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2018.03.20 Tue posted at 18:59 JST
(CNN) 絶滅の危機に直面するキタシロサイの、最後に残っていた雄1頭が死んだ。環境保護団体「ワイルドエイド」が20日に発表した。
キタシロサイの「スーダン」は10年近く前からケニアのオルペジェタ自然保護区で飼育されていた。世界に1頭だけ残った雄として、警備員が24時間態勢で守っていた。すでに45歳と、サイにしては高齢になっていた。
野生のキタシロサイは確認されていない。同保護区にもう1頭いた雄は昨年死んでいた。残されたのは雌2頭だけ。スーダンの子で28歳のナジン、孫にあたる17歳のファトゥだ。
キタシロサイの種を存続させるため、遺伝的に種が異なるミナミシロサイとの交配や体外受精などの方法も検討されている。
保護区の代表者によると、スーダンの精子はナジンまたはファトゥの卵子との受精ができるよう保存してあるという。
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