「本を出すという夢を叶えるために、欠かせなかった経験は何ですか?」
明日からまた秋田県に出張で、少し疲れが溜まり気味だったので、今日は完全オフ日にしていました(雪も降っていましたし…)。
で、自宅でごろごろとしていたら、「二子玉川の蔦屋家電に『子どものためのニッポン手仕事図鑑』が並んでましたよー」と、スタッフから写真が送られてきたのですが、そのときにふと、冒頭の質問を思い出したのです。同世代のビジネスマンの方からされた質問でした。
そのときはあれこれと一生懸命答えたのですが、今日以下の記事を読んだときに、「結局、ここだよな…」と思ったことがあったので、紹介します。
神保町「いもや」。
記事にもあるように、創業昭和34年の神保町のレジェンド的な「とんかつ&天丼」のお店です。わたしも何度足を運んだかわかりません…。
その記事の中に、こんな一文があります。弟子の樋口さんが語った言葉です。
「ひとりで1.5人分、夫婦で3人分働くというのが『いもや』の商法です。これが身体に染みついているから、10時間働こうが12時間働こうが全然バテない。下積み時代にそういう身体に作り上げてくれたのがオヤジだったと思っています」
わたしも小学校からやっていた野球で、そして社会人になってからも、先輩たちにバテない体を作り上げてもらいました。体はもちろん、精神的にもバテない心も。
その下積み時代があったからこそ、勉強はまったくできませんでしたが、公言していた夢を叶えるための“バテない心と体”ができて、今もやりたい仕事ができているのだと思います。そう、すべてはそこがベースにある。バテない心と体をつくってくれた先輩たちには、本当に感謝しないとダメだな、と。
でも今は、先輩の立場の人たちがそこまで鍛えようとしてくれても、時代がそれをなかなか許してはくれない。だから、体も心もバテやすい人が増えているような気がします(増えているかどうかの裏付けはありません…)。
だからといって、スパルタや根性論を推奨するつもりはありません。
ただ、テクノロジーの進化によって、個人の夢は叶えやすくなったと言われますが、大きな夢を叶えられる人がいる反面、夢を叶えることのできる人の“割合”は減るような気がしています。なぜなら、夢を追うには、“体力”が必ずいるからです。
健全にバテない心と体を鍛えてくれる人と出会う確率、鍛えてもらえるチャンスが確実に減っている時代です。だから、今の時代の10代、20代は、ちょっと可哀想かなとも思ったりします。夢を叶えるだけでなく、楽しく生きていくためにも、“バテない心と体”が必要ですから。
では、どうすればいいのか?
寝起きでブログを書いているので、素晴らしい答えは浮かばないのですが、先輩たちが鍛えてくれないなら、自分からバテない心と体をつくるチャレンジをしていくしかないのかな、と。たとえば、そう、彼女のように。
大事なことなので、もう1度書いておきますが、夢を叶えるだけでなく、楽しく生きていくためにも、“バテない心と体”が必要なのです。バテない心と体は、簡単には手に入らない。鍛えないと、手には入らないのです。
というわけで今日は、yahoo! ニュースをよく読んだ1日でした。
子どものためのニッポン手仕事図鑑
今日、新しい記事を更新しました!
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