Magic Leap、開発用ツールLumin SDKを公開、UnityとUE4が対応
現実空間に様々な3D情報を表示するMRデバイスを開発中のMagic Leapは、開発用のツーLumin SDKを公開しました。Unity、Unreal Engine4(UE4)といった主要なゲームエンジンに対応しています。
Mgica Leapは、巨額の資金調達を行っていることで知られています。2018年上旬にはクリエイター向けのMagic Leap Oneの出荷を予定していますが、詳細情報は明らかになっていませんでした。今回のSDKの公開により、その機能などが明らかになります。
Magic Leap専用開発ツールLumin SDK
公開されたMagic Leapの開発ツールはLumin SDKという名称です。VR/AR開発に使用されているUnity、UE4の2つのゲームエンジンに対応しています。
ダウンロードはMagic Leap公式サイトより可能です。
UE4の公式ブログでは、Magic Leapへの対応が早速発表されています。すでにFramestore、ILMxLAB、Schell Games、Wingnut AR(ピーター・ジャクソン監督)などがすでにUnreal Engine4を使ってMagic Leap One向けのコンテンツを開発し始めているとのこと。
すでに最新版のUE4には、Magic Leap向けのサンプルプロジェクトや専用の編集ツールUnreal Editorが含まれています。
UE4公式ブログによると、“空間コンピューティング”を可能にするMagic Leap向けには以下の機能が含まれているとのこと。詳細は不明です。
・ヘッドトラッキング
・アイトラッキング
・ジェスチャー&ハンドトラッキング
・空間スキャンとメッシュ化
・立体音響
・マイク入力
・6DOFハンドコントローラー(トーテム)トラッキング
・VulkanとOpenGL対応
・UE4のデスクトップ・モバイル両用フォワードレンダリングパスの使用
Unityでも公式サイトでランディングページが公開されています。
また、Magic Leapはチュートリアルや開発向けの文書などを公式の「Developer’s Portal」にて公開しました。こちらよりアカウントを作成し、閲覧できます。
サンフランシスコで3月19日から開催中のGDCではMagic Leapによる講演も用意されており、今後の詳報にも期待したいところです。
(参考)Magic Leap公式、Epic Games公式、Unity公式
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