年金情報の中国再委託 社長謝罪
年金受給者のデータ入力を中国の業者に再委託していた東京・豊島区の情報処理会社「SAY企画」の切田精一社長は20日、NHKなどの取材に応じ「関係者の方にご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。今後については、日本年金機構の指示を仰ぎながら対応していきたい」と述べて謝罪しました。
切田社長の説明によりますと、再委託したのは中国・大連にあるデータ入力会社で、切田社長自らが設立に関わり現在も役員を務めているということです。
このためグループ会社という感覚があり、再委託したという認識が薄かったとしています。
その上で中国の会社に再委託したのは年金受給者の氏名の入力だけだと説明し、「個人情報の流出にはあたらないのでないか」などと話しています。