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異世界のんびり農家 作者:内藤騎之介
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ルィンシァと勇者の話


「あれはなんですか?」

 マルビットが質問した。

「なんでしょうね?」

 キアービットは知らないと答えた。

 俺は知っている。

 二人の目の前では、ドース、ライメイレン、ドライム、魔王、始祖さんたちと一緒にお酒を飲むティアの母親、ルィンシァ。

 父母ふぼの会だ。

 別名、子供可愛いの会。




 昼前、ルィンシァは村に到着するなり、俺に挨拶しつつマルビットを殴り倒し、キアービットにお説教。

「あの、どうして私も怒られるのでしょうか?」

「マルビットの同行を認めましたよね」

「すみませんでした」

 ルィンシァはティアの母親だが、若い。

 マルビットもそうだから、天使族は基本的に若いままなのだろう。

 ティアをクールにして、胸を少し小さくした感じと言えば失礼かな?

 そしてそのルィンシァは、ティアと対面。

 一時間ぐらい見詰め合ってた。

 表情は……二人共普通。

 にらみ合ってる?

「なにあれ?」

「あの親子はいつもああなんです」

 キアービットが、マルビットに治癒魔法を唱えながら教えてくれる。

「仲が悪いわけじゃないんだろ?」

 前にそう聞いた覚えがある。

「ええ。
 照れて何を言っていいかわからず、ああなるんです」

 照れて?

 あれで照れているのか?

「はい」

 普段のティアからは想像できないが……変わった親子だ。

「ですね。
 あ、背中の翼の微妙な動きで、意思疎通をしているとの噂があったりします」

 確かに、二人の背中の翼が小さく動いている。

 本当に変わった親子だ。

 二人にさらに変化があったのは、ルーがティゼルとオーロラを連れて来たからだ。

 ライメイレンみたいに甘いのかと思ったけど、ルィンシァは翼を大きく二度、広げただけだった。

 今のは喜びを表現しているのだろうか?

 うん、間違えていないようだ。

 ん?

 ルィンシァが俺を見ているな。

 でもって、手招き。

 なんでしょう?

「よくやりました」

 褒められた。



 昼食。

 その前に、ティアがオーロラに母乳を与える。

 その間、ルィンシァがティゼルの相手をすることになった

 ……

 ティゼルが一方的に喋り、ルィンシァがそれを聞いているだけだが、仲良くやっているようだ。



 昼食後。

 俺は万能船の専用池作りに……行けなかった。

 ティアが俺を掴んで離さない。

「どうした?」

「で、できれば……そばにいて欲しいです」

 可愛い。

 今日の作業は中止。

 山エルフたちに謝る。

 今日は一日、ティアに付き合おう。

 大変だったとだけ言っておこう。



 そして夜。

 ルィンシァは父母の会でお酒を飲んでいた。

 馴染んでる。

 凄く馴染んでいる。

 何年も前からここに通っていたかのような馴染み具合だ。

 マルビットやキアービットは驚いているが、馴染んでいるぶんには問題はない。

 お酒と料理を追加しておこう。

 ちなみに、ティアは照れ疲れて部屋に戻っている。

 まあ、色々な親子関係があるということだろう。

 あれでも、仕事の時はキッチリと会話して進めるそうだ。

「村長。
 勇者の話は聞いているか?」

 ドースから声をかけられた。

 勇者?

 ああ、キアービットが戻ってくる前に話題になった。



 この世界には勇者がいる。

 といっても、異世界から召喚される存在ではない。

 この世界の教会で契約し、生まれる存在だ。

 だから勇者の強さは契約者の強さ。

 剣が得意な勇者もいれば、魔法が得意な勇者もいることになる。

 ただ、一点。

 勇者が勇者と呼ばれる理由がある。

 死なないのだ。

 いや、死ぬことは死ぬ。

 だが、契約した教会で復活するのだ。

 死んだ時に持っていた物はその場に置き去りになるが、記憶や知識は持って復活できる。

 でたらめだ。

 だが、死を恐れずに行動でき、死んでも直前までの記憶を持って復活。

 ダンジョン攻略などでは、無類の強さを誇るらしい。

 そして、敵対者からすればやっかいこの上ない。

 何度殺しても蘇って襲ってくるのだ。

 勇者というより、タチの悪いテロリスト?

 いや、タチの良いテロリストなんかいないか。

 そういった死ぬことが前提の行動なので、集団行動には向かない。

 三~十人ぐらいのサポートをつけて動くのが勇者の行動スタイル。


 弱点は復活場所。

 死ぬたびに、契約した教会に戻されるのが弱点だそうだ。

 復活場所の変更はできないらしい。

 だから昔、その復活場所である教会を襲撃し、燃やした者もいたが、燃え跡で勇者は復活した。

 ならばと、その復活場所に溶岩を流し込んだ者もいた。

 復活した直後に溶岩に焼かれ死ぬ。

 永劫の繰り返しだと思ったのだが、その場合は復活場所が少しずつズレるらしい。

 記録では、元あった復活場所から一キロぐらいは横に移動し、新たな復活場所になったらしい。

 勇者に都合がいい。

 だが、どれだけ強くても復活直後は全裸なわけだし、やはり復活場所は弱点には違いない。

 それゆえ、契約した教会は戦力を集め、教会を守っている。

 その戦力は小国の軍よりも強いとの噂だ。


 さて、その勇者なのだが……

 なぜか復活しなくなった。

 再契約しても駄目らしい。

 原因は不明。

 このことで勇者契約をしている教会は必死に隠していたそうだが、魔王がその情報を掴んだ。

 そしてこの村で始祖さんに確認。

 始祖さんは教会関係者だけど、勇者契約は規制派。

 コーリン教の教義がなければ、潰しに動いていると公言している。

 始祖さんは魔王からの情報をもらって、慌てて調査に乗り出した。

 それが四年前。

 キアービットが重要案件と胸に秘めていたことらしいのだが、実は村の住人の大半は四年前から知っていた。

 どうしてキアービットの耳に入らなかったのだろう?

 タイミングが悪かったのかな?

 あ、まだキアービットが村に定住していなかった時か。

「その勇者の話。
 詳しいことがやっとわかってね。
 その話をするから村長もこっちで飲もう」

 始祖さんにコップを掲げて誘われたので、付き合う。

 始祖さん、勇者の情報を得てからかなり忙しくなったんだよな。

 一時は、本当に温泉に入るのも辛いぐらいになっていたし。

 あ、マルビットも参加するようだ、ルィンシァの横に座った。

 俺は……始祖さんの横にしておこう。




「勇者が復活しなくなったのは、今から五年ぐらい前で確定だね。
 そのあたりで何か大きな事件とかってあったっけ?
 地震とか、日照りとか」

 始祖さんがドースや魔王に聞くが、特に心当たりがないらしい。

「小さい地震や日照りはあったでしょうが、特に大きなものはあの時期にはなかったかと」

 マルビットが思い出しながら言う。

 ライメイレンやドライム、ルィンシァも同じのようだ。

「そっか」

「どうして地震とか日照りなんだ?」

「それが原因で勇者契約の根幹となる神殿が壊れたんじゃないかなって」

 根幹となる神殿って、そんなのあるのか?

「それは噂であろう?
 これまで、誰も発見できなかったではないか?」

 ドースの否定。

「だからって存在の否定にはならないだろ。
 あの勇者契約の内容だと、どう考えても魔力不足なんだよ。
 死んだ人を別の場所で復活させるなんて、どこかに巨大な魔力蓄積機がないと不可能だよ」

「その理論は知っているが、その場合でも求められる魔力量は神クラスであろう?
 そんなものが存在していて、これまで見つかっていないのは明らかに不自然」

「いやいや、盲点的な場所にあるんだって。
 私はそう信じる」

 酒が入っているからか、テンションが高い。

 いや、勇者が復活しなくなったことを喜んでいるのかな?


 しかし、五年前か。

 ウルザが村に来たぐらいだよな。

 あの頃に変わったことはないよな?

 思い出的には、北のダンジョンに行ったり、温泉地を作ったり、そう言えば黒い大岩を削って創造神像を作ったっけ。

 それぐらいだよな。

 ……

 うん、俺にも心当たりはない。

 飲もう。



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