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スタートアップへの参加は早ければ早いほど楽しい6つの理由

2018.03.22

今日は完全にFindy代表の山田の主観にはなってしまいますが、ブログ記事を書いてみたいと思います。本日のテーマはずばり「スタートアップはジョインが早ければ早いほど楽しい」ことと、その理由についてです。

ハイスキルなエンジニアのプレミアム転職サービスFindyリリース後に、ユーザーインタビューをする中でもスタートアップに興味のあるエンジニアの方に何度かスタートアップにジョインするメリットや時期について逆に聞かれることもありました。その経験から、スタートアップで働くを副業やフリーランスからという思いもあり、フリーランス・副業エンジニア向け単価保証型の案件紹介サービスFindy Freelanceをリリースするに至りました。

本題に戻しますと、実は前職のレアジョブに入社した際に同じ言葉を創業者の方から一つの口説き文句としてもらいました。当時はスタートアップという言葉がメジャーではなかったのですが、以下のようなことを入社を検討している際に言われて、実際グラっときて入社を決定した経緯があります。

その言葉こそが

「ベンチャーは早ければ早いほど楽しい」

です。

そして実際に10人以下のスタートアップに入って100人を超え上場するまで成長する過程の中でスタートアップ、そしてベンチャーは早く入れば早く入るほど楽しいということを肌で実感しました。正確に言うと早いタイミングで入る方が多様な楽しいことを味わいやすい言い換えることができるかもしれません。

今回対象にするスタートアップの規模

今回、早く入ると楽しいスタートアップの人数規模として5人以上30人未満ぐらいのスタートアップを指して紹介したいと思います。本ブログ記事ではもちろん規模拡大してもスタートアップ的なカルチャーを維持している企業が存在したり、或いは人数が増えても楽しい会社というのも存在しているので、スタートアップ=正義と言いたいわけではありません。

あくまで、どうせ「スタートアップに挑戦する」或いは「将来の企業」などに興味があるのではあれば、早いタイミングのスタートアップにジョインすることを狙ってみてはという勧めです。安定した給与やサービスへのアクセス規模などを重視される方はその時点で初期スタートアップは求めるものが得られにくので避けたほうが無難です。

最も組織が急成長する時期を味わえる

上では今回対象にするスタートアップの規模を5人から30人ぐらいと書きました。この時期の成長企業は同時に組織の成長がとても早く、例えば5人から10人、或いは10人から20人、5人から30人といった形で人数規模があっさり倍々に成長していきます。

また5人を超えてメンバーを採用するタイミングは、経営者が肌感覚として、ある程度売上が、或いは将来的に売上に紐付くユーザー数等が圧倒的に伸びそうな感触を持っているタイミングです。つまり、ある程度、プロダクトの仮説検証が終わり、事業が伸びる・事業を伸ばせるという判断があり、メンバーの採用に注力し始めている時期です。従って入社後に急激な企業成長を体験することができる可能性が高いと言えます。

会社が急激に成長する時ほど個人も急激に成長できる

また、大きくなった組織でなかなか体験できないこととしては、大組織ほど倍々成長が実現しにくいということもあり、そのため毎年求められる仕事のスキルや役割が変わっていくということはほとんどありません。例えば、大企業などはチームリーダーになるのは最低でも10年以上の経験を積んでからというケースが多いのではないでしょうか。戦後の高度経済成長期はいまの大企業も上が抜けて、もっと役割変化が早かったはずです。

一方、スタートアップの場合は急成長しているので、人数規模も倍々になり、個人として求められる役割もいっきに増えていきます。その結果、個人としての仕事の幅や役割定義もどんどん変わっていく機会を経験することができます。

例えばエンジニアの場合でも最初はフルスタックでプロダクトを作っていたところから、フロントエンドやサーバーサイド専門のエンジニアを採用する中で、当然プロダクトの企画やマネジメントといった仕事も増えてくるケースがあります。

一般的な企業だとある程度の年数や経験を積んでからマネジメントといったポジションに進んでいくものですが、いかんせん急成長期のスタートアップはそういった余裕がありません。従って、好むとも好まざるともストレッチした課題やストレッチした経験を得ることができ、個人としての成長も圧倒的に早めることができる可能性があります。

成長する組織の当事者になれる楽しさ

また、こうした急成長期のスタートアップは出来る限り早く入社してそこに当事者として関わることの楽しさもあります。また人数も少ないので、自らの貢献も見やすくとそのことが当事者意識を高めていきます。

私自身も前職のレアジョブに入ってから約2年で有料会員数が大体6倍ぐらいに増えた経験をしており、そのタイミングはとにかく自分が何をやっても伸びていくので、楽しくて楽しくてしょうがなかった記憶が残っています。正直、戦略コンサルの時代にやっていた比較的難易度の高い仕事とは一線を画す、日々のオペレーションやカスタマーサポート業務が中心でしたがそれさえもとにかく楽しかった印象です。

規模が小さいので全員のことを知っている状態で仕事に取り組める

次に規模が小さい組織の良さとして全員の顔を知った上で仕事に取り組めるということです。最初はランチなどもメンバー全員で行くことも多く、また全員の顔と名前も一致するタイミングなので気軽に議論をしながら仕事を進めることができます。

また、特に部門間対立やあるいは昇降格の不満といったものも、組織が小さいためほとんど発生することがありません。従って、知った仲のメンバーとストレスの少ない環境で仕事を楽しめるということも大きなメリットです。スタートアップが組織になる前の束の間の休息とも言えます。

まさに青春!同じ釜の飯を食べ同じ方向を向いて仕事に取り組める

これまでの説明のとおり、成長する組織であることが前提ではありますが、その中で気の知れた仲間とサービスやプロダクトを良くしていき、結果としてユーザー数も増えていく体験は非常に貴重です。

当然プロダクトへの愛や思い入れも強いメンバーが集まってきているのでランチの時などもこんな風に改善しようや、もっとここをこうするとユーザーに喜んでもらえそうだねといった議論が盛り上がることも多々あります。飲みに行ってもついつい仕事の話を楽しんでしてしまうそんな時期でもあります。

例えば以前に流行った Facebook のソーシャルネットワーキングという映画もそういった場面が出ていましたが、個人的にもサンフランシスコで家を借りてメンバーがとにかく、寝食も忘れてコードを書き、プロダクトに想いを捧げると言ったシーンは「ザ・スタートアップ」という感じで心を踊らされました。投資家のショーン・パーカーがエンジニアに話しかけても無視されるのを、ショーン・パーカーがいいねーと返すシーンです。

ストックオプションの行使価格が安い

他にも金銭的なメリットもあります。これは経営者のスタンスにも影響をしてくるので必ずしも全ての会社に対象ではありませんが、ストックオプションの配布がある場合その行使価格が比較的安いタイミングで入社ができるということあります。

具体的にはストックオプションで検索をいただき、調べていただければと思うのですがストックオプションを上場後に株式に変換する場合に、行使価格×株数というお金を支払うことが必要となります。その金額が企業の価値、いわゆるバリエーションが低いタイミングであればあるほど行使価格が安くなり個人としての利益である株価と行使価格との差分が大きくなります。

こういったメリットも踏まえておくと早いタイミングでスタートアップにジョインする価値も見えやすくなるのではないでしょうか。Findyでも皆が同じ方向性を向いているから楽しいだけではなく、こういった金銭的な将来のメリットも意識しながら会社の制度設計していくと決めております。

以上、「スタートアップへの参加は早ければ早いほど楽しい」その理由とは、を書いてみました。ぜひ、Findyへのジョインを考えている方も読んでいただければ嬉しい限りですw

ちなみに過去にこんな記事も書いておりますので参考までに貼っておきます。

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