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福井新幹線福井駅舎デザインA案に 永平寺や朝倉氏遺跡の唐門表現
北陸新幹線福井駅舎のデザインについて、福井市が設置した有識者らでつくる検討会は十九日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)から提示された三案の中で、一乗谷朝倉氏遺跡の唐門などをイメージしたA案が適当と東村新一市長に報告した。市は二十六日にも、機構に付帯意見と併せてA案を推薦。機構は二〇一八年度内に詳細な設計に着手し、完成を目指す。 A案のテーマは「悠久の歴史を未来へつなぐシンボルゲートとなる駅」。木調の縦格子で曲線を描き、永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡の唐門を表現。中央部の外枠は門構えのデザインにした。 検討会委員長の川上洋司・福井大大学院教授は推薦した理由を「縦格子の縦線や色味がえちぜん鉄道の駅舎やアオッサなど東口の風景に対して、一番収まりが良いということになった」と説明した。 検討会は十三日に会合を開き、市が市民に公募した意見などを参考に協議。最終的にA案を市に報告することを決めた。「縦格子や窓枠及び門構えの色やデザインを調整してほしい」「地域産材と伝統工芸品をできる限り取り入れてほしい」などの意見も付け加えた。 報告を受け東村市長は「機構には検討会の意見を入れて、できるだけ早く詳細設計を組んでもらうようにお願いする」と話した。 福井駅舎のデザインを巡っては昨年十二月、A案と恐竜の爪や牙をイメージしたB案、竜が巻き付いたようなデザインのC案が機構から提示されていた。 (片岡典子) 今、あなたにオススメ
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