辻元清美記念公園の沼の底…タブーが覆う“籠池劇場”
過激な政治運動を展開していた住民はどこに消えたのか…学園と公園の地歴に残るタブーの傷痕。籠池劇場の演目は、メディアの誰もがタネ明かしを拒む下劣な“手品ショー”だった。
行き掛かり上、真夜中のスラム街を徒歩で通り抜けることになった。犯罪の温床、悪の巣窟と恐れられる禁足地。いくら近道であっても、外国人が決して足を踏み入れない危険エリアだ。
ところが、スラム街はいたって平穏だった。住民の大半はまだ起きていて普通にテレビを見ていたりする。夜にも拘らず、人目が多い。ただ危ういのは、通路が沼の上に渡してあったことだ。
▽印・デリーのスラム街(AFP:本文と無関係)
お洒落に表現すれば水上ハウスだが、実際は沼地に立ち並んだバラックである。現地通によると、東南アジア某国のスラム街は、湿地を不法占拠するパターンで形成されるという。
政府にとって厄介なのは、スラム街に市民団体が入り込み、居住権を声高に主張することだ。強制排除は難しく、やがてコンクリ道路が通る普通の集落に変貌した元スラム街もあった。
▽タイのクロントイスラム(EPA)
瑞穂の国の記念小学院、そして辻元清美記念公園の異称を誇る野田中央公園…それらの地歴が断片的に語られた時、筆者は沼の上のスラムを思い出さずにはいられなかった。
「このあたりは4つ池があったんや。溺れて死んだ人もおるくらい深い池やったんや」
地元の古老は、そう語った。大阪・豊中市野田町。辻元公園などがある一帯は、池が埋め立てられた後、バラックが密集する地区に変わったという。土地は正式な手続きで購入したものだったのか…
▽大阪・豊中市の野田中央公園(citylife)
周辺を同和地区と見做す声も聞こえるが、違うだろう。水害と無縁の良い土地に同和地区があるケースも少なくない。その区域は古い職能集団の共同体に由来し、途上国のスラムとは正反対とも言える。
野田町のバラック地区に「問題」が持ち上がったのは昭和40年代のことだった。行政による立ち退き要請ではない。これも逆。「騒音被害」を巡り、行政側に強烈なクレームを入れ始めたのだ。
【大阪に生まれた異形の国有地】
「この土地の住民たちも、航空局に苦情を持ち込んだ。上空を飛ぶ飛行機はこの付近では高さ百メートルほど、巨大な影を落とし、轟音とともに飛び立ってゆく」(小川榮太郎著『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』108~109頁)
辻元記念公園のある一帯は、伊丹空港B滑走路の直進上に位置する。大阪万博を前にジェット機の運行数が激増。それに伴い、周辺住民による抗議活動も先鋭化した。
▽伊丹空港周辺の住宅地(file)
伊丹空港の騒音トラブルでは、兵庫・伊丹市中村地区の反対運動が苛烈を極めたことで知られる。中村地区は、住民の8割が在日朝鮮人という“日本の中の北朝鮮”だった。
「住民が、空港に押しかけ、日航と全日空のカウンター前で騒いだ。『騒音で鼻血が出てとまらない』と言って、段ボールに詰めた血まみれのティッシュペーパーをそこらに撒く」(月刊WiLL’17年6月号)
当代随一の名コラムニスト高山正之氏が、往時を回想する。住民運動の域を越えた嫌がらせと恫喝。この在日軍団を支援していたのが朝鮮総連と社会党&解同だ。戦後が生んだ最凶クレーマー連合である。
▽空港敷地に食い込む中村地区(伊丹市HP)
中村地区の在日集団は不法占拠にも拘らず、空港・航空会社・行政を脅し、その挙句に巨額の補償金を奪い取った。翻って豊中市野田町の抗議運動は、どうだったのか…
辻元公園一帯は昭和49年に騒音対策地域に指定。そして大阪航空局が順次土地を買い取り、「移転補償跡地」として管理される。1軒辺り何千万円の補償で退去したのか…中村地区と同様に非公開である。
▽昭和40年代の学園・公園エリア(file)
「特に豊中市におきましては地元関係者との調整が進みまして…」
参照:近畿財務局HP平成22年2月22日『第116回 国有財産近畿地方審議会』(PDF)
買い取りにタッチした国交省大阪航空局は無論、財務省近畿財務局も多くを語らない。金額は闇の中だが、立ち退き交渉に圧力団体が暗躍したことは確実だろう。いわゆるエセ同和の跋扈だ。
バラック群に覆われた池沼は、不透明な土地取引を経て、行政財産に変貌した。それを他の国有地と同列に論じることが、最初のミスリードだった。
【買い手が5億円吊り上げの怪奇】
「森友問題の本質は何か。野党の追及、政府の答弁いずれを取っても問題の本質に行き着いていないような気がします」
モリカケ報道が失速し、朝日新聞が言論封じに舵を切り替えていた昨年12月、日本維新の会・足立康史議員は、新たな疑惑を提示した。辻元清美記念公園にまつわる不動産価格の異常な吊り上げである。
国有地払い下げに当り、近畿財務局は野田中央公園の土地を約9億円と見積もっていた。一方、豊中市は平成21年度の予算要望で、大幅に上回る約14億円という額を提示する。
要望する予算は常に大目だ。豊中市は払い下げに際して国の補助金を充当することを想定していたが、ここで売り手の提示額より買い手の提示額が多いという非常識な捻れ現象が起きている。
▽足立議員が用いたフリップ
そして翌年、豊中市が依頼した不動産鑑定士が、同額の14億円相当との金額を弾き出す。近財の鑑定より5億円増えている。そして、予算要望額との差は3,000円しかなかった。
「ベースになる単価も、割引率も違うのに3,000円違いなんて、おかしい。なぜ、野党は追及しないのか」
足立議員は2月5日の衆院予算委で改めて、公園疑惑を取り上げ、追及する。これに対する立憲民主党の発狂ぶりは凄まじく、パネル前に立ちはだかって抗議、理由も示さずに懲罰動議を提出した。
「野党理事たちは、なぜ席を立ってまで抗議したのでしょうか。辻元清美国対委員長の疑惑を取り上げたから、でしょうか?」
質疑後、足立議員はSNSでそう問いかけた。辻元側は、補助金支出は麻生政権時の決定と反論するが、異常な不動産鑑定が行われた当時の国交副大臣は辻元清美だった。
「では、不動産鑑定書の日付はいつですか。麻生政権時の鑑定書があるなら、土下座して謝ります」
▽公園隣接地を訪れた辻元ら昨年2月(共同)
近財と豊中市が別々に依頼した不動産鑑定士の算定が5億円も違った理由は全く謎だ。そして豊中市が、公園立地の地中ゴミをゼロと断定した根拠も不明である。
【タブーを盾に捏造紙が笑う】
森友学園は平成27年5月、近畿財務局と有償貸与契約を結ぶ。しかし、翌年の春、籠池康博被告と近財のバトルが勃発する。杭打ち工事中、深さ9mの地中で大量のゴミが発見されたと言うのだ。
籠池被告は夫婦で霞ヶ関に乗り込み、抗議した。財務省は学園側を騙していたのか、知らなかっただけなのか…貸与契約は一転、埋設ゴミ処理の費用を割り引いた額での売買契約に変わる。
▽建設工事が進んでいた頃の小学院H29年3月(時事)
捏造紙が騒いだ「大幅値引き」の正体。中古車のセールスに例えると、車検済み200万円の新古車と20万円だが修理などに180万円必要な訳あり品になる。これが、90%オフの大特価なのか?
「給食センターは昭和50年くらい、国が購入した6年間、田圃で放置されていた。その後テニスコートにしたが、27年に掘り返してみたら、アスベストやコンクリート片が出てきた」
▽証人喚問で答える籠池被告H29年3月(時事)
昨年3月の籠池喚問のやりとりだ。伊丹空港関連で払い下げられた国有地に建設予定の豊中市給食センター。不可解なことに田圃から産業廃棄物が出土。処理を巡って今も市と空港の協議は決着していない。
給食センターは辻元公園とは離れた場所にあるが、そこでも埋設ゴミが無用のトラブルを引き起こしている。不法投棄の類いではなく、市環境部マターの案件だ。
▽世帯数が減った昭和末期の問題地区(twitter)
国交省も財務省も知らない地下の埋蔵物。産廃業者や圧力団体に直結する闇の匂いがする。異例づくめの国有地払い下げだが、この1年、メディアは追及せず、見ぬ振りを続けてきた。
「どこまで喋って良いのか。森友学園問題に関連している3つのタブーの問題」
森友狂乱第1幕の昨年4月、虎ノ門ニュースで須田慎一郎氏が言及したことがあった。示唆に留まったが「ここに触れられないが故に判り難くなっている」との指摘は重要だ。
不鮮明な地歴、反日政党が主導した反空港闘争、ベールの中の住民立ち退き…曰く付きの一言では済まない国有地。そこに埋まっているのは、物理的なゴミだけではない。
▽工事中断した現在の小学院3月8日(共同)
「売却額は同じ規模の近隣国有地の10分の1だった」
捏造紙が最初に仕掛けたトリック。内訳は修理費180万円の中古車と同じだが、他のメディアがタネ明かしをすることなく1年が過ぎた。公園の実質価格は今もメーンストリームの報道では扱われない。
既存メディアだけでなく、新興のネットメディアもタブーの領域には決して手を出さない。圧力団体への恐怖心と同時に、厄介事を嫌う自衛本能の働きにも依る。
最も卑劣なのは、他社がタブーに踏み込まないと確信し、罠を仕掛けた捏造紙だ。アンタッチャブルが絡めば、官僚の答弁が曖昧になることも織り込み済みだった。
恐らく、封印は解かれない。演者の誰もが核心を避けつつ、舞台は続く。籠池康博は熱烈な愛国者を演じた次の幕で、反日勢力の腹話術人形に早変わり。正体は何者なのか、観客は困惑を隠せない。
▽劇場の主演と脇役たちH29年3月(時事)
しかし、主演男優の素顔など最早、どうでも良いことだ。背後には、我が国の「戦後の闇」がクッキリと浮かぶ。それは1人の男が背負うには余りにも重過ぎる。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
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↓

参照:
□テレビにだまされないぞぉⅡH29年4月7日『須田慎一郎氏、森友問題に関連する『関西3つのタブー(アンタッチャブル)』解説「この3つに一番毒されているのは既存メディア」【虎ノ門ニュース】』
□アジアの真実H20年1月24日『在日が不法占拠を続けた伊丹市中村地区が消滅 ~盗人に追い銭を払った日本の負の歴史~』
参考記事:
□Buzznews12月5日『足立康史議員が国会で野田中央公園の土地取引に言及「戦後自民党が 作り上げた日本の土建国家の恥部』
□Buzznews2月24日『足立康史議員が辻元清美議員に「野田中央公園」巡り質問「不動産鑑定書の日付はいつですか』
□東スポ’17年3月1日『現地住民が語る「森友学園用地」の訳あり過去』
□ZAKZAK12月7日『森友だけじゃない! “国会の爆弾男”維新・足立氏が国有地売却で問題提起「いい加減まじめに仕事を」』
行き掛かり上、真夜中のスラム街を徒歩で通り抜けることになった。犯罪の温床、悪の巣窟と恐れられる禁足地。いくら近道であっても、外国人が決して足を踏み入れない危険エリアだ。
ところが、スラム街はいたって平穏だった。住民の大半はまだ起きていて普通にテレビを見ていたりする。夜にも拘らず、人目が多い。ただ危ういのは、通路が沼の上に渡してあったことだ。
▽印・デリーのスラム街(AFP:本文と無関係)
お洒落に表現すれば水上ハウスだが、実際は沼地に立ち並んだバラックである。現地通によると、東南アジア某国のスラム街は、湿地を不法占拠するパターンで形成されるという。
政府にとって厄介なのは、スラム街に市民団体が入り込み、居住権を声高に主張することだ。強制排除は難しく、やがてコンクリ道路が通る普通の集落に変貌した元スラム街もあった。
▽タイのクロントイスラム(EPA)
瑞穂の国の記念小学院、そして辻元清美記念公園の異称を誇る野田中央公園…それらの地歴が断片的に語られた時、筆者は沼の上のスラムを思い出さずにはいられなかった。
「このあたりは4つ池があったんや。溺れて死んだ人もおるくらい深い池やったんや」
地元の古老は、そう語った。大阪・豊中市野田町。辻元公園などがある一帯は、池が埋め立てられた後、バラックが密集する地区に変わったという。土地は正式な手続きで購入したものだったのか…
▽大阪・豊中市の野田中央公園(citylife)
周辺を同和地区と見做す声も聞こえるが、違うだろう。水害と無縁の良い土地に同和地区があるケースも少なくない。その区域は古い職能集団の共同体に由来し、途上国のスラムとは正反対とも言える。
野田町のバラック地区に「問題」が持ち上がったのは昭和40年代のことだった。行政による立ち退き要請ではない。これも逆。「騒音被害」を巡り、行政側に強烈なクレームを入れ始めたのだ。
【大阪に生まれた異形の国有地】
「この土地の住民たちも、航空局に苦情を持ち込んだ。上空を飛ぶ飛行機はこの付近では高さ百メートルほど、巨大な影を落とし、轟音とともに飛び立ってゆく」(小川榮太郎著『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』108~109頁)
辻元記念公園のある一帯は、伊丹空港B滑走路の直進上に位置する。大阪万博を前にジェット機の運行数が激増。それに伴い、周辺住民による抗議活動も先鋭化した。
▽伊丹空港周辺の住宅地(file)
伊丹空港の騒音トラブルでは、兵庫・伊丹市中村地区の反対運動が苛烈を極めたことで知られる。中村地区は、住民の8割が在日朝鮮人という“日本の中の北朝鮮”だった。
「住民が、空港に押しかけ、日航と全日空のカウンター前で騒いだ。『騒音で鼻血が出てとまらない』と言って、段ボールに詰めた血まみれのティッシュペーパーをそこらに撒く」(月刊WiLL’17年6月号)
当代随一の名コラムニスト高山正之氏が、往時を回想する。住民運動の域を越えた嫌がらせと恫喝。この在日軍団を支援していたのが朝鮮総連と社会党&解同だ。戦後が生んだ最凶クレーマー連合である。
▽空港敷地に食い込む中村地区(伊丹市HP)
中村地区の在日集団は不法占拠にも拘らず、空港・航空会社・行政を脅し、その挙句に巨額の補償金を奪い取った。翻って豊中市野田町の抗議運動は、どうだったのか…
辻元公園一帯は昭和49年に騒音対策地域に指定。そして大阪航空局が順次土地を買い取り、「移転補償跡地」として管理される。1軒辺り何千万円の補償で退去したのか…中村地区と同様に非公開である。
▽昭和40年代の学園・公園エリア(file)
「特に豊中市におきましては地元関係者との調整が進みまして…」
参照:近畿財務局HP平成22年2月22日『第116回 国有財産近畿地方審議会』(PDF)
買い取りにタッチした国交省大阪航空局は無論、財務省近畿財務局も多くを語らない。金額は闇の中だが、立ち退き交渉に圧力団体が暗躍したことは確実だろう。いわゆるエセ同和の跋扈だ。
バラック群に覆われた池沼は、不透明な土地取引を経て、行政財産に変貌した。それを他の国有地と同列に論じることが、最初のミスリードだった。
【買い手が5億円吊り上げの怪奇】
「森友問題の本質は何か。野党の追及、政府の答弁いずれを取っても問題の本質に行き着いていないような気がします」
モリカケ報道が失速し、朝日新聞が言論封じに舵を切り替えていた昨年12月、日本維新の会・足立康史議員は、新たな疑惑を提示した。辻元清美記念公園にまつわる不動産価格の異常な吊り上げである。
国有地払い下げに当り、近畿財務局は野田中央公園の土地を約9億円と見積もっていた。一方、豊中市は平成21年度の予算要望で、大幅に上回る約14億円という額を提示する。
要望する予算は常に大目だ。豊中市は払い下げに際して国の補助金を充当することを想定していたが、ここで売り手の提示額より買い手の提示額が多いという非常識な捻れ現象が起きている。
▽足立議員が用いたフリップ
そして翌年、豊中市が依頼した不動産鑑定士が、同額の14億円相当との金額を弾き出す。近財の鑑定より5億円増えている。そして、予算要望額との差は3,000円しかなかった。
「ベースになる単価も、割引率も違うのに3,000円違いなんて、おかしい。なぜ、野党は追及しないのか」
足立議員は2月5日の衆院予算委で改めて、公園疑惑を取り上げ、追及する。これに対する立憲民主党の発狂ぶりは凄まじく、パネル前に立ちはだかって抗議、理由も示さずに懲罰動議を提出した。
「野党理事たちは、なぜ席を立ってまで抗議したのでしょうか。辻元清美国対委員長の疑惑を取り上げたから、でしょうか?」
質疑後、足立議員はSNSでそう問いかけた。辻元側は、補助金支出は麻生政権時の決定と反論するが、異常な不動産鑑定が行われた当時の国交副大臣は辻元清美だった。
「では、不動産鑑定書の日付はいつですか。麻生政権時の鑑定書があるなら、土下座して謝ります」
▽公園隣接地を訪れた辻元ら昨年2月(共同)
近財と豊中市が別々に依頼した不動産鑑定士の算定が5億円も違った理由は全く謎だ。そして豊中市が、公園立地の地中ゴミをゼロと断定した根拠も不明である。
【タブーを盾に捏造紙が笑う】
森友学園は平成27年5月、近畿財務局と有償貸与契約を結ぶ。しかし、翌年の春、籠池康博被告と近財のバトルが勃発する。杭打ち工事中、深さ9mの地中で大量のゴミが発見されたと言うのだ。
籠池被告は夫婦で霞ヶ関に乗り込み、抗議した。財務省は学園側を騙していたのか、知らなかっただけなのか…貸与契約は一転、埋設ゴミ処理の費用を割り引いた額での売買契約に変わる。
▽建設工事が進んでいた頃の小学院H29年3月(時事)
捏造紙が騒いだ「大幅値引き」の正体。中古車のセールスに例えると、車検済み200万円の新古車と20万円だが修理などに180万円必要な訳あり品になる。これが、90%オフの大特価なのか?
「給食センターは昭和50年くらい、国が購入した6年間、田圃で放置されていた。その後テニスコートにしたが、27年に掘り返してみたら、アスベストやコンクリート片が出てきた」
▽証人喚問で答える籠池被告H29年3月(時事)
昨年3月の籠池喚問のやりとりだ。伊丹空港関連で払い下げられた国有地に建設予定の豊中市給食センター。不可解なことに田圃から産業廃棄物が出土。処理を巡って今も市と空港の協議は決着していない。
給食センターは辻元公園とは離れた場所にあるが、そこでも埋設ゴミが無用のトラブルを引き起こしている。不法投棄の類いではなく、市環境部マターの案件だ。
▽世帯数が減った昭和末期の問題地区(twitter)
国交省も財務省も知らない地下の埋蔵物。産廃業者や圧力団体に直結する闇の匂いがする。異例づくめの国有地払い下げだが、この1年、メディアは追及せず、見ぬ振りを続けてきた。
「どこまで喋って良いのか。森友学園問題に関連している3つのタブーの問題」
森友狂乱第1幕の昨年4月、虎ノ門ニュースで須田慎一郎氏が言及したことがあった。示唆に留まったが「ここに触れられないが故に判り難くなっている」との指摘は重要だ。
不鮮明な地歴、反日政党が主導した反空港闘争、ベールの中の住民立ち退き…曰く付きの一言では済まない国有地。そこに埋まっているのは、物理的なゴミだけではない。
▽工事中断した現在の小学院3月8日(共同)
「売却額は同じ規模の近隣国有地の10分の1だった」
捏造紙が最初に仕掛けたトリック。内訳は修理費180万円の中古車と同じだが、他のメディアがタネ明かしをすることなく1年が過ぎた。公園の実質価格は今もメーンストリームの報道では扱われない。
既存メディアだけでなく、新興のネットメディアもタブーの領域には決して手を出さない。圧力団体への恐怖心と同時に、厄介事を嫌う自衛本能の働きにも依る。
最も卑劣なのは、他社がタブーに踏み込まないと確信し、罠を仕掛けた捏造紙だ。アンタッチャブルが絡めば、官僚の答弁が曖昧になることも織り込み済みだった。
恐らく、封印は解かれない。演者の誰もが核心を避けつつ、舞台は続く。籠池康博は熱烈な愛国者を演じた次の幕で、反日勢力の腹話術人形に早変わり。正体は何者なのか、観客は困惑を隠せない。
▽劇場の主演と脇役たちH29年3月(時事)
しかし、主演男優の素顔など最早、どうでも良いことだ。背後には、我が国の「戦後の闇」がクッキリと浮かぶ。それは1人の男が背負うには余りにも重過ぎる。
〆
最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります
↓
参照:
□テレビにだまされないぞぉⅡH29年4月7日『須田慎一郎氏、森友問題に関連する『関西3つのタブー(アンタッチャブル)』解説「この3つに一番毒されているのは既存メディア」【虎ノ門ニュース】』
□アジアの真実H20年1月24日『在日が不法占拠を続けた伊丹市中村地区が消滅 ~盗人に追い銭を払った日本の負の歴史~』
参考記事:
□Buzznews12月5日『足立康史議員が国会で野田中央公園の土地取引に言及「戦後自民党が 作り上げた日本の土建国家の恥部』
□Buzznews2月24日『足立康史議員が辻元清美議員に「野田中央公園」巡り質問「不動産鑑定書の日付はいつですか』
□東スポ’17年3月1日『現地住民が語る「森友学園用地」の訳あり過去』
□ZAKZAK12月7日『森友だけじゃない! “国会の爆弾男”維新・足立氏が国有地売却で問題提起「いい加減まじめに仕事を」』