最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (最近日の1日分の記事)

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(208.3.19) TOPIX 1719P (-16) 日経平均 21480円 (-195) 12.0億株 (2兆1678億)


昨日の海外株は、

(1)中国上海  -0.65%
(2)英FT100  +0.34%
(3)独DAX   +0.36%
(4)仏CAC   +0.29%
(5)NYダウ   +0.29%
(6)ナスダック   +0.00%

米国には特に材料はなかったが、トランプ政権への懸念があるため大きくは動けず。長期金利は2.846%(+0.017)へと若干上昇する。

米国の実質GDPが2%になり、インフレ率が2%になれば、長期金利は4%になってもおかしくはない。例えば2017年10-12月GDPは+2.5%成長だし、2018年2月のインフレ率は+2.2%です。GDPやインフレ率は時期により変動するので、これを丸めると通常であれば米国長期金利は3~4%になってもおかしくありません。

ところが現在の長期金利は3%以下です。このGDP成長やインフレ率はFRBの金融緩和による結果であると市場は判断している。金融緩和の出口にきているのに、出口を出ると今後のGDP成長とインフレ率に重大な影響を及ぼさないのかと心配しているのが米国市場の現状でしょう。

日経平均は明確に25日線と9日線を割り込みました。あとは200日線が下値支持線として残っているだけです。9日線・25日線・75日線は概ね下向きになっていますが、200日線は上向きであるので、これを下回るには相当な悪材料が発生しないと無理ではなかろうか。

昨日、逆張りの買いはそう難しいことではない、と言いました。ただそのためには、①買いのチャンスは限られるし、②勝率も70%を越えることはない、ということを知っておかねばなりません。

次のような簡単な条件表を設定して、2001年1月1日~2017年12月31日までの8年間について、私が固定的に決めている東証1部(ETF・REITを除く)の1878銘柄について検証を行いました。



次図は過去8年間の成績です。売買ルールは、①仕掛けて15日目の翌日の始値で決済する。という簡単なものです。

この勝率は65.8%、PFは2.78倍、平均利益率は+2.59%(負けたときの損失を通算)です。勝率が65.8%であるので、3回に1回は損失がでますが。トータルすると、1回仕掛けたら+2.59%%の利益がでているのだから立派なものです。数多いファンドのうちでも1/10~1/50位の成績をだしているのでなかろうか。



次に15%の利益がでたら利食いするという売買条件をつけてみました。

この売買条件によると、①平均利益%は2.59%→2.68%へ向上し、②勝率65.8%→66.1%、③PFは2.78が倍→2.88倍へと少し向上しています。適切な利食いは利益を増加させます。




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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治

              
2012.4.10 から...