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新名神 宝塚北SA/スマートIC開業セレモニー。一般道からSAだけ利用できるウェルカムゲート完備
「宝塚大劇場そのもの」と元宝塚トップスター鳳蘭さんも祝福
2018年3月19日 20:20
- 2018年3月18日 開通
NEXCO西日本(西日本高速道路)は3月18日15時、新名神高速道路(E1A)川西IC(インターチェンジ)~神戸JCT(ジャンクション)を開通した。合わせて宝塚北SA(サービスエリア)/スマートICも開業し、オープニングセレモニーを実施した。
宝塚北SAについて、西日本高速道路サービス・ホールディングス 代表取締役社長の片桐悟氏は、上下線どちらの利用者も立ち寄れる上下集約型で、西日本最大級の駐車スペースがあり、リアルタイムに空き状況をモニタリング、発信しているため、利用者のストレス低減にも効果があると特徴を説明。また、近隣住民もSAを利用できるように、高速道路を経由せず一般道から直接入れるウェルカムゲートを備えている。
SA外観は宝塚市中心部の「花のみち」を参考にした南欧風のデザインで、フードコートには大阪発ラーメンチェーン「どうとんぼり神座(かむくら)」や「めん処つる庵」「西谷食堂花ぐるま」など大阪の味を楽しめるテナントが入り、一方で西日本のSA初出店のカフェ「タリーズコーヒー 峠のガーデンカフェ」やヨーグルトジェラートの「Yogorino(ヨゴリーノ)」なども入店していると多様さをアピールした。
宝塚北SAの運営に当たる光明興業の社長夫人と親交がある、ということで来賓に招かれた元宝塚 星組トップスターの鳳蘭さんは、「宝塚と聞いて(あいさつするなら)私しかいないと思った。今日、宝塚北SAの建物を見て、青春時代を過ごした宝塚大劇場そのもののような外観でとてもうれしくなった。『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』『誰がために鐘は鳴る』など数々のステージが思い浮かんだ」と現役時代を懐かしんだ。
宝塚北SAの駐車場は上下線を合わせて約400台。麺類など5つのテナントが入るフードコート、カフェやベーカリーのほか、パティオではキッチンカーによる食べ歩きフードの販売も行なっている。土産物やスイーツコーナーも充実している。そのほか、大型のメイントイレとサブトイレ、24時間利用できるベビールーム、ドッグランなどを備える。
ガソリンスタンドは上下線に1店舗ずつ、EV(電気自動車)の急速充電設備を上下線に1基ずつ用意している。
宝塚北SAはスマートICを併設しており、本線の上り下りどちらからも一般道に降りられるほか、一般道から上り下りの本線に入ることもできる。ただし、宝塚北SAを利用できるのは下り線からスマートIC出口を使う場合とスマートIC入り口から上り線へ入る場合のみで、上り線からスマートIC出口を使う場合とスマートIC入り口から下り線へ入る場合はSAを利用できない。後者の場合は、ウェルカムゲートを通って専用駐車場を利用しなければならないが、駐車できるのは15台までとなっている。
なお、スマートICとはETC専用のICで、本線やSA/PA(パーキングエリア)、高速バス停留所から乗り降りできるように設置されており、ETC専用とすることで小型・無人化できるというメリットがある。
上り線(神戸JCT~高槻JCT・IC方面)
・本線→宝塚北スマートIC出口(宝塚北SA利用不可)
・宝塚北スマートIC→本線(宝塚北SA利用可)
下り線(高槻JCT・IC~神戸JCT方面)
・本線→宝塚北スマートIC出口(宝塚北SA利用可)
・宝塚北スマートIC→本線(宝塚北SA利用不可)
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