。
でも、金利と言うのは、何もしていなくても待ったなしに発生します。
たかだか数百円かもしれませんが、寝ている間にも増えているし、
大福もちを片手に、まったりと日本茶をすすっている間にも発生している費用です。
僕たち利用者からすれば、まったくの無駄なお金とも言えるので、
これを少しでもセーブできる低金利の業者を見つけることは意味があります。
でも、そこにはちょっと注意点があるんです。
金利を上回るコストがかかる場合があることを忘れるべからず
借入れ→返済が大変→利息をおさえたい、という思考の流れになるので、
低金利に意識が向かうのは当然なのですが、
ただ、金利ばかりに目が行ってしまうと視野がせまくなってしまって、
金利以外の費用のことを見落としがちになります。
「おい、おい、それってなんだよ?早く言えよ!」ってことで、
ここからが、ぜにぞうが力説したいところなんですが、
借入・返済の時にかかる手数料の存在を見落としがちです。
業者の自社ATMは基本、利用手数料は無料ですが、もっとも利用頻度が高い
コンビニATMなどの提携ATMは有料の場合が多くて、これがバカにならないんです。
利用手数料の相場は、1万円以下の取引で1回108円、1万円超の取引が1回216円です。
これが借入れと返済の時にかかるので、例えば5万円を借りる場合、
借入時に216円、毎月1万円ずつ返済するとしたら108円×5=900円かかるので、
合計1,116円かかる計算になります。(ざっくりした計算ですが)
1万円ずつチマチマ返済するんじゃなくて、1か月後に5万円全額を返済したとしても、
借入時と返済時にそれぞれ216円かかるので、合計で432円の利用手数料がかかります。
上の表で、5万円を3%安い金利で利用した時のメリットが125円でしたが、
「低金利だったので125円得したぜ~!」などと喜んでいる裏では、
432円もの手数料を払っていることになります。
これでは、低金利の恩恵なんぞは速攻で打ち消されてしまっていて、
バカにできない費用を払わされている、なんてことが起きることがあるわけです。
なので、ぜにぞうが言いたいのは、5万円とか10万円程度の小額融資を
1ヶ月とか2ヶ月くらいの短期で借りるようなタイプの人は、
金利なんか気にするよりも、ATM手数料などのランニングコストにフォーカスして
より安い業者を選ぶ方が経済的だということです。
無利息サービスの利用で低金利に近いメリットも期待できる!
一部の業者では、無利息サービスを提供しているところがあるので、それを使うことで実質的に擬似低金利のメリットを受けることもできます。
有名どころでは、プロミスの「30日間無利息サービス(※)」、アコムの「最大30日間金利0(ゼロ)円サービス」などがあります。(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。詳しくはプロミス公式サイトをご確認ください)
メジャーではないですが、ぜにぞうが地銀で一押しの静岡銀行カードローン セレカも、初回の借入時に最大45日間の利息キャッシュバックが受けられます。全国どこからでも申し込みでき、大手に肩を並べるスペックの高さが魅力です。
低金利を意識すべきは高額融資を長期スパンで借りる人
低金利にこだわらなくてもいい例外は、高額融資を長期スパンで借りる人です。
というのも、この表を見てください。
借入金額 |
18.0%の6年の金利 |
15.0%の6年の金利 |
差額 |
50万円 |
321,075円 |
261,185円 |
59,890円 |
70万円 |
449,479円 |
365,679円 |
83,800円 |
90万円 |
577,890円 |
470,165円 |
107,725円 |
これは、50万円~90万円の少し高額の域に入るキャッシングを
6年の長期スパンで借りた時の支払い利息の比較です。
例えば、90万円を6年の期間で借りた時の利息は金利18%だと
577,890円かかるのに対し、15%だと470,165円です。
トータルで見ると107,725円も差が出ています。
5万円を30日借りた時の金利の差額125円とは、規模が違いすぎます。
こういう高額融資を長期スパンで借りる人は、逆に低金利にとことんこだわるべきですね。
低金利キャッシングのまとめ
ちょっと長くなってしまったので、このページのポイントを整理してみましょう。
低金利のキャッシング業者探しで注意すること
- 低金利にばかり目を向けていると他の費用の存在を見落としがちになる
- 小額融資を短期スパンで借りる人は金利は無視してかまわない
- 小額融資を短期スパンで借りる人はランニングコストの安い業者を選ぶべき
- 高額融資を長期スパンで借りる人はとことん金利にこだわろう
- 無利息サービスを活用して金利をセーブする方法もある
提携コンビニATMを手数料無料で利用できる業者
消費者金融ではコンビニATM利用手数料無料の業者はほぼなく、銀行カードローンが中心になります。以下はすべて、セブン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATMが(借入れ・返済時ともに)無料で使える銀行カードローンです。
*イーネットATMは、ファミリーマート・ミニストップ・サークルKサンクス・スリーエフなどに設置されています。
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」
インターネットなら24時間365日申込可能で、三菱東京UFJ銀行に口座がなくても申込みはできるのがメチャクチャ便利です。1.8%~14.6%の低金利なので、高額融資を長期スパンで借りる人にもオススメ。
バンクイックは従来の銀行のような厳しい審査基準とは違って、メガバンクの格式を持ちながら消費者金融並みの審査ハードルだという特殊事情があり、ムチャクチャ魅力的なカードローンです!(その理由はこちらのページを読むと分かります)