在宅ワーカーが孤独に打ち勝つための13の方法
- カテゴリー:
- JOB/BUSINESS
あなたはかつて、オフィスの一画を共有する同僚が執拗につぶやくつまらないジョークにうんざりしていたかもしれません。
でも、いざ在宅ワーク(リモートワーク)を始めてみると、オフィス勤務が日々もたらしてくれる「人との交流」が恋しくなるものです。週末のできごとを語りあうおしゃべり。一緒に食べるランチ。ほかのスタッフと服装がかぶってしまい、「officetwins(オフィスの双子)」のハッシュタグをつけて、いっしょにとった写真を投稿していた日々などなど…。
家には…誰もいません。家に閉じこもる日があまりにも多いと、人との接し方を忘れてしまいます。在宅勤務は、孤独(さらには憂鬱さ)と背中合わせです。自分のルーチンに変化を加えないと、あなたの生活全体に悪影響が及びかねません。
私と同じリモートワーカーやフリーランサーの人たちは、「仕事中は孤独と戦わなければならない」と口々に言っています。そこで今回は、そんな在宅勤務者が孤独に打ち勝つ方法をお教えしましょう(中には、外出着を着なくても実践できるものもあります)。
在宅ワーカーが孤独に打ち勝つ方法
カフェで仕事する。たとえ週に1度でも、やる気が得られます。ありがたいことに、私の家の近くにあるコーヒーショップには、大真面目な顔でノートパソコンを叩きながら仕事に励んでいる人はあまりいません(私を除いて、ですが)。
人々は会話を楽しんでいて、その声が私に活力を与えてくれます。
バーで仕事する。米Lifehackerで飲食関係の記事を担当するエディターのClaire Lowerは、この方法に絶大な信頼を置いています。そのわけは、こちらからどうぞ。
ほかの在宅勤務者といっしょにランチを食べる。なぜかはわかりませんが、同じ在宅勤務者との初めてのランチでは、とてもぜいたくな気分が味わえます。また、相手も同じような業界で働いている場合は、仕事の話もできますし、意見の交換もできます。
コワーキングスペースで机を借りる。多くのコワーキングスペースでは、時おり環境の変化が必要になる人のために、「1日だけのパス」が用意されています。
ジムに通う。私の友だちのSooさんは、以前はランニングやスイミングのような、1人でできる運動が好きでした。ところが、1人で働くようになってからは、ヨガやボクシングのような、人と交わるクラスが好きになったそうです。
ひとりだけの環境で、なんでも自分で判断する在宅勤務者は、精神的な疲れを感じがちです。なので私の場合、何をするのか、いつ、どのように呼吸するのか、手と足をどこに置くのか、といったことを誰かに指示してもらえる時間が必要なんです。
ボランティアに参加する、アルバイトを見つける。フリーランサーで、時間に少し余裕がある方の場合、時間の融通がきくアルバイトやボランティア活動を行うことで、自分の狭い世界の外にいる人たちとの接点をつくることができます。クリエイティブ業界にいるフリーランサーで、バリスタやウォーキングツアーのガイド、映画館の案内係、家庭教師などのアルバイトをしている人たちの話を聞いたことがあります。こうした活動から得られる交流は興味深く、クリエイティビティーを刺激してくれるそうです。
参加したい地元のグループや、受講したいクラスを見つける。「Meetup」や「Facebook」「Nextdoor」をチェックしてアイデアを探しましょう。
余暇を重視する。米LifehackerスタッフライターのPatrick Allanによると、彼の場合は少なくとも週3日、友だちとの約束を予定に入れるようにすると、かなり精神的に楽になるそうです。
飲みに行ったり、夜通しゲームをしたり、いっしょにワークアウトしたり、映画を観に行ったり、何でもかまいません。待ち遠しい遊びのイベントがいつでもあるように、前もって予定を立てておくんです。楽しみがあると、かなり心が救われます。
セラピストに相談する。これは誰にとっても、本当に効果てきめんです。
オンラインでつながる。米Lifehackerで健康関係の記事を担当するエディターのBeth Skwareckiは、1日中いろいろな人と顔を合わせています。でもその一方で、彼女はこんな風に言っています。
正直言うと、私の人との交流は、ほとんどがオンラインなんです。TwitterやFacebook、Slackなどで、いろいろな人たちとつながっています。Slackがなかったころは、本当に孤独でした!
ペットを飼う。ペットは、最高のオフィスメイトになってくれます。ライターのCatherineさんはこう言います。
愛犬に話しかけています。彼女は、友だちや同僚のような存在なんです。おかしいですか? どう思われてもかまいません。午後3時にパジャマ姿の私が、シャワーを浴びずに子どもたちを迎えに行っても良いかどうか考えていても、彼女が私を批判することはありません。
リモートワーカーなら、上司に「関係構築戦略」を提案する。ほかのリモートワーカーがあなたと同じ街で働いている場合もあります。労働文化の強化を目的とする集まりを四半期ごとに開いてもらえないか、会社に確認してみましょう。
孤独の良さを受け入れる。孤独とどうやって戦っているのか、いろいろな人たちに話を聞いていたら、友だちのEddieさんからこんな回答がありました。「孤独と戦うだって? 僕は孤独を歓迎するよ! そのおかげで仕事がはかどるんじゃないか。むしろ僕は、気を散らすモノや人との交流と戦っている」
人はしばしば、「隣の芝生は青い」的な見方をしてしまいがちですが、大切なのは、在宅勤務がもたらしてくれる喜びを忘れないことです。あなたの邪魔をする人は誰もいません! この素晴らしい孤独を受け入れましょう。もし静かすぎるようだったら、こちらのプレイリスト(英文)を仕事のお供にどうぞ。
Image: Photographee.eu/Shutterstock via Lifehacker US
Michelle Woo - Lifehacker US[原文]
訳:阪本博希/ガリレオ