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独学で東大&ハーバード合格!目標を達成する勉強のコツ

2018年03月20日 公開

本山勝寛

本山氏流・「独学」を成功させる4つのポイント

 

1 「超具体的」な目標を立てる

独学成功のカギを握るのが、目標設定だ。「英語を話せるようになりたい」などの漠然とした願望や主体性のない動機でスタートすると、「自分は何を実現したいのか」が明確ではないため、結局勉強が続かずに終わってしまう。「3年以内に法務の仕事がしたいので、ビジネスコンプライアンス検定上級を半年以内に取得する」などの具体的な目標を立てよう。
そのうえで、まず自分の今の実力を把握すること。模擬試験を受けたり、テスト形式の公式問題集を本番と同じ時間で解くなどして、自分がどのレベルにいるのかを知れば、理想と現実のギャップがわかり、どんな勉強をやるべきかが見えてくる。

2 合格体験記を読みまくる

独学で失敗しやすいのは、色々な教材にあれこれ手を出したり、適切な勉強のペースや時間配分を見誤ってしまうこと。教えてくれる人がいないので、自ら情報を得ないと、勉強法を間違えたまま進んでしまうことに。
独学者が自分に合った有効な戦略を立てるには、体験者の生の情報から学ぶのが一番。どんな目標でも、インターネットで検索すれば、必ず合格体験記や成功事例がヒットする。それらを読み込むことで、教材選びやスケジューリング、モチベーションの高め方まで様々なノウハウが手に入り、自分にとってベストな戦略を立てることができる。

3 自分にとっての「勉強のゴールデンタイム」を見つける

ビジネスマンの独学が挫折しがちなのは、「今日は残業だったから」「仕事で疲れたから」といった言い訳をしやすいから。それでも探してみれば、「これなら毎日続けられる」という時間帯があるはず。それを見つけ、決まった学習パターンを作って習慣化することが重要だ。
「朝食前の朝6時から7時まで机に向かう」「通勤の1時間は英語のリスニングをする」など、「この時間はこれをやる」という習慣ができてしまえば、当たり前のように勉強を続けられる。「勉強+朝食」「英語学習+通勤」など、毎日の生活に勉強をうまく組み込めば、より習慣化しやすいはずだ。

4 定期的にブログでアウトプットする

勉強というと「インプット」に目が向きがちだが、実は「アウトプット」も同じくらい重要。アウトプットすることで、自分の理解度や勉強が足りない部分、苦手な分野などを検証できて、学習のPDCAを回すことができる。
アウトプットの方法には、本番に近いテスト形式で問題を解く、模擬試験を受験する、論述を書くといった方法がある。中でも、ブログは最も手軽なアウトプットのツール。その日学んだことを文章にする習慣をつければ、「アウトプット→インプット→アウトプット」の効果的な学習サイクルを毎日回しながら、学びをしっかりと自分のものにできる。

 

《『THE21』2018年2月号より》

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著者紹介

本山勝寛(もとやま・かつひろ)

日本財団パラリンピックサポートセンター推進戦略部・広報部ディレクター

1981年生まれ。大分県出身。東京大学工学部システム創成学科卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策専攻修士課程修了。小学校から高校まで地方の公立校に通い、独学だけで東京大学とハーバード大学院に合格。現在は、パラリンピック支援事業や障害者支援事業を手がけるかたわら、個人として教育論や独学法をブログで発信。著書に『最強の独学術』(大和書房)など。

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