様々な分野で活躍する一流人が実践する健康マネジメント術を紹介する本コラム、今月はリーダーシップコンサルティング代表の岩田松雄氏にお話を伺った。第2回は「日々の良き習慣が健康を、その人自身を作る」と語る岩田氏の生活習慣を紹介する。スターバックス コーヒー ジャパンCEO時代も「コーヒーを飲むのは午後3時まで」をルールとしていたその理由とは？

　私は体の健康も、心の健康も、日々の習慣が大事だと考えています。日々の良き習慣の積み重ねが、その人自身を作っていくのだと思います。

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　私は健康のために習慣にしていることがいくつかあります。1つは、犬の散歩です。犬を飼い始めたのは20年ほど前ですが、そのきっかけは自分の健康のためでした。愛犬がいると、朝晩は必ず排泄や運動のために、散歩をさせることが習慣になりますからね。これまでに3頭飼ってきていますが、朝と夜、自宅で仕事をしているときには夕方にも、20～30分の散歩が日課になっています。

　初めに飼ったのは大型犬のゴールデンレトリバー。この犬が病気で亡くなってしまったあとは、やはり大型犬のラブラドールレトリバーを迎えました。この犬は13年ほど我が家で過ごしました。とても賢くて、お手やお座りはもちろん、死んだふりまで教えて、よく公園で一緒に遊んでいました。その愛犬を亡くして、半年もするともう寂しくなってしまって、今はミニチュアシュナウザーを飼っています。

　以前は小型犬はあまり好きではなかったのですが、このミニチュアシュナウザーを飼ってみたら、本当に人懐こくてとてもかわいいですよ（笑）。私が仕事から何時に帰っても、尻尾を振りながらキャンキャンと鳴いて喜んで出迎えてくれる姿には、本当に癒やされますね。自分の健康のために飼い始めた犬でしたが、今では無償の愛を感じる存在になっています。

　それから、運動とストレス発散のために、土曜日はゴルフ、日曜日は学生時代に打ち込んでいた野球で体を動かすことを、長年の習慣にしていました。特に経営者時代には、常に仕事のことが頭から離れませんでしたが、体を動かす週末のゴルフと野球がいい気分転換になっていましたね。3度目の膝の手術をしてからは、スポーツは主にゴルフをしています。

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