社会レゴランド⇔名港水族館のシャトルバス、月内撤退タクシー大手のつばめ自動車(名古屋市中区)は、名古屋港の金城ふ頭とガーデンふ頭を結ぶバス路線「みなとシャトルバス」を今月末で廃止する。昨年4月、屋外型のテーマパーク「レゴランド・ジャパン」(同市港区)の開業に合わせて運行を始めたが、客足が伸びず撤退を決めた。 みなとシャトルバスは、レゴランドのある金城ふ頭と、名古屋港水族館などがあるガーデンふ頭の約10キロを、レゴランドの休園日を除き1日21往復する。市によると、両ふ頭を結ぶ唯一の陸上の公共交通機関。 つばめ自動車バス事業部によると、2つのふ頭を行き来する家族連れや観光客の需要を見込み、中型の観光バスを片道500円(大人)で運行。当初の乗車率は2割程度だったが、最近は1日の乗客数が計20人ほどに落ち込んでいた。担当者は「採算が取れる水準とはほど遠い」と、撤退の理由を明かした。 レゴランドでは4月、隣接地にホテルと水族館がオープン予定。市はレゴランドを核に地域の活性化を目指しているだけに、市名港開発振興課の担当者は「あらためて名古屋港の観光需要を掘り起こす必要がある」と課題を挙げた。 (中日新聞) 今、あなたにオススメ Recommended by
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