１９日午後７時１０分ごろ、三重県鳥羽市白木町の国道沿いの路上で、駐車中の軽乗用車内で男女３人が死亡しているのを、鳥羽署員が発見した。

　署によると、運転席で鳥羽市に住む５０代の無職男性が、後部席で、男性と同居している７０代の母親と、志摩市内に住む５０代の姉が、それぞれ座った状態で見つかった。女性２人の首にシートベルトが何重にも巻き付けられていた。男性に目立った外傷はなかった。男性の自宅から遺書が見つかっており、署は無理心中の可能性が高いとみて調べている。

　車のドアは鍵はかかっておらず、エンジンはかかったままだった。署は３人の死因を調べる。

　１９日夕に「男性が２人を連れて外出したまま戻ってこない」と親族から行方不明届が出されており、署員が付近を捜索していた。

　現場は近鉄白木駅の南西１・４キロで周辺に民家はない。

（中日新聞）