面白そうなICO案件があったので、将来性の検証をかねてご紹介します。
ブロックチェーンを活用したアプリケーション開発が盛んになっており、さまざまな企業が開発に興味を持っているようです。
知人のコンサルタントからチラッと聞いたのですが、某日系大手メーカーも興味を示しているらしいですが、そもそもブロックチェーンとはなんなのか、なにに活用できるのか、といったスタディを開始したらしいです(なんかスピード感遅そうですが・・・)
仮想通貨の価値がどうなるかは置いといても、ブロックチェーンのテクノロジーは確実に裾野を広げていきそうです。
今回ご紹介するのはそんなブロックチェーンを活用したアプリ開発を簡素化することを目的としたプラットフォーム提供を目指している、Morpheus Labsです。
3/21現在、プレセールが実施中であり、20%のボーナスもつくので、興味があればまずはホワイトリストに登録しても良いかもしれません。
※ホワイトリスト登録の完了まで一定程度の時間がかかるようです。また、20%ボーナスがもらえるのは3/23 23:59までのようです。
※登録フォームはGoogle Formsを使っており、若干違和感を覚えますが、本家サイトから確認されても同じ場所に飛びます。記入内容は他のホワイトリストと大差ないです。
本稿では、技術的なポイントというよりもビジネス面、開発状況等をご紹介したいと思います。
Morpheus Labs(モルフェウス・ラボ)とは
本家の情報は下記です。
※英語の方がわかりやすいかもしれません:https://token.morpheuslabs.io/assets/documents/WhitePaper.pdf
プロジェクトの概要
Morpheusが提供する開発プラットフォームでは、様々なブロックチェーンのトークンを作成でき、そのトークンサービスの公開用環境やテスト環境をマウス操作だけで容易に構築できるようにしています。
対応する想定のブロックチェーンアルゴリズムは下記とのことです。
- Ethereum
- NEM
- Hyperledger fabric
- MultiChain など
これだけあれば、こと足りそうですね・・・
ベース技術は VMware と Docker とのこと。
VMwareはMacでWindowsを動かす時に使っているので馴染みがあるのですが、Dockerは使ったことがありませんでした。いわく、「コンテナベースのアプリケーションを仮想化したもの」とのことですが、VMwareと似たようなものと思っておけばよいかもしれません笑
素人的ですが、会社で技術開発する際には複数人がテスト環境に入り、開発を進めることができそうです(というかそうじゃないと厳しいですよね・・・)
このMorpheusサービスでは、このプラットフォームの仮想通貨である”MiTxトークン”を媒介として、各プロジェクトで発行されたトークンを交換できます。
これによって、例えば、物流系の仮想通貨を発行した会社と支払い系の仮想通貨を発行した会社が簡単に協業できるようになります。
業界を絞った(ニッチな)仮想通貨(このブログ内でもコーヒーコインやカータクシーなど紹介してきました)を紹介してきました。
ニッチな仮想通貨はスケーリング(規模の拡大)が難しそうですが、簡単にトークンが交換できるようになればスケーリングしやすくなりそうです。
このように、Morpheusそのものが一つの経済圏を生み出すことを目指しています(Rippleが法定通貨の橋渡しを目指しているのに対し、Morpheusは仮想通貨の橋渡しを目指している?)。
運営会社
Morpheus Labsはシンガポールの会社です。
紹介記事もありました。
これによると、シンガポールのベンチャーキャピタルとの提携もしているようです。
正直、有力な案件には個人よりも法人・ファンドの出資の方が最近は増えているようで、そういう意味では安心感があるように思います。
他にも、シンガポール政府公認のスタートアップ支援機関であるSGInnovateとも提携しており、筋の良いところと組んでいるように思われます(金余りの時代ですしね・・)
プロジェクトロードマップ
ホワイトペーパーによると、開発は2016年9月から行われているようで、2018年時点ではイーサリアムとハイパーレジャーファブリックをサポートしたプラットフォームが完成(テスト段階)しているようです。
開発が一定程度進んでいるというのは、仮想通貨投資ではとても重要なので、そこは安心材料です。
実際の商業化は2018年7月以降とのことですので、まさにこれから目が離せない、といったところでしょうか。
気になる点
前回のCEDEX(いまだに日本では買えずに非常に残念・・・)などは、すでに存在する産業に切り込んでいくプロジェクトだったので、ある程度狙っている市場の規模感が想像つくのですが、
今回のプロジェクトは(まだまだ小さいブロックチェーン市場を対象としているため)市場開拓を目的としており、どの程度の経済圏を築けるのか未知数な点が挙げられます。
そのため、いかにビジネスパートナー(特にブロックチェーンを活用したいが二の足を踏んでいる企業)を発掘していくかが鍵になりそうです。
その点を見越してか、集めたお金の30%を営業・マーケティング活動に使う想定のようです。
資金配分は理にかなっているように見えるので、いずれにせよロードマップ通りに開発・営業が進むかに注目です。
トークンセール概要
プレセール参加者は購入数の20%をもらえるので、参加しようと思った場合は(ホワイトリスト登録時間かかりそうなので)まず登録することをお勧めいたします。
プレセール開始日 | 2018/3/10 - 3/23(20%ボーナスあり) |
プレセール開始日 | 2018/3/24 - 4/15 |
価格 | 1 ETH = 8,000 MiTx |
供給トークン数 |
100,000,000,000 MiTx (内訳)
|
ハードキャップ | 250,000,000 MiT |
プラットフォーム | ETH(イーサリアム) |
登録方法
といっても日本語のページなので、指示に従って必要情報を入力するだけです。
注意する点としては本人確認書類(パスポートなど)を用意する点、イーサリアムアドレス(MyEtherWalletやMetaMask)を用意する点でしょうか。
登録が完了すると、登録したメールアドレス宛にGoogle Formsから連絡があります。が、まだホワイトリストへの登録が完了した、という意味ではないので、別途開発から連絡が来るのを待つようにしてください。
最後に
日本ではComsaが結構値上がりしたので、こちらも価格自体も期待出来るのでは、、と思ったりしています。
リターンを求めるのであれば、当然20%ボーナスを取りに行った方がよいので、動くのは早めがよさそうです。
円からイーサリアムETHを調達するために
日系取引所を使う必要がありますが、だいたいどの取引所でも扱いがあります。
なお、取引所の比較については下記をご参照ください。