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最後のキタシロサイの雄が安楽死、残りは雌2頭に ケニア
2018年3月20日 17:23 発信地:ナイロビ/ケニア
【3月20日 AFP】(更新)ケニアのオルペジェタ(Ol Pejeta Conservancy)自然保護区で、地球上で最後のキタシロサイの雄「スーダン(Sudan)」が死んだことが分かった。飼育担当者が20日、明らかにした。
同保護区が発表した声明によると、45歳のスーダン(Sudan)は高齢に伴う合併症を患っていたが、1日前から症状が著しく悪化し、立ち上がることもできなくなったことから、獣医師チームが安楽死させる決定を下していた。
スーダンの死により、現存するキタシロサイは雌の2頭のみとなったため、理論上、この亜種は絶滅することになるが、体外受精で種の保存に取り組めるようスーダンの遺伝物質を収集してあるという。(c)AFP