そもそもセックスは他の人に見せない姿を見せているという意味で独占性が内包されており、恋愛テンプレ脳の独占欲との相性がすごくいいわけです。
付き合わなくても、結婚しなくても、セックスしなくても、愛することはできるのですが、セックスする関係じゃないと愛する関係でないと錯覚するのは、愛することの本質がわかっていないことと、それでも、愛することが情緒的な感情の最上位に来ることを自覚しているからですよね。
で、それは子供の頃の原体験による刷り込みなわけです。
少なくとも4歳くらいまでは親からの愛情をたっぷり注がれて育っているので、三つ子の魂百までで一番心地よいのが愛情を注いでもらっている状態であると脳が認識しているからです。
しかも、親の愛情の取り合いで兄妹げんかするようにそれを独占したいという欲求もすり込まれています。
セックスすることは独占を証明するのに都合がいいわけです。
男にとっても、女にとっても。
女の場合はやや複雑な構造ですが。
私は独占されているわけだから、他の女にでを出すなという意味合いになるからです。
しかし、ここでオスの格問題が出てきます。これは別に子供の頃からあったわけではないですが、生殖行為ができるようになってきて初めて生まれるものです。
おれとおまえ、どちらが強いのかという問題です。
ヤンキーが生まれるのも結局はオスとして覚醒するからです。
北朝鮮の金正恩が愛人の元彼情報を流し合った愛人の元仲間を銃殺したのも
イスラムで不貞を働いた妻を殺すのも同じ理由です。
これも本能に近いところにある感情です。
性欲、独占欲、オスとしての支配欲
このみっつが本来の愛情が解放されるのを阻止して閉じ込めているような感じです。
で、本来の愛情とはどんなものかというのは恋愛テンプレ脳にはなかなかわからないわけです。
わかりやすいのは、家族の愛情です。
次にれんモスXとの愛情です。
ただし、れんモスXが本当に安定して形成されるのには10年くらいかかるので、すぐにはわからないでしょう。
次に恋愛モンスター同士の愛情でしょうか。
男は好きな女の子の心をゲットしたいと思っているわけです。
で、恋愛テンプレ脳はセックストリガーに頼る戦略をとるのですが、それは上書き保存で他の男に簡単に塗り替えられちゃうんですよね。
恋愛モンスターなら、その女の子が他の男とセックスしていても、その相手以上の信頼を獲得することが出来ます。