最近、東天紅三麻にハマっています。前からルールは知っていて少しだけ打ったことがあったのですが フリーで打てる店を発見してその面白さにようやく気づきました。勝てるとこんなに楽しいのね。
この東天紅を咲-Saki-キャラが打ったらどうなるのかを考えてみました。
ちなみに咲-Saki-全国編第10話の次回予告で「東京のサンマ目黒に限る」「東京だったら赤坂でしょ」と言ってるのは東天紅三麻が赤坂の雀荘「東天紅」発祥だから、というネタですね。
ではまずは簡単に東天紅ルールの説明から。と言っても細かいルールは様々です。例えば私が行っている店では1局精算ではなく誰かがトブまで繰り返し、そのたびに精算を行います。ネットで調べて出てくる記事を見てもいくつか違いが見られます。
参考-東天紅 (麻雀)wikipedia
-東天紅麻雀のルールや始め方
-東天紅のルール
なのでここでは私が以前教わった以下のルールを基準とします。
■1局精算の三人麻雀
■萬子は1と5と9のみ(2~4萬、6〜8萬を抜いた28種112枚で行う)
■萬子の1,5,9と北は抜きドラ(ガリ)として使用
■萬子の1,5,9と北は捨てることが出来ない
■萬子の1,5,9と北はそれがないと成立しない役満でのみ手牌で使用可能
■常に東場
■北家なし(席順に関わらず親から数えて東家、南家、西家が決定)
■前局で和了った者が次の親となる
■ドラ表示牌は開門場所から11枚目をめくる(カンの嶺上+抜きドラの嶺上)
■ドラ表示牌の隣までツモる
■チーができない
続いて点数計算と役について。
■飜数は通常の4人麻雀と同じだが1飜=1点で計算(符は計算しない)
■4人麻雀で登場する三色同順、三色同刻以外の全ての役を採用
■出和了りは放銃者からその点数、ツモると他家2人からその点数もらえる
■役満は50点
■通常のドラに加えて5筒・5索は無条件でドラ(1点)
■萬子・筒子・索子の5に各1枚赤ドラあり(赤ドラは3点)
■和了時に無条件で2点加算される(バンバン)
■親は和了時に1点加算される
■1本場に付き1点加算される
■暗槓で4点、明槓で2点加算
■面前で和了ると1点加算(メンゼン)
■抜きドラを使用せずに和了ると門前で20点、鳴いて10点加算(カラス)
■4枚使い七対子あり
■オープンリーチあり(リーチしてない状態でオープンリーチに振り込むと役満)
■純チャンは役満
■ガリを全て集めると役満
簡単に例を挙げてみます。以下の手を子の門前リーチなしでツモったとします。
この手はガリ6点(1点×3+赤3点)+暗槓4点+メンゼン1点+ツモ1点+白1点+ドラ1点+5筒1点+5索1点+バンバン2点=18点オールです。ツモなので他家2人から貰えて36点の収入となります。
点数を指を折って数えるのは大変なので実際にやるときは雀卓の縁に点数になる牌を寄せて数えていきます。
さてこのルールを咲-Saki-に登場するキャラクタが打ったらどうなるのでしょうか。
<能力全否定組>
薄墨初美、南浦数絵、渋谷尭深
1局精算で北家も南場もオーラスもないため能力は一切発動しません
花田煌
トビのないルールですので能力は発動しません。負けすぎて財布がトブことはありますが…。
<能力弱体化組>
弘世菫、姉帯豊音(先負)、メガン・ダヴァン
出和了りとツモ和了りで点数が倍違うため弱体化が予想されます。
亦野誠子、姉帯豊音(友引)
3副露や裸単騎になる前にたいてい決着が付きます。
大星淡
暗槓で4点つくのは魅力なのですが終盤に行く前に決着が着くことが多いため最後のカドまでたどり着くのでは遅いです。また配牌の向聴が見かけ上悪くてもガリで引き直すとすぐに向聴は上がりますし、4人麻雀に比べて有効牌を引きやすいので絶対安全圏も弱体化すると予想されます。
<能力強化組>
片岡優希
常に東場なので独壇場でしょう。
上重漫、獅子原爽(黄色い雲)
条件はかなり厳しいですが純チャンは役満なのでロマンがあります。
和了るとするとこんな牌姿でしょうか。













ガリ

…やっぱり厳しそう。
宮永照
和了るたびに親が回ってくるので常に怖い存在となります。ツモだと得点が倍になるルールですので序盤は安い出和了りを続け、後半はひたすらツモ和了りマシーンとなる姿が目に浮かびます。トビもないため最終的に何百点も稼ぐのかと思うと恐ろしいです。
宮永咲
暗槓による加点や4枚使い七対子など有利な条件が揃っています。嶺上開花で必ずツモ和了りになる点も魅力的です。
実際に宮永咲が打ったら4枚使い七対子ありなのでこんな牌姿で和了りそうな気がします。












ガリ
ツモ
1局精算で北家も南場もオーラスもないため能力は一切発動しません
花田煌
トビのないルールですので能力は発動しません。負けすぎて財布がトブことはありますが…。
<能力弱体化組>
弘世菫、姉帯豊音(先負)、メガン・ダヴァン
出和了りとツモ和了りで点数が倍違うため弱体化が予想されます。
亦野誠子、姉帯豊音(友引)
3副露や裸単騎になる前にたいてい決着が付きます。
大星淡
暗槓で4点つくのは魅力なのですが終盤に行く前に決着が着くことが多いため最後のカドまでたどり着くのでは遅いです。また配牌の向聴が見かけ上悪くてもガリで引き直すとすぐに向聴は上がりますし、4人麻雀に比べて有効牌を引きやすいので絶対安全圏も弱体化すると予想されます。
<能力強化組>
片岡優希
常に東場なので独壇場でしょう。
上重漫、獅子原爽(黄色い雲)
条件はかなり厳しいですが純チャンは役満なのでロマンがあります。
和了るとするとこんな牌姿でしょうか。
…やっぱり厳しそう。
宮永照
和了るたびに親が回ってくるので常に怖い存在となります。ツモだと得点が倍になるルールですので序盤は安い出和了りを続け、後半はひたすらツモ和了りマシーンとなる姿が目に浮かびます。トビもないため最終的に何百点も稼ぐのかと思うと恐ろしいです。
宮永咲
暗槓による加点や4枚使い七対子など有利な条件が揃っています。嶺上開花で必ずツモ和了りになる点も魅力的です。
実際に宮永咲が打ったら4枚使い七対子ありなのでこんな牌姿で和了りそうな気がします。
白發中の3面待ちからの白ツモ和了りを拒否。ガリ1点+メンゼン1点+ツモ1点+七対子2点+混一色3点+バンバン2点=10点オールを捨てて和了牌の白を暗槓してからの嶺上開花。
ガリ1点+暗槓4点+メンゼン1点+ツモ1点+嶺上開花1点+一盃口1点+混一色3点+チャンタ2点+白1点+發1点+小三元2点バンバン2点=20点オール。嶺上開花一つで倍の点数ですね。
松実玄
4枚使い七対子ありなのでドラが字牌だろうが端牌だろうが影響ありません。ガリも「抜きドラ」と呼ばれることを考えると独占すると考えられるため得点はえげつないものになります。
ガリ10点+メンゼン1点+5索6点+5筒6点+ドラ4点+七対子2点+バンバン2点=31点。
ただし他家にカンをされると早々に破綻します。ですが東天紅に限り松実玄の元にドラが来なくなっても問題はありません。抜きドラが来なくなるとカラスで20点が付くためバンバンや他の役を絡めればドラ独占状態のときと点数的には遜色ない結果となります。
<最強>
東横桃子
オープンリーチに振り込んだら役満払いですのでステルスオープンリーチが鬼畜すぎます。他家はできる限り早くリーチを打つぐらいしか対抗策がありませんが出和了りするとフリテンの可能性があるためツモ和了りしかできなくなってしまいます。したがってできるだけ好形でリーチをを打ちたくなりますが好形を作るために手を遅くすると役満打ち込みの危険性が高くなって…という悪循環に陥ることになってしまいます。対東横桃子戦の関係を図で表すとこんな感じになります。

3人がとも全ツッパだとすると和了時は他家からの出和了りが1/3+1/3=2/3、ツモ和了りが1/3にほぼなりますので出和了りが封じられると単純計算で和了率は1/3に落ちてしまいます。いくらツモが強いルールとは言えこれでは勝負になりません。しかもダマで振り込むと役満払いというおまけがついてきます。
1つ問題があるとすれば他家から見ると東横桃子のオープンリーチは見えないので、和了した後の倒牌が少し早かった、くらいの認識になりそうな点です。リーチだけなら牌を横に曲げてリーチ棒を出して、という作業が後からでも認識できますがオープンについては和了されるまで認識できないため「オープンしてた」「してなかった」の水掛け論になってしまいます。従って東横桃子が真の力を発揮するためには後から映像で確認できる配信卓での東天紅しかありません。現実世界ではまず見かけない卓ですが、麻雀競技人口が数億人を突破した世界ならそういった卓も存在するのですかね?
ただし他家にカンをされると早々に破綻します。ですが東天紅に限り松実玄の元にドラが来なくなっても問題はありません。抜きドラが来なくなるとカラスで20点が付くためバンバンや他の役を絡めればドラ独占状態のときと点数的には遜色ない結果となります。
<最強>
東横桃子
オープンリーチに振り込んだら役満払いですのでステルスオープンリーチが鬼畜すぎます。他家はできる限り早くリーチを打つぐらいしか対抗策がありませんが出和了りするとフリテンの可能性があるためツモ和了りしかできなくなってしまいます。したがってできるだけ好形でリーチをを打ちたくなりますが好形を作るために手を遅くすると役満打ち込みの危険性が高くなって…という悪循環に陥ることになってしまいます。対東横桃子戦の関係を図で表すとこんな感じになります。
3人がとも全ツッパだとすると和了時は他家からの出和了りが1/3+1/3=2/3、ツモ和了りが1/3にほぼなりますので出和了りが封じられると単純計算で和了率は1/3に落ちてしまいます。いくらツモが強いルールとは言えこれでは勝負になりません。しかもダマで振り込むと役満払いというおまけがついてきます。
1つ問題があるとすれば他家から見ると東横桃子のオープンリーチは見えないので、和了した後の倒牌が少し早かった、くらいの認識になりそうな点です。リーチだけなら牌を横に曲げてリーチ棒を出して、という作業が後からでも認識できますがオープンについては和了されるまで認識できないため「オープンしてた」「してなかった」の水掛け論になってしまいます。従って東横桃子が真の力を発揮するためには後から映像で確認できる配信卓での東天紅しかありません。現実世界ではまず見かけない卓ですが、麻雀競技人口が数億人を突破した世界ならそういった卓も存在するのですかね?