Sponsored Links
人生で一番影響受けた作家様が春コミ出てたから号泣しながら手紙差し出したら抱きしめてくれたんだよわかるか、わかってくれ、聞いて
小学校の頃から大好きな作家さんが居るんですよ。
商業でずっと長いこと出してる方で、小学生の子供でもげらげら笑って読める語り口だけど、大きくなると、その中に詰め込まれたエッセンスがいかに大事かわかる、最高に素敵で最高に優しい物語を書く人なんです。
繰り返し繰り返し
「どんなに立場が弱かろうと、あなたはちゃんと大事にされなくてはいけない」
「無意識に誰かを踏みつけにすることは醜悪だ」
「綺麗なもの、優しいもの、素敵なものを素直に褒めろ。心のままに喜ぶんだ」
「全部できなくていい、生きてたらそれでえらい」
ってメッセージを中にいれてくれて(それ以外のメッセージもめちゃくちゃ入ってるんだけど)私はその言葉が、考えが大好きで大好きでたまらなかったんです。
大好きな作家さんは勿論沢山いるし、その話の登場人物がすげえかっこよくて影響受けることは、普通によくあることだと思うんですけど、その作家さんのメッセージが私には抜群に刺さって。
誰かに理不尽なこと言われた時に「うるせえテメーの言うことが一理あったとしても!!!!私は大事にされなくちゃいけない世界のVIPなんだぞこの野郎!!!」って心の中で踏ん張れたりしたんですよ。
小学校の頃から新刊必ず購入して読み続けてる作家さんですからね。だいぶ人格にも影響受けてると思うんです。
でも、私の中の永遠のシャッター前壁の作家さんだったとしても、出版不況の影響はしっかり受けてて、刊行しているシリーズのひとつ、完結まで出せなかったんです。
そのシリーズの、出せなかったひとつは、電子では出てたんですけど、紙では出せなくて。だったら、春コミで自分で刷って紙媒体で頒布します! って言ってくださって。
そりゃもう這ってでも行くでしょう!!!???
どんなに花粉が舞いまくってても薬キメてマスカラばっしばしに塗って全力で向かうっきゃないでしょう!?!?
行ってきました。
作者の先生は、売り子さんの隣で立ってました。
スペースの横のちょっと空いた空間で、普通にファンの人とおしゃべりしてました。
百万石の大名行列並みの大混雑を覚悟してたんですけど、タイミングが良かったのか二人ぐらい並んでるだけで、だから前の人ともしっかり喋れてる感じでした。
お洒落してて、可愛くて、優しそうでした。とりあえず眩しくてよく覚えてないけど、でも今日のイベントを楽しもうっておしゃれしてて可愛かったのは覚えてます。
私は財布と手紙出して並んで待ってて、昨日からずっと考えてた「ファンです、応援してます。素敵な本をありがとうございます」っていう、不快には絶対ならないだろう渾身の無難コメントをぐるぐる脳内で繰り返して予行演習していました。
なのに、前の人と話している先生を見たら、ああ生きてる、本当に存在している、この人が、この人のおかげで私本当に何度も何度も救われたんよなって思ったら、急に頭が真っ白になって、なのに涙が滲んできて。
おいやべーぞこれやべーどうしよう、途中離脱したら変に思われるけど、やばい何で並んでるだけで泣いてるんだどうしようどうしよう、って足をガクガクさせてたら、急に私の番になっちゃったんです。
先生がこっち見てました。
既に涙目の私に気付いてて、おやー? みたいな顔してました。
とにかく何か、とりあえず何かしら言おうと思って手紙握りしめて
「ファンです……」
って死にかけの蚊みたいな声で喋ったら、その瞬間に限界が来ちゃって涙がどばーーーって出てきちゃったんですよ。情緒不安定が過ぎるだろ。
うわああああ殺せえええ殺してくれえええって思いながら、すみませんすみません、って謝ったら、流石に長く作家をされている方だから、そういう反応って慣れてらっしゃったんでしょう。
「おお、どうしたどうしたー」
ってトコトコ歩いてきて、ひょいっと抱きしめてくれたんです。
何が起きたかと思ったよ。
いや、だって目の前の人、もう、めっちゃ小学校の頃から大好きな、それも趣味とか変わっても他の本読んでも依然としてずーっと好きな人で。
そういう人が!!!! さあ!!!! ねえ!!!! いきなり!!!???
わかる!?!?!?!?!?!?
抱きしめて!!!!!! くれたの!!!!!!
ねえこんな幸せってある!?!?!? ずーっとずーっと大好きだった作家の先生に、ファンですって直接言えて!!! 泣いてるのにドン引きとかされなくて!! 抱きしめてもらって!!!!
勿論そんなことされたら涙とか止まるわけなくて
「うええええ、だ、大好きでえええ、ず、ずっとファンでえええええ」
みたいなこと言った気がする。正直よく覚えてない。マスカラが溶けるとかしょうもないことも言った気がする。
ふかふかしてて、あったかかった、生きてた。
すごい。
生きてた。
結局私は全然泣き止めなかったけど、その他にも何か、素敵な言葉をもらって、けっこう時間割いてもらって、ちゃんと本もゲットできてその場を去りました。
(ちなみに、その瞬間以外の春コミもめっちゃ楽しかった。遊んでくれた人とか挨拶してくれた方ありがとうございます)
次の日、普通に起きて仕事行って色々やって、ってばたばたしながらも、何度もそのことを思い出して一日ぼーっと幸せでした。
タイトルでは神って書いちゃったけど、ちょっと違うかも知れないです。
神は圧倒的に眩しく光り輝いていてくれて存在してくださったら幸せでございます!!!! って感じだけど、作家の先生は、ずーっと小説を書き続けて言葉を届けてくれて、私にかかった色んな生きづらくなる呪いを解いてくれた存在だから、偉大なる善き魔法使い、みたいな存在な気がします。私の中で。勝手に。
多分、魔法使いはそのパワーで結構色んな人とかを救ってて、別に救われたのが私一人では全然ないんでしょう。
(というかTwitter見てるとレジに不慣れな店員さんとか、料理のサーブ失敗した店員さんに、うわあ大丈夫ですかって親切にしてほっとさせてよく泣かれてる人だから、そういう意味でもあちこちで泣かれてるとは思う)
でも私は、多分ずっと昨日のことを忘れない。
それで、駅で知らない人に舌打ちされたり、気圧が低くて頭痛くて何でもかんでもダメな日に、あの瞬間のことを思い出すんだと思います。
ホットミルクとかよく効くハーブティーみたいに、お守りにして過ごすんだと。
流石だよ魔法使い!!!!!
勝手に言ってるだけだけどすごいよ魔法使い!!!!!
今ここで叫んでもしょうがないけど叫びたいから叫ぶんですけど、先生ーーーーーー!!!!!!!!
優しい対応、ありがとうございましたーーーーーー!!!!!! 好きーーーーーー!!!!!!!!!!!
そんで、なんか、せっかく魔法使いに抱きしめてもらえたんだから、私もこの機会にちょっと頑張りたいなって思いました。
誰かに、好きですありがとうございますって言うのと、それを優しく受け止めてもらえることが、本当に幸せなことなんだって心底思ったので。
それ素敵ですね、それすごいですね、なにそれ楽しいですね、お大事になさってください、よかったですね。
TLに流れて来る呟きに対して、いつも心の中で思っていたこと、ちょっとだけ本当にリプしたり、あるいは人に言ってみたりしたいなって思いました。
まあインターネット人見知りマンだから!!!! そんなにいきなり全部は!!! できないけど!!!!
何度もイプしたフォロワーさん!!!顔まで知ってるフォロワーさん!!! 果ては何度も飲みに行った人、ついにはリア友まで!!!
全方位何故かネットになると急に緊張が爆上がり!! 未だにリプしようとして三回推敲して破棄をする筋金入りのインターネット人見知りマンだから、急にそんな軽やかな感じには!!! なれないけど!!!
頑張るよ!!! 気長に見ててね!!!!
っていう話を誰かに聞いてほしかったからここに書いてみました!!!
ここまで読んでくれてありがとうございます!!!!!
春コミ最高だったぜ!!!!!!!
Sponsored Links
Sponsored Links