シルク・ドゥ・ソレイユ男性団員が公演中に落下、死亡
カナダのエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の男性団員が17日夜、米フロリダ州タンパベイでの公演中に落下し、搬送先の病院で死亡した。サーカス団が発表文で明らかにした。
死亡したエアリアリスト(空中曲芸師)のヤン・アルノーさん(38)は、ひもでつるされて行う空中アクロバットの最中、舞台に落下したという。
サーカス団のダニエル・ラマー社長は発表文で、「シルク・ドゥ・ソレイユの関係者全員が衝撃を受け、非常に悲しんでいる」と述べ、アルノーさんは、「みんなから愛されていた」として死を惜しんだ。
アルノーさんはフランス出身で、団員として15年以上活動していた。
サーカス団は、地元当局と協力し原因を調べていると述べた。18日にタンパで予定されていた2公演は中止された。
ステージ上で団員が死亡するのは、シルク・ドゥ・ソレイユにとって今回が初めてではない。2013年6月には米ラスベガスの公演で、ステージから落下した女性パフォーマーが死亡。2016年には、技術者が昇降装置に挟まれて死亡している。技術者は同団創設者の一人、ジル・サンクロワ氏の息子だった。
(英語記事 Cirque du Soleil: Aerialist Yann Arnaud dies in Florida show)