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レジェンド 作者:神無月 紅

秋に向けて

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1677話

「お、見えてきたな」

 セトの背の上で、レイは遠くに見えてきた村……ガランカを見て呟く。

「おーい、そろそろガランカに到着するぞ!」

 一応といった様子で、セト籠に声を掛けるレイ。
 そこには、警備兵が数人と奴隷商人の姿がある筈だった。
 本来ならレイと交渉した警備兵の隊長が一緒に来る筈だったのだが、警備兵の隊長という立場にいる者が、数日……もしくはもっと街を離れることは出来ない。
 ギルムのように警備兵全員が精強な――その立地上、自然とそうなったのだが――者が揃っているのであればまだしも、ジュビスはこの辺りでは大きな街だとしても、結局は田舎の街にすぎない。
 だからこそ、警備兵を率いている隊長が迂闊に街を離れる訳にはいかなかったのだ。
 結果として、護送する馬車を含めて警備兵達が地上からガランカに向かったが、それに先行する形で、レイは海賊の取り調べや見張りをする為の警備兵と、捕らえた海賊を奴隷として買い取る奴隷商がセト籠に乗せられて運搬される形となっていた。
 もっとも空を飛ぶなどという経験をしたことのない警備兵や奴隷商人の面々は、それを喜んでいるのか、それとも怖がっているのか……その辺りはレイにも分からなかったが。
 ともあれ空を飛ぶという行為によって、レイ達が普通に地上を移動するよりも圧倒的に早くガランカまで戻ってきたのは事実だった。

「ん? ああ、海賊達はあそこか」

 村のすぐ隣に、レイが出掛ける時にはなかったものが……土で出来た建物のようなものがある。
 もっとも、それは正確には建物と呼べる程に立派なものではない。
 単純に土を捏ねて作った巨大な塊……と呼ぶに相応しい存在だった。
 それが何なのか、レイが分からない筈もない。
 そもそも、マリーナに海賊達を捕らえておく檻を作るように頼んだのは、レイなのだから。
 セトが地上に向かって降下していき……やがて、セト籠を地上に降ろす。
 そんなセト籠の様子に当然エレーナ達は気が付き、少し遅れてガランカの住人も気が付く。
 村の住人達が村の外に姿を現すのを見ながら、レイはセトと共に今度は自分達が地面に降りる。
 エレーナ達はセト籠を見ても特に驚いた様子がなかったが、ガランカの住人はセト籠の姿をただ唖然とするだけだ。
 それでも武器を構えたりといったことをしなかったのは、マリーナからセト籠の存在を前もって聞かされていたからだろう。
 もしくは、セト籠を下ろした後、すぐにレイとセトが地上に降りてきたからか。

「レイ! 随分と早かったのね。出掛ける前の話を考えると、もう少し時間が掛かるんだと思ってたんだけど」
「相手が話の分かる奴だったからな。最悪、向こうに一泊しなきゃならないかもしれないとは覚悟してたんだけど」

 もし、深紅という異名がそこまで有名でなければ……もしくは、レイを深紅だと確認出来る手段がなければ、レイが言ったようにジュビスで一泊することにはなっていたかもしれない。
 だが幸いなことに、深紅の異名はジュビスでも知られており、レイのギルドカードを見せれば、それが間違いなくレイだと証明することになる。
 おかげで話はスムーズに進み、こうしてその日のうちに戻ってくることが出来たのだ。

「……で? 何でまだ出て来ないんだ?」

 マリーナに言葉を返しつつ、セト籠の方を見ながら疑問を抱いたレイだったが、ちょうどそのタイミングを見計らっていたかのようにセト籠の扉が開く。

「空を飛ぶなんて……もう、ごめんだ……」

 最初に出て来た警備兵は、ジュビスからの短時間の旅路にも関わらず完全に疲れ切っていた。
 顔にはこの短時間でよくもこれだけの疲労を……と、そう思ってもおかしくないだけの疲れが滲んでいる。
 警備兵を見たレイは、最初使い物になるのか? と思わないでもなかったが、それでも次に出て来た警備兵はそこまで疲れた様子を見せていないことを見て、取りあえず安堵する。
 奴隷商にいたっては、空を飛べたということに感激すらしており……セト籠から出ると、真っ先にレイに向かって近づいてくる。

「レイさん! これは……これは、素晴らしい! これだけの速度で空を飛んで移動出来るというのは、本当に、本当に、本当に素晴らしい!」

 四十代程の髭を生やした恰幅のいい男が、目に好奇心の光を浮かべながら、レイにそう言ってくる。
 余程空を飛ぶのがお気に召したのだろう。
 警備兵達の様子を見ていたレイは、そんな奴隷商に少しだけ驚きながらも、取り合えず頷きを返す。

「そ、そうか。喜んで貰えたようで何よりだ」
「ええ。この短時間で移動出来るというのは……これを使えば、遠くにも商売をしに行くことは出来ます。それで、どうでしょう? もしよければ、私に雇われてみるというのは……」
「悪いけど、そのつもりはない。今は冒険者で十分間に合ってるしな」
「そこを何とか!」

 断られても即座に言い募ってくる奴隷商の男に、レイは首を横に振る。
 冒険者として、依頼で短期間人に雇われるのならまだしも、専属という意味で雇われるつもりはレイには一切ない。
 そんなレイの態度に、奴隷商は残念そうな表情を浮かべる。
 実際、ミスティリングを持っていてセトを従魔にしているレイがいれば、それこそ商人にとっては幾らでも金儲けが出来るのだ。
 それを叶えてくれる存在が、あっさりと断ってくるというのは奴隷商人にしてみれば、残念以外のなにものでもない。
 もっとも、奴隷商人はそれ以上強くレイに向かって言うことはなかった。
 もしそのような真似をすれば、レイが自分に対して嫌な感情の抱くだろうと、そう思った為だ。
 そのような真似をするよりは、多少であっても好意を抱いて貰っておいたままの方がいいと判断したのだろう。

「そうですか。それは残念です。では……どうします? まずは最初に奴隷にしますか? それとも、事情聴取を?」

 空を飛んだ衝撃から未だに立ち直っていない警備兵達に、奴隷商人は声を掛ける。
 その声で我に返ったのか、やがて警備兵達は深く息を吸って気分を切り替える。

「そうだな……この村の村長はいるか?」
「はいはい、なんですかな? こちらの協力出来ることがあれば、させて貰いますよ」

 警備兵の言葉に、老婆がそう声を上げる。
 その言葉で老婆が村長だと判断したのか、警備兵は頷きを返す。

「そうか。そちらから助力して貰えると助かる。まずはこの男達から色々と聞く必要があるし、応援が来るまで泊まる場所も必要なる。どこか空き家になっているような場所はないか?」
「ありますよ。去年までリモチが住んでいた家が今は空き家になってます。一応掃除はしてるので、使うのに支障はないかと」

 そう告げる村長の言葉に、警備兵は一瞬そのリモチという人物が今はどうしているのか聞きたくなったが、取りあえずそれは我慢しておく。
 村を出ていったということであれば、特に気にする必要もないのだが……実はその家で死んだという風な話でも聞けば、不気味に感じるのは間違いなかったからだ。
 事情を聞く……いわゆる取調室として使うだけであればまだしも、応援が来るまではその家に自分達も泊まる必要があるのだ。
 そうである以上、迂闊なことは聞きたいとは思わなかった。

「なら、そこを使わせて貰おう。……さて、ではどうする? まずは事情を聞くか? それとも、奴隷の契約を結ぶか?」

 警備兵の言葉が向けられたのは、奴隷商人だ。
 その奴隷商人は、つい先程興奮した様子でレイに話し掛けていたのが嘘のように、土の檻に入れられている海賊達を見ている。

「そうですね。まずは値段の交渉をしたいので、事情聴取の方から先にお願いします」
「分かった。なら、早速始めるか。……えっと、それでこれはどうやって出せばいいんだ?」

 奴隷商人との会話を終えた警備兵は、早速海賊達から話を聞こうとするも……海賊達を捕らえている土の檻は、マリーナが精霊魔法で作り出したものだ。
 海賊達が逃げないということを最優先にして作られたその檻は、当然のように外から開ける扉のようなものは存在しなかった。

「マリーナ、頼む」

 無理をすれば、土の檻を壊すのは難しい話ではないだろう。
 だが、それでは檻としての役目を果たせる訳でもない。
 そうである以上、やはりここは実際に土の檻を作ったマリーナに頼むのが最善だった。

「それと、奴隷の買い取りに関しての価格交渉に関しても頼むな」
「ええ、私はそれでいいけど……レイはどうするの?」
「漁具とか、魚の買い取りをしておく」

 価格交渉という点では、そこもマリーナに頼んだ方がいいのは間違いないのだろう。
 だが、海賊を奴隷として売る交渉を任せるのだから、漁具や魚の買い取りに関しては自分で交渉するつもりだった。

「村長、漁具とか魚の買い取り交渉については、誰と交渉すればいい?」
「ふーむ……正直な話、お主にはこの村を脅していた海賊達を捕らえて貰ったのじゃ。そうである以上、無料で譲ってもいいとおもうのじゃがな」

 海賊がこのまま村から食料を奪われていれば、村の存続すら危うくなっていた。
 それを助けて貰ったのだから、村長にしてみればレイに漁具や魚を譲るくらいは問題ない。
 勿論漁に影響する程に大量の漁具を持って行かれるのは困るが、レイが欲しているのはあくまでも個人で使う物でしかない。
 そのくらいであれば……と、そう告げる村長に対し、レイは首を横に振る。

「いや、漁具はこの村でも大事な物の筈だ。そして俺は、金銭的な理由で困ってる訳じゃない。なら、ここで無理をする必要は特にないだろ」
「馬鹿正直じゃね。なら……パストラ。お主がレイと交渉して、どれだけの漁具を売るのかを決めるのじゃ」
「……え?」

 村長の言葉に、パストラ……レイがこの村にやってきた時に多く接した人物が間の抜けた声を出す。
 まさか、ここで自分の名前が呼ばれるとは思ってもいなかったのだろう。
 だが、レイはそんなパストラの戸惑いに構うようなことはなく、奴隷商人との交渉をマリーナに任せると、パストラに近づいていく。

「さて、じゃあ早速交渉といこうか。まずは、どういう漁具があるのか見せてくれ。銛と網の類があれば嬉しいな」

 レイに手を引っ張られて村の中に向かっていると、やがてパストラも諦めたのだろう。
 大きく溜息を吐いてから、レイと共に歩き出す。

「ほら、こっちだ。取りあえず今は使ってない漁具があるから、それを見てくれ。その中にある欲しいのを譲るよ。それでもいいだろ?」

 そんなパストラの言葉に、レイも異論はない。
 現在何らかの理由で使っていない漁具であれば、それを買い取っても漁をするのに影響はないのだから。
 そうして案内されたのは、海の近くに建てられた小屋。
 村が決して大きくはないので、海にもすぐに到着したのだ。

「えっと、必要なのは銛とか網だったよな?」
「ああ。セトに乗って空からでかい魚を獲ったりするんだけど、槍だと返しがないから抜けるんだよな」
「あー……そりゃまぁ、槍は武器だしな。魚を獲る為に作られてた銛と同じように魚を獲るなんて真似は出来ないだろ」

 そう言いながら、パストラは壁に掛かっていた銛をレイに渡す。
 使っていない漁具と説明されていたが、その銛は錆びたりしておらず、太陽の光を反射している。
 少しだけ驚きの表情を浮かべるレイに、パストラは得意そうな笑みを浮かべていた。

「使ってない漁具だからって、別に手入れをしないって訳じゃない。予備の漁具として、何かあった時にはすぐに使えるように準備しておくのは当然だろ?」
「まぁ、そう言われればそうか」

 寧ろ、この村に鍛冶出来る奴がいたのか、と今更ながらに考えていると、パストラに銛を手渡される。

「ほら、この銛だ。ちょっと持ってみてくれ。何かおかしなところとかはないか?」
「ん? あー問題は……ん?」

 問題はない。
 そう答えようとしたレイだったが、ふと銛の後ろの部分。槍で言えば石突きの部分に丸い穴が空いているのに気が付く。

「何だ、この穴?」
「ん? ああ、それか。今は外してるが、その穴には紐を結ぶんだよ。それで……」
「ああああああああああああああっ!」

 パストラの言葉を中断するように、レイが叫ぶ。
 突然のそんなレイの行動に、銛の説明をしようとしていたパストラはただ唖然とするしかない。
 だが、そんなの様子を無視して……いや、一切気が付いた様子がないままに、レイは持っていた銛をパストラに渡してから、ミスティリングの中から目当ての銛を取り出す。
 その銛は、明らかにパストラが持っていた銛とは格がが違う。
 そして何より、銛の柄の先端からはワイヤーが伸びている。

「そう言えば、俺、銛持ってたわ」
「……おい」

 呆れたように、パストラはそう突っ込むのだった。

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